カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 218

カツ丼小僧

「皆さん、明けましておめでとうございます、………

 とは言っても、今日からもう、仕事始めですかね、………

 僕は、今日さっそく、眼科に行ってきました、………

 目に、かなりの炎症を起こしましたんで、……… 」

 

高橋みなみ

「えっ、? 大丈夫なんですか、………? 」

 

カツ丼小僧

「まぁ、なんとか、……… 辛いには辛いですが、

 今日も今日とて、カツ丼小僧で、頑張ります、……… 

 それでは、今日も今日とて、「週刊現代」、大橋巨泉さんの「今週の遺言」、………

 皆さん、今週号(1月17・24日)の、ちょうど100ページをお開きください、

 

 見出しには、

 「まだ、クイズダービーが出来る

  日本を戦前に戻そうとする安倍政権には、ペンで戦います、」

 

 ………と、ありますね、………

 それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」

 

大橋巨泉

「先日、TBSテレビの「中居正広の金スマ」でやった、

 「クイズダービー」の反響が、大きくて驚いている、………

 

 放映後、数日間、メール、FAX、電話、手紙など、想像を超えた反響があった、………

 80歳で、生放送同様の司会をやったという事だけでなく、

 放射線で、癌の治療を受けながら、という状況に、驚いた方も多かったようだ、」


カツ丼小僧

「巨泉さん、このまま、百歳目指して、ぶっちぎって行ってくださいよ、……

 僕も、お供しますから、……… 」

 

松岡きっこ

「ビックリしたでしょうね、………テレビを見ていた視聴者の皆さん、………

 まさか、闘病中の巨泉さんが、テレビに出てくるなんて、……… 」

 

カルーセル麻紀

「そう、そう、………しかも、夫人とご一緒に、……… ふふふ、……… 」

 

江本孟紀

「巨泉さんの司会ぶり、本当に素晴らしかったですよ、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、…… 俺自身も驚いているのは、一昨年の今頃との状態の違いである、………

 

 一昨年も、放射線治療の最中だった12月後半は、ほとんど何も出来なかった、

 病院ーーアパートーー自宅を廻っているだけで、ほとんどの時間を、

 寝て過ごしていた、……… 多い日は、一日20時間以上、眠っていた、

 

 体力も気力もなく、予定していた、テレビ、ラジオの出演は、

 やむなく、お断わりしたものである、………

 

 今回も、同じような放射線を受けているのに、副作用が、それ程ない、………

 やはり、部位によって、大きく異なるのだ、……… 」

 

中村玉緒

「巨泉さん、本当に良かったどすなぁ、………

 これで、私も、ひと安心、ですわ、………うおほ、うおほ、うおほ、……… 」

 

一同

「うおほ、うおほ、うおほ、……… 」

 

大橋巨泉

「昨年は、頭頸部だったので、口内への影響が大きかった、………

 口内炎が出来て、物が食べられなくなった、

 

 その痛みを和らげようと、麻薬を使い、その影響で、体力も気力もそがれた、

 その上、味覚と唾液腺がやられ、液状のものしか、ノドを通らなくなり、

 どんどん衰弱して行った、………

 

 今回は、縦隔と言って、胸部(臓器のない部位)に当てているので、

 直接の影響はない、……… だから、何でも食べられるし、動くことも出来る、

 

 今度のテレビも、「当日やれる体力、気力があれば、」

 という条件付きで引き受けたのだが、結構、うまく出来た、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、………

 まさしく、巨泉さんに、クイズダービーの霊が、乗り移っていたようでしたね、………

 つのだじろうさんの言うように、やはり、霊魂は存在しました、………

 霊魂マ1(れいこんま・いち)の確率でも、希望を持って信じましょう、………  」

 

藤子不二雄A

「ははは、……… それにしても、つのだ氏は、まだ、

 霊魂の研究なんて、やっているのかなぁ、? 」

 

イチロー

「ははは、………つのだじろうさんこそ、

 霊魂研究の霊に、憑りつかれていますよ、……… 」

 

浅香唯

「イチローさん、………つのだじろうさんって、誰だか、知ってるの、………? 」

 

イチロー

「じろうは、俺の弟だよ、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

野村克也

「ワシは、サッチーの霊に、憑りつかれているんや、………でも、それで本望や、 」

 

大橋巨泉

「その上、中居正広君や、俺が、司会者として高く評価している、

 安住紳一郎君と共演できて、大変面白かった、………皆さん、ありがとう、……… 

 もう少し、生きられるのかもしれない、……… 」

 

カツ丼小僧

「ああ、良かった、………僕も、これで、やっと安心しました、………

 毎晩、ぐっすり、眠れそうだ、……… 」

 

ビートたけし

「………なんて、言ってた矢先に、

 案外、ポックリ、逝っちゃったりするんだよな、………

 新聞の見出しに、「あんなジジイ、死んで良かった、こんなモノいらない、」なんて

 書かれちゃったりしてさ、……… 」

 

