カツ丼小僧
「今日は、月曜日、「週刊現代」の発売です、………
いつものように、大橋巨泉さんの「今週の遺言」をテーマに話を進めて行きます、………
皆さん、今週の週刊現代(3月14日号)の、88ページを、お開きください、………
見出しには、
「女性の輝く社会」宣言の安倍政権が、夫婦別姓も出来ないのは「二枚舌」だ、………
………と、ありますね、………
それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」
大橋巨泉
「うん、………
でも、その前に、この座談会の主催者である、カツ丼小僧に、
ちょっと一言、言いたいんだけどさ、………
この座談会では、俺の「今週の遺言」のような、崇高なテーマを取り上げておいてさ、
なんで、片や一方で、ノベル「雅子様とカツ丼小僧氏の優雅な生活。」のような、
あんな馬鹿げたエロ小説なんか、書いてるんだよ、………
少し、矛盾していないかい、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、……少しどころか、大いに矛盾してますね、………
まぁ、僕の場合、小説は息抜きですよ、………
固いのとエロバカ、……両方交互にやっているから、続けていられるんです、
どちらか一方だったら、頭がおかしくなって、これだけ続きませんよ、……… 」
都築響一
「あ、………また「続き」がでた、……… 嬉しいなぁ、……… 」
大橋巨泉
「うん、確かに、こっちの座談会の方だけでも、相当、エロやナンセンスが、
交じっているからな、……… 致し方ないか、………
俺の「11PM」も、そうだったしな、………
それじゃぁ、始めます、………
その後「曽野綾子事件」は、どうなっているのだろう、………?
俺が、このコラムでリクエスト?した、安倍首相の感想はあったのか、………?
おそらくないのだろう、………
自分の不利になるような事には、首をつっこまないだろうから、………
大体、こうした”差別”にかかわる発言をするのは、
その人が「強者の論理」をふり廻すからである、………
「白人、アジア人、黒人、」という時、曽根さんは、自分もアジア人で、
分離されて生活するシーンを思い浮かべたであろうか、………
おそらく御自分は、別の(高い)所に居て、
無関係に見下ろしておられたに違いない、……… 」
白鵬翔
「僕は、モンゴルだけど、………どうしても、大相撲で負けた時には、
おおいに、屈辱感が伴うんです、………
僕が負けた時には、大きな歓声と、拍手喝采が、国技館に響きわたる、………
やたら、座布団が飛ぶしね、………
なにか、とても差別のようなものを感じる、……… 」
北の湖敏満
「私の場合は、……… 」
浅田美代子
「憎らしい程、強い横綱でしたね、………理事長、……… 」
小倉優子
「うふふっ、……そうなんですか、? でも、白鵬さんは、もっと強いですよ、
白鵬さんは、強い割には、たぶん憎まれてはいない方だと思いますけど、………
これは、白鵬さんの仁徳ではないでしょうかね、……… 」
北の湖敏満
「……………。」
大橋巨泉
「先程の曽野さんの事でいえば、実は、自分にも、
そういう時期があったから、よく解る、………
テレビの司会者として、人気が出て、コメントを求められると、
どうしても「勝ち組」の側から発言してしまう、………
あの時、(のちに)恩師と仰いだ、故、山口瞳先生の一言がなかったら、
と、考えると怖ろしい、………
先生は「敗ける人がいるから、勝つ人が居るんですよ、大橋さん、……… 」
と、言われた、………
後ろ頭を金槌で叩かれた思いで、目が覚めた、………
あれから半世紀、俺は、いつでも、先生が教えた、
「物事は、両面から見るように」している、………
少子高齢化で、移民が必要になる、日本の立場で考える時、
生活のために故国を離れて、日本に来る人々の側からも考えるのである、」
中村玉緒
「ふん、ふん、……両面からね、……なるへそ、なるへそ、………
へそも両面から、……… 見えないか、……… 」
大橋巨泉
「うん、……そういった、玉緒さんのチャチャ入れだってさ、
案外、俺のしゃべくりに効果的になっているのかもしれない訳で、………
必ずしも、邪魔になるものではないと、……… 」
中村玉緒
「ぬほほほほほ、………それは、それは、………
さすが、巨泉さん、……… よ~~~く、わかっていらっしゃる、……… 」
大橋巨泉
「曽野さんだって、一瞬でも、そちら側から考えたら、
あんな発言は、なかった筈だ、………
その点、安倍さんも同じ立場の人だから、通り一遍のことしか言えないだろう、
「夫婦別姓」の問題も、
そろそろ最高裁の結論が出ると思うが、全くの同根である、………
夫婦別姓を認めない、日本の民法の規定は、
男女平等の憲法の理念に、著しく違反している、………
たとえ多数が現状に満足していても、
