カツ丼小僧
「え~~、お待たせしました、………久々の座談会です、………
今回も、勿論、「週刊現代」、大橋巨泉さんの「今週の遺言」です、
皆さん、今週号(2月21日号)の週刊現代、92ページをお開きください、………
それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」
藤原紀香
「あ、……でも、その前に、………
今、このブログで、講談社から発行されている、「ルパン三世 DVDコレクション」
の紹介をしているわね、………ルパンも、次元も、五ェ門も素敵だけど、
私ね、……峰不二子には、かなりの影響を受けているの、………
今回のDVDコレクション、毎回楽しみだわ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……僕も、ルパンアニメの、特にファースト・シリーズは、子供の頃、
再放送で、何度も繰り返し報道されていましたので、よく観ました、………
あれは、たかが漫画、などと一言で片づけてしまう事が出来ない程の、
芸術作品ですよ、………大隅正秋さんも、大塚康生さんも、宮崎駿さんも、
高畑勲さんも、本来なら皆、国民栄誉賞ものですよ、………
本当に素晴らしい、……… 」
吉永小百合
「ふふふ、……… カツ丼小僧さんの話には、いつも「国民栄誉賞」が出て来ますわね、
本当は、カツ丼さんも、欲しくてしょうがないんじゃないかしら、………? 」
カツ丼小僧
「いえいえ、……吉永さんこそ、貰ってないのが不思議です、……… 」
王貞治
「OH ! !」
刀根麻理子
「でも、今度は、「キャッツ♡アイ」のDVDを出してもらえないかしら、………
そうすれば、私の歌、「デリンジャー」が、……… 」
松坂慶子
「でも、カツ丼さんは、講談社には、随分とお世話になっていますわね、………
「今週の遺言」といい、今回のルパン三世DVDといい、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そうですね、………確かに、それは、……… それに、なんといっても、
日本最大の出版社ですからね、………頼りがいがありますよ、………ふふふ、……… 」
大橋巨泉
「わははははは、……… 何だい、?
お前、もしかして、また、得意の「前世の因縁」かよ、………
今度、一度、「前世の因縁」っていうタイトルで、
週刊現代に、エッセイの連載でももらったら、どうなんだよ、………
ウケると思うよ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、……それに、何と言っても、若い頃、特にお世話になったのが、
写真週刊誌の「フライデー」です、…… あれは、よかった、………
実は、最近でも、また読むようになったんですがね、………
あ、そうだ、……… 実は、今回、僕のホームページのナビゲーションに、
新たに、「松坂慶子」のコーナーを設けましたが、その写真も、3枚中2枚が、
少し前に、週刊現代に掲載された写真の切り抜きなんですよ、………
若き日の慶子さんの写真、………皆さん、是非、見てください、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さん、…… ありがとう、……… 」
大橋巨泉
「それじゃぁ、そろそろ始めるから、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、それでは、巨泉さん、………改めてお願いします、………
見出しには、
「格差拡大も、地球温暖化も、
利益と人類の将来の戦いだ、……… 頼りは人間の英知と良心、」
………と、ありますね、………
大橋巨泉
「うん、……先週、俺は、現代社会の「富の片寄り」について話した、………
たった1%の人が、世界の富の半分以上をもつ、というのは、
考えられない異常である、………
折りしも、来日したフランスの経済学者、トマ・ピケティ教授
(ベストセラー「21世紀の資本」の著者)も、
全く同様の主張をされていて、心強かった、………
教授は、株式や債券などの資産が、必要以上に値上がりして、
富裕層をつくりあげたという、………
これらの資産は、製造とか、文明文化の創造といった、
人類全体にプラスになるものと比べると、
いわゆる、「不労所得」(近頃あまり聞かれなくなった言葉)である、
昔は、こうした不労所得には、高い税金がかけられたものだ、………
それが近年は、株の取り引きなどを鼓舞するためか、税的に優遇されて来た、
つまり、日本を含む、西側先進国が、
この未曾有の「分配の格差」を生んだとも言える、」
カツ丼小僧
「実は、僕も、一種の「不労所得者」です、………
生まれてこの方、殆ど、一度も働いた事はありませんが、
何故か、お金には恵まれ、悠々自適とまではいかないにしても、
左程、不自由なく、今まで生きてこられました、………
これも全て、おとーちゃん、おかーちゃんのおかげです、………
おとーちゃん、おかーちゃん、今まで、育ててくれて、ありがとう、………
このご恩は、一生、忘れません、………必ず、ご恩は、お返しします、………
ぎゃわわわわ~~~~~~~ん、」
藤原紀香
「でも、カツ丼小僧さんの両親って、今、いくつでしたっけ、………?
