カツ丼小僧
「キヨシさん、すごいじゃありませんか、………
横浜DeNAベイスターズ、………破竹の快進撃です、………
昨日(5月6日)の対ヤクルト戦の試合までで、34試合を消化し、
20勝14敗、勝率588、2位の巨人と1.5ゲーム差、3位のヤクルトと3ゲーム差が、
ついています、………
これは本物ですよ、………このままいけば、優勝だって夢ではありません、………
さすがの超悲観的性格の僕でも、これなら、なんとか行けそうな気もして来ました、
キヨシさん、頑張ってください、……… 我らに夢を、……… 」
中畑清
「うん、………
でも、試合をするのは、選手であって、監督じゃないから、………
今年は、出だしが良くて、おやっ、と喜んだんだけど、それも束の間、
一時は、悪夢の7連敗、というのがあって、ホント、どうなる事かと
冷や汗もんだったけどね、………
ここへ来て、また俄然、盛り返してきて、ぜっこうちょ~~~~~~っ、です、」
野村克也
「ふん、………
監督が、こんなことぐらいで、盛り上がったりして、どうするんや、………
まだ、ペナントレースは、始まったばかりやないか、………
これからや、……… 選手たちを、よう、引き締めていかにゃぁ、……… 」
カツ丼小僧
「キヨシさんは、現役時代、いつも「絶好調」という言葉を口にする事で
「絶好調男」としても有名でしたが、
やはり、こういうポジティブな言葉を、普段から口にする人っていうのは、
勝運がおのずとついて廻るものでしょうかね、………
僕も占い好き、迷信好きの人間なもんで、
やはり、言霊(ことだま)とか、信じるタイプなんですよ、………
肯定的な言葉を、何度も繰り返して、常に口にし続けていると、
やがては、それが現実の物となって、目の前に現れるという、……… 」
野村克也
「なんや、………それなら、
お前も、ワシと同じで、超悲観主義やから、
一向に、良い運気が訪れないんと違うか、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、野村さん、………
でも、本当の事を言えば、僕は、空想世界の中では、
もう行き着くとこまで、行っちゃってるんですよ、………
ただ、あまりにも、現象として、それが目の前に展開する事がない日々が
長く続くんで、最近では、少し根負けしつつある、というか、………
さすがに、50を越えても、未だに知名度ゼロじゃ、
いくら僕でも、段々と自信を失くしてきますよ、………
いくら盛り上がりの照準を、人生の後半に置いているとはいえ、……… 」
松坂慶子
「でも本当に、カツ丼さん、たまに凄いこと口走りますものね、………
「ハレムの王様」だとか、「世界制覇」だとか、
「警察組織、全乗っ取り」だとか、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、………
若い時から、考える事は、いつも同じ事ばかり、………
でも、もう、考え過ぎて、いい加減、頭の中が飽き飽きしてきました、
そろそろ、現象として、何か、起こってくれなきゃぁ、……… 」
黒咲蘭
「でも、私と知り合ってからは、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そうなんですよ、蘭さん、………
年末・年始に予想していた通り、今年は物事がスピーディに進展しています、………
現在、既に FC2で、僕のイラスト動画(蘭さんの実写を含む)が32本も上っています、
そして、結構なアクセスも頂いています、………
今まで、のらくらしていた僕の人生が、嘘のようです、
このまま行ったら、半年後には、かなり様相が変わっていると思います、
出来れば、9月には、ベイスターズの優勝が決まると同時に、
僕の知名度も浮かび上がる、というのが、理想ですが、……… 」
大橋巨泉
「でも、お前、………
今年、お前の不手際で世間を怒らすような不吉な事件が起こるとも、
言っていたけど、………
まだ、何も、起こっちゃいないね、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そうですね、……… 今の所は、まだ何も、………
やはり、僕の一途な思い込みだったのか、………
いや、もちろん、正統な理由で、僕の知名度が上がれば、
それにこしたことはありません、………
とにかく、今年が僕にとっては、全てなんです、………
占術的にいっても、間違いありません、………
予感としてもタイミングとしても、そうです、………
年末・年始に言った通り、今年何も起こらなければ、もう何もないと思います、
すべては、夢・まぼろし、という事で、……… 」
黒咲蘭
「今年は、まだ、8ヵ月近く残っているわ、………
私も、一生懸命、協力しますから、絶対に夢を達成させてね、……… 」
カツ丼小僧
「うん、……そうね、………
夢なければ、死を選ぶべし、………
夢なければ、死を選ぶべし、………
でも、もう、夢を見るのも、くたびれちゃったから、……… 」