カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 248

カツ丼小僧

「さてさて、「今週の遺言」、前回の続き、………

 ゴルフクラブの話でしたね、……… 巨泉さん、お願いします、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、………

 リタイアした人、まだ仕事をしている人が半々で、住民に大きな特権があった、………

 すべての飲食及び、商品購入は割り引き、家に泊まるハウスゲストも特権つきだった、

 

 一週間、やりたい放題、ゴルフが出来るクーポンが、

 わずか150ドル(1万5000円)だから、毎日やれば、2000円ぐらい、………

 当時のグリーンフィーの10分の1なので、わが家は、千客万来であった、」

 

藤子不二雄A

「素晴らしい、……… 

 今度、漫画「プロゴルファー猿」の題材に使おう、……… 

 でも、ゴルフコースの大きな池は、巨泉氏のことを表しているのかも、……… 」

 

大橋巨泉

「おいおい、何でも、名前に引っ掛けるなよ、………

 この座談会に出席している人間は、みんな迷信大好き人間になっていくんだ、……… 」

 そんなこというなら、お前、何で、男なのに「藤子」なんだよ、………」 


藤子不二雄A

「それは、ちょっと、言えませんが、

 相棒の、藤本とコンビ解消して、二人で一人の男ではなくなりました、………

 だから、「不二雄」です、……… 」

 

大橋巨泉

「それじゃぁ、Aというのは、………? 」

 

藤子不二雄A

「本名の「安孫子素雄(あびこ・もとお)」のイニシャルです、……… 」

 

大橋巨泉

「そうか、………だったら、藤子不二雄Aより、

 「味の素雄」の方が、面白いと思うけどな、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「すいません、………話を元に戻します、………

 

 ………しかし、バブル経済ははじけ、イ・アイ・イは破綻、………

 経営権は、管理人に移った、………

 更に、マレーシアの華僑の会社に落札された、

 

 日本人のメンバーの漸減が始まり、俺もまもなく辞めた、………

 住民の特権が、どんどん削られ、ハウスゲストも、

 ビジター・フィー(会員以外の人の料金)を払わされるようになったからだ、

 

 俺は「見切り」が早いので、辞めたら入会金を全額返してくれた、………

 昨日出会った旧友の話では、今辞めると、5000ドル取られるという、

 ユメは、長く続かない、………

 

 俺は、気候変動で、オーストラリアが暑くなったので、

 自然に、ニュージーランドに本拠地を移した、………

 それが良い「見切り」となったのだが、石坂、さんまの両君は、

 今でも、家がある筈である、……… 」

 

明石家さんま

「ホンマ、私、えろう、損したような気分でっせ、………

 アホちゃいまんねん、……パーでんねん、でっせ、……… 」

 

石坂浩二

「ははは、……あんた、金ならいくらで持ってるから、いいでしょう、……… 」

 

明石家さんま

「だから、パーでんねんと、言っとりまっしゃろ、……… 」

 

中村玉緒

「自分の災難まで、笑いにしてしまう、………

 まさに、プロ魂でんな、……… 」

 

明石家さんま

「ゴルフの方も、何度やっても、パーで上りますねん、……… 」

 

中村玉緒

「……………。 それは、あまり面白くありまへんな、……… 」

 

大橋巨泉

「オーストラリア自体の状況も、あまり良くない、………

 日本に代わって、中国が、石炭を大量に買い出して、数年経つ、………

 当時は大よろこびで、「炭坑夫の給料が首相より高い、」というジョークを受けた、

 

 ギラード政権は炭坑関連企業に、「資源税」を課し、

 その税収で、経済をまかなう策に出た、………

 これが失敗で、経済のバランスが壊れ、製造、観光、教育など、

 他の分野の低迷を招いた、

 

 選挙で労働党は敗れ、保守連立の時代に入っているが、

 アボット首相の手腕は、今いちだ、………

 この国の状況の悪さは、隣りの小国NZとの、通貨比較に如実に現れている、

 

 一時は、NZとの通貨比較に如実に現われている、

 一時は、NZドルは、豪ドルの半額近かった、

 それが今や、1ドル90円前後と、ほぼ互角である、……… 」


中村玉緒

「ほうほう、………ぐふふ、……… ほうほう、………ぐふふ、……… 」


明石家さんま

「あんた、本当に、意味がわかっとるのかいな、……… 」


大橋巨泉

「気候変動も、この国には、マイナスに働き、

 毎年のように旱ばつ(山火事)や洪水に悩まされている、………

 

 しかし一時は、「世界で最もラッキーな国」と呼ばれた国だ、

 楽観的なオージー精神を失わなければ、必ず、この国は帰ってくる、……… 」


カツ丼小僧

「はい、巨泉さん、………

 今日も、前回に引き続き、「今週の遺言」、

 300回記念(後半)、ありがとうございました、…………

 これからも、また、期待しています、……… 


 それでは、今日は、時間がありません、……… 

 どなたか、最後の一言、手短にお願いします、……… 」



西城秀樹

「さ、」


飯島直子

「い、」


野口五郎

「ご、」


野村克也

「の、」


薬師丸ひろ子

「ひ、」


所ジョージ

「と、」


近藤真彦

「こ、」


所ジョージ

「と、」


カツ丼小僧

「あっ、所さん、……… このコーナーは、一人、一回までです、………

 二回はいけません、……… 」


所ジョージ

「あっそ、……… 」


カツ丼小僧

「あっ、……… 」