確か、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、今現在、両親とも、共に76です、……… 」
大西結花
「それって、「世話になり逃げ」になりそうですよ~~~、」
カツ丼小僧
「ええ、でも、もし、そうなったら、誰か、他人の老後の面倒でもみますよ、……… 」
長嶋茂雄
「そ、そうですね~~~、カツ丼さん、……… もし、そうなったら、私の事、
よろしくお願いしまぁ~~~す、……… 」
長嶋一茂
「え~~~~~~~~っ、 ! ?
お、親父は、カツ丼さんの両親よりも、年上だぜ、………
でも、それもいいかもしれない、………
あの、インチキ強欲おばさんの世話になるよりかは、……… 」
松坂慶子
「一茂さんも、今、色々と大変ですわね、……… 」
長嶋一茂
「江角マキコの件といい、何で、俺の所は、こうも揉め事が多いのか、……… 」
野村沙知代
「うちの所より、ましよ、アンタ、……… 」
野村克也
「ふふふふふ、……… 」
大橋巨泉
「自分自身の事を考えてみても、テレビの司会者として高い所得を得ていた、
現役時代('70年~80年代)には、それは高い税金を払っていたものだ、………
地方税とあわせると、80%近い所得税を払っていたと思う、
つまり、1億円稼いでも、8000万円は税金であった、………
いわゆる「累進課税」というシステムであるが、
社会主義の敗北とともに、この税制は影をひそめる、………
今は、友人に聞いてみても、せいぜい50%くらいらしい、………
俺は、'90年に半引退(セミリタイア)して、高額所得者でなくなったので、
この恩恵には、浴していない、
今や、日本で累進課税を主張しているのは、共産党くらいのものだろう、
与野党の大部分が、資本主義を容認しているのだから、
おそらく、この傾向は続くのだろう、……… 」
中村玉緒
「どちらが、いいんでしょうかね、………私には、わかりかねます、………
勝新さんが、いてくれたら、……… 」
大橋巨泉
「たしかに高い累進課税は、仕事をする意欲をそぐ、という欠陥がある、………
しかし、ここまで貧富の差が大きくなり、テロリズムの温床の一原因になると、
何とかせねばなるまい、………
さきの選挙で、共産党が躍進した事を考え合わせると、
時は熟しているのかも知れない、………
こうした問題に特効薬はなく、人々の英知や良心に訴えるしかない、……… 」
中村玉緒
「私の英知と良心が、全て「勝新太郎」であることには、
なんら疑いの余地もありゃしまへん、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「同じような問題に、「地球温暖化」がある、………
俺は、80年代後半に、「巨泉のこんなモノいらない ! ? 」
というテレビ番組で取り上げ、今から着手しないと手遅れになると説いた、
また、'90年の、セミリタイア後の著書にも書いた、………
問題を大きく、難しくするのは、先進国と途上国のせめぎ合いだとした、
つまり、われわれ西側先進国が、さんざん石炭石油を使って、
公害をまき散らしておきながら、
ようやく追いついてきた途上国(代表は中国)に、
”君達は使うな”とは言えまい、と言ったのだ、………
それは、その通りになって現われ、
今日に至るも、効果的な枠組みは生まれていない、……… 」
中村玉緒
「もし、勝新さんが、巨泉さんのテレビ番組に出ていたら、
座頭市のように、世相をメッタ斬りにしてくれていたかも、しれまへんな、………