不利を蒙る少数派のために法律は変更すべきだ、……… 」
江本孟紀
「でも、巨泉さん、……かつて、……… 」
大橋巨泉
「うん、そうなんだ、………
俺はかつて、「夫婦別姓」を無条件に認める事に反対した事がある、………
それは、カナダで起こった、”近親結婚”に関わる悲劇を知っていたからだ、
しかし、日本には、戸籍というものが存在するので、そうした悲劇は起こるまい、
という、投書をいただいた、………
こうした、技術的な問題さえ解決されれば、”別姓”に反対する理由はない、
何故なら、夫婦別姓を禁じている国は、日本だけなのだから、……… 」
カツ丼小僧
「え~~、巨泉さん、すいません、………
ちょっと、お邪魔します、……… へっへっへっ、………
僕が、姓名判断の、熱心な信奉者である事は、皆さん、御承知の事と思われますが、
実は、姓名判断の立場から言っても、名前は夫婦別姓の方が、
よろしいのではないかと、思うんです、………
結婚後、名前が変わってしまうと、実は、夫婦の名前の相性に、
大きな変化をもたらしてしまうからです、………
恋人、恋愛時代は、あれ程のアツアツで、人も羨むほどの、
相思相愛のカップルだったのに、結婚してからは、急に愛が冷めてしまって、
険悪な間柄になってしまう事が、多々あるんです、………
もちろん、その逆の場合もあるでしょうが、やはり恋愛中は、
相性が抜群にいいから、お付き合いしていた訳じゃないですか、………
ですから、確率としては、いい方から、悪い方へと変わる場合が、圧倒的に多い、
それも、実は、結婚した後、女性の方の名字が変わってしまったからなんです、………
それに、男女の「姓」が同じになると、2人の置かれた立場も、非常に似て来ます、
確かに、「姓」が同じになる事によって、夫婦としての、一心同体感は出て来ますが、
あの、恋愛時代に経験したような、友達感覚のような、新鮮味のある、
みずみずしい感情は、薄れてしまうのです、………
へたすりゃ、ぬかみそ臭くなる場合も、……… 」
大橋巨泉
「姓名の問題は、
その国(民族)の歴史や宗教、文化などによって律せられるから、簡単ではない、
卑近な例で言えば、隣りの韓国は、夫婦は別姓である、
しかし、これは、日本より近代的かというと、必らずしもそうではない、
日本が神道の影響で、夫婦が同姓なのに対し、
韓国は、圧倒的に儒教の影響が強いので別姓なのである、」
中村玉緒
「なるへそ、なるへそ、……… ということは、………
なるへそ同士が結婚しても、でべそにならず、やはり、なるへそ、……… 」
飯島直子
「なんじゃ、そら、………? 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「韓国は、むしろ日本より封建的、というか、「女はよそ者」という概念から、
夫の姓を名乗れない側面が強い、………
その証拠に、生まれた子は、父の姓になる、………
中国も、ほぼ同様の扱いだが、このアジアの隣国が、日本より進んでいるのは、
近年の家族や生活様式の変化に、政治が動いた事である、
現在の中国では、夫婦の同姓は認められる、………
子供の姓も選択性になっている、
欧米でさえ、さまざまである、………
キリスト教ーーー特にプロテスタントが多い、
アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、などでは、基本的に夫婦は同姓である、
ただ近年の生活の様変わりで、選択的夫婦別姓を認めるようになっている、
アメリカのように州権の強いところでは、州によって法律が違うので、
その州に行って、別姓を認めてもらうケースもある、 」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、ありがとうございます、………
いつも、ご苦労様です、……… 巨泉さんは、知識の泉です、………
本当に感謝しています、……… この続きはまた、次回もお願いします、」
都築響一
「あっ、……また「続き」がでた、……今日は、ついてるなぁ、……… 」
リリー・フランキー
「ははははは、………
「続き」なんて、しょっちゅう、出てますよ、………
今頃、気付いたんですか、………? 「腐乱キー」は、ないけど、……… 」
飯島直子
「なんじゃ、そら、………? そんなダジャレ、もう、いいじま、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
カツ丼小僧
「それでは、これで、今日の座談会は、終わりとします、………
そうですね、今日は、昭和最後の、1988年(昭和63年)のヒット曲の紹介を、
どなたか、お願いします、……… 」
明石家さんま
「そうでっか、それじゃぁ、今日は、私がやりますがな、………
アホちゃいまんねん、パーでんねん、………これ、いつの流行語でしたっけ、?
