カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 253

カツ丼小僧

「それでは、昨日の続き、………大橋巨泉さん、………

 「今週の遺言」、お願いします、……… 」

 

刀根麻理子

「巨泉さ~~ん、……… がんばって~~~~っ♡、」

 

松田聖子

「巨泉さ~~~ん、」

 

大橋巨泉

「うん、………それじゃぁ、始めるから、………

 癌という難敵と対峙して、1年半、………

 改めて、命とか、死とかいうものについて、考えさせられた、

 

 よく「人の命は地球より重い」とか、「かけがえのないいのち」とか言われるのは、

 人間は必ず死ぬからである、………

 そして、人間は、一回しか生きない、

 その一回の人生を、楽しく過せることが、人間、最高の倖せの筈である、

 

 自分は一生、銃を持たない、

    一生、人を傷つけない、

    ましてや殺さない、………

 

 そうした人生を送れたら最高だと考えて来た、………

 それは、小学生だった戦争中、人の死を多く見て来たからである、………

 

 皇国少年だった俺は、ある時、疎開先で、撃墜された米国機を友人と見に行った、

 「米英は鬼畜」と教わっていたから、「ざまあ見ろ、」と思っていた、

 

 すると、黒こげになった米兵の死体を棒で叩いている、老婆の姿に出会った、

 「大事な息子を殺した罰だ、思い知ったか、」というような事を叫んでいた、

 

 高揚していた、自分たちの気持ちが沈んだ、………

 この米兵にも、母がいる筈、………と思うと、やりきれなかった、………

 

 もう、敗戦も間近い頃であったが、

 この頃から、自分たち、皇国少年の心に、疑問が生じたのかも知れない、 」

 

カツ丼小僧

「そう言えば、浩宮様と雅子様の姿が、まだ見えないな、………

 あと、柏原芳恵ちゃんも、……… どうしたんだろう、………? 」


所ジョージ

「今頃、きっと、三角関係のもつれがありますよ~~~、

 修羅場になっているかも、……… 」


松本伊代

「この座談会も、もっと、皇室の人たちが絡んでくれば、面白いのにね、……… 」


大橋巨泉

「天皇・皇后両陛下がパラオを訪れ、前大戦の「すべての犠牲者」に哀悼の意を表し、

 花を捧げられた、………

 同期生の俺にはよく解るが、81歳の老人にとって、熱帯の島への旅行は、

 決してラクではない、

 それをあえて決行した陛下の決意を考えなくてはならない、


 疎開先から帰京された陛下が見た東京は、自分が見たそれと同じく、

 全くの焼け野原であった、………

 心ある若者なら、母国を二度と、こんな状態にしてはならないと思った筈だ、


 自分が何回も書いて来たように、現天皇は、第一級の戦後民主主義者である、

 今回の訪問も、それを身をもって証明された行為だ、


 こんな立派な方を、国の象徴として戴いている一方で、

 安倍首相率いる現政権は、陛下が忠実に守ろうとしている憲法を

 解悪しようとしている、

 再び、軍隊を持ち、武器を作って売ろうとしている、

 安倍君は一度、ゆっくり陛下と膝つき合わせて話し合ってみると良い、


 きっと、戦後生まれの首相の知らない、戦争の悪を語ってくださると思う、

 戦争を体験した人間が減り続ける今、簡単には死ねない、」



カツ丼小僧

「巨泉さん、有難うございました、………

 また、次回の「今週の遺言」も楽しみにしています、


 それでは、今日は、この辺で、……… 」


渡辺麻友

「シー、ユー、アゲイン、………また、見て、ね~~~、

 さよーならの、ハイチャッチャ、……… 

 おやすみなさ~~~い、…… でちゅよ♡、」