私、それを思うと、もう、胸が痛む思いですわ、……… 」
大橋巨泉
「'97年に日本が音頭を取った「京都議定書」も、
西側大国のアメリカやカナダが離脱した事もあり、世界中で研究・検討されている
(今年はパリで、11月から会議が予定されている)が、見通しは暗いと思う、」
中村玉緒
「うむむむむっ、………
か、勝新さんさえ、生きておられれば、……… 全てをメッタ斬りに、………
トワーーーーッ、 イヤーーーーッ、……… 」
大橋巨泉
「その理由は、自国の経済成長を、秤にかけるからである、………
ここにも、資本主義や議会制民主主義との相克があり、一筋縄では行かない、
誰だって「成長」は欲しいし、成長を謳わなければ、選挙には勝てない、………
しかし、温暖化は、そうした政治や経済の思惑などとは関係なく、
どんどん地球を侵食している、………
'01年には、俺は、参院予算委で、当時の小泉純一郎首相に質問した、………
たった十数年前に、「11PM」で撮影した山中湖の氷の上からの、
ワカサギ釣りに関してである、
今(当時'01)は出来ない、……… 何故なら、氷が張らないから、………
小泉さんは、「へぇ~~っ、ちっとも知らなかった、」と言ったが、
この一事をもってしても、温暖化は事実として進んでいた、………
そして現在は、もっと恐ろしい速度で、やって来ている、……… 」
中村玉緒
「ふぇ~~~っ、さすがに、こればかりは、勝新さんでも、どうにもなりまへんな、
ああ、恐ろしや、恐ろしや、……… なんまんだぶ、なんまんだぶ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
カツ丼小僧
「はい、……今日は、とりあえず、ここまでと致します、
巨泉さん、どうもありがとうございました、………
巨泉さんの、先見予知能力には、僕もほとほと感心させられます、………
もう、三十年近くも前から、このテーマを番組で取り上げて討論していたとは、………
そして、この興味深い話の続きは、また次回という事で、………
それでは、どなたか、今回も最後の一言をお願いします、…… 」
角松敏生
「おい、優子、………お前、今まで、何処へ行ってたんだよ、………
みんな、お前や、刀根さんの事、心配していたんだぞ、……… 」
今井優子
「え~~~っ、? 本当なんですかね、………
角松さん、………さっさと、出て行っちまえって、
言ってたんじゃないのかしらね、………
私が出て行ったあと、刀根さんがやってきて、しばらく、2人で一緒に、
日本国中の温泉を廻って来ちゃった、………
群馬の草津温泉、北海道の登別温泉、大分の別府温泉、由布院温泉、
それから、岐阜の下呂温泉、………
のどかな田園風景なんかも楽しめたりなんかして、本当によかったわよ、……… 」
浅香唯
「え~~~~~っ、 本当ですか、? みんなの心配をよそに、……… 」
西田敏行
「ぐふふふ♡、……優子ちゃんと刀根さんが、2人一緒に温泉にねぇ、………
色々と、想像しちゃうねぇ、……… 」
武田鉄矢
「に、西やん、…… な、何を想像しているんですか、………?
はしたない妄想癖は、昔からですが、……… 」
カツ丼小僧
「でも、武田鉄矢さん、………いつも言ってるじゃないですか、………
「僕と西やんは、ライバルだ、」って、………
「類は友を呼ぶ」の例え通り、………
でも、とにかく、刀根さんと優子ちゃんが、無事帰って来て、本当に良かった、
これから、ますます、エロ談義にも花が咲く、……というもので、……… 」