あ、……… もう少し前、………? うん?、タケチャンマンの頃でっか、?
そんなこと、……知っとるケ! あ、すいません、………
それでは、1988年のヒット曲、行きまっせ、………
♪倖せって、何だぁ~~~っけ、何だぁ~~~っけ、………あ、これも違うわ、………
じゃかぁしいわっ、いくでぇ~~~~~~っ、 私、サイテーの男ですっ、………
♪抱きしめてTONIGHT(田原俊彦)、 ♪パラダイス銀河(光GENJI)、
♪乾杯(長渕剛)、 ♪人魚姫 ~mermaid~(中山美穂)、
♪MUGO・ん・・・色っぽい(工藤静香)、 ♪DAYBREAK(男闘呼組)、
♪ANGEL(氷室京介)、 ♪TATTOO(中森明菜)、 ♪C-Girl(浅香唯)、
♪Wnat's your name ?(少年隊)、 ♪You Were Mine(久保田利伸)、
♪恋したっていいじゃない(渡辺美里)、 ♪Beach Time(TUBE)、
♪GET BACK IN LOVE(山下達郎)、 ♪いつか何処かで(桑田佳祐)、
………以上です、………
もちろん、全て、ワイの独断と偏見や、………文句ある奴は、いるかぁ~~~~っ、
島田紳助以外だったら、みんな相手にしちゃるから、かかってこいや~~~っ、 」
笑福亭鶴瓶
「1988年は、光GENJI 全盛の年や、………
スケボー、クルクル乗り回して、………カッコよかったなぁ、ホンマ、………
この年の 光GENJI のヒット曲は、♪「パラダイス銀河」の他に、
♪「Diamond ハリケーン」、♪「ガラスの十代」、♪「剣の舞」、等があります、
よう、覚えたってや、……… ついでに、わての「ミネラル麦茶」のCMもな、………
わははははは、……… 」
南野陽子
「私の曲が、ないじゃないのよ~~~っ、………
前回は斉藤由貴ちゃんに言って貰ったから、今回は、私が言っちゃうからっ、………
この年、1988年にヒットした私の曲には、
♪「吐息でネット」、♪「あなたを愛したい」、♪「秋からも、そばにいて」、
♪「はいからさんが通る」、等があります、……… 」
デヴィ夫人
「また、やってる、……… もう、やめなさい、というのに、……… 」
浅香唯
「私は、さっき紹介してもらった、♪「C-Girl」の他に、
この年、♪「セシル」がヒットしたの、……… 」
マツコ・デラックス
「うん、……まぁ、このくらいなら、なんとか、許せるわね、………
かわいいものよ、……… 」
田原俊彦
「あはははははっ、……… 」
萩本欽一
「それでは、次に、1988年、その他の、話題になった曲、行ってみようっ、………
♪みんなのうた(サザンオールスターズ)、 ♪祝い酒(坂本冬美)、
♪SEVEN DAYS WAR(TM NETWORK)、 ♪港の五番町(五木ひろし)、
♪AMBITIOUS(ハウンド・ドッグ)、 ♪最後の言い訳(徳永英明)、
♪想いで迷子(チョー・ヨンピル)、 ♪Jim & Jane の伝説(チェッカーズ)、
♪彼女と TIP ON DUO(今井美樹)、 ♪風のLONELY WEY(杉山清貴)、
ということで、これで、ドーンと、やめてみようっ、……… 」
一同
「…………… 」
ビートたけし
「萩本さんの、ギャグには、もう誰も笑わないよ、………マンネリ、………
いや、それ以前の問題みたい、……… 」
松本人志
「た、たけしさんだって、未だに、コマネチはないでしょう、……… 」
タモリ
「マンネリでも、飽きられなけりゃぁ、……それもまた、いいんじゃないですかね、」
今井優子
「♪ラ~~ヴィン、ユゥ~~~、」
カツ丼小僧
「いつも、聴いてます、……… 」