大橋巨泉

「たけし、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「そ、そうなんだ、…… 俺には、人に自慢出来るものが、ほとんどない、………

 「巨泉のこんなモノいらない !? 」という番組で、勲章をテーマにしたぐらいで、

 勲章も、もらった事がない、……… 

 

 わずかに、「ギャラクシー賞」というのを、頂いた事があるが、

 あれは、「大橋巨泉と、11PM月曜のスタッフへ、」というので、

 受け取ったものである、……… 」

 

カツ丼小僧

「今度、巨泉さんが、「クイズダービー」を復活させて、

 人気を博せば、「国民栄誉賞」は、確実です、……… 」

 

小倉智昭

「でも、今どき、勲章なんかもらって、何の意味があるんだろうね、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、俺も、そう思う、……… 

 

 自慢出来るかどうか、解らないが、

 俺が、日本人として、極めて稀な人物である証拠は、四つほどある、

 

 ①は、紅白歌合戦という番組を見た事がない、………

 

 理由は、俺にとって、音楽はジャズであり、歌謡曲に興味がなかった、………

 それに若い頃は、大晦日の晩は、ナイトクラブでカウントダウンするものであった、

 

 俺の好きだった、コパカバーナや、ニューラテンクォーター、マヌエラ、などで

 過ごした、幾夜かのニューイヤーイブは、今でも良い思い出として、残っている、

 

 '70年代に入ると、ハワイで過ごすようになり、'90年代からは、オーストラリア、

 ニュージーランドで、新年を迎える、………

 一昨年は、久しぶりで、日本に居たが、紅白どころか、8時頃から寝ていた、」

 

中村玉緒

「寿々子はんとですか、………? あっはぁ~~~ん♡、」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「②は、高校野球を見ない事、………

 

 これは、まだ未完成なうちに、肩を酷使するような現状に反対していたからで、

 高校生には、もっと気楽に野球をやらせるべきである、……… 」

 

カツ丼小僧

「おっ、……これは、凄い、……信念ですね、……… 」

 

長嶋茂雄

「ええ~~、それは、私も、当然、そうあるべきだと思います、………

 いわゆる一つの、ベースボール新年、ですね、……… 今年もよろしく~~~、」

 

長嶋一茂

「おやじ、……… そのダジャレはちょっと、……… 

 二軍降格だ、……… 」

 

 大橋巨泉

「③は、携帯電話というものを持った事がない、………

 

 初期は、まだ現役時代で、重かったり、肩から、ぶら下げるものもあった、………

 主力は、自動車に積載されていた、………

 芸能人の間でも、使われるようになったが、俺は、ずっと断って来たんだ、

 理由は簡単で、自由を束縛されるからである、………

 

 俺には、いつも、マネージャーがついて居り、家には、必ず女房が居た、………

 それで足りない部分は、人に知られたくない筈で、

 そこまで電話についてこられるのは、迷惑なんだ、……… 」

 

カツ丼小僧

「あっ、それ、僕の父親も、まったく同じ事を言っていました、………

 父親は、ポケベル時代から、それを持つのを嫌がっていたんですが、

 巨泉さんより御都合主義なのは、普段、携帯電話を持っているにも拘らず、

 自由を束縛されるのが嫌で、電源を切っておいて、

 自分は、掛けたい時には、好き勝手な時に掛ける、というやつです、…… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「時代は変わって、セミリタイヤして、仕事は大幅に制限され、

 ケイタイは、ほとんど不要になった、

 ところが、時代は進んで、後期高齢者になった、………

 

 今は、ときどき、(外国が多い、)女房のケイタイを持たされて、

 連絡を待っている時がある、……… 情けないが、仕方がない、………

 それでも、自分のケイタイは、持たないつもりである、 」

 

カツ丼小僧

「そして、最後の④、これが、重要です、……うひひ、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、そう、………これが、一番重要、………

 

 ④は、結婚して、丸45年、女房との朝晩の、「おはよう、」と「おやすみ、」の

 キッスを欠かした事がない、………

 

 これは、日本国中で、ボクらだけかもしれない、………

 一人で、数日旅行する時、(ほとんどないが、)は、

 その分だけ、出掛ける前に、溜めキスをしておく、……… 」

 

一同

「おお~~~~~~~~っ♡♡♡、」

 

大橋寿々子

「あなた、……そんな、………やめてくださいな、…… 恥ずかしいわ、……… 」

 

大橋巨泉

「なんで、……? いいじゃないか、………

 これは、一度結婚に失敗した、自分への反省から、始まった事である、

 

 結婚を長続きさせるには、

 ①出来るだけ一緒にいる事、………

 ②コンタクト(接触)を欠かさない事、………

 と、結論づけたからだ、………

 

 よく芸能人などの離婚理由に、「スレ違い」が挙げられるが、

 それは、当然の結末である、………

 

 スレ違いになる事が、解っていたら、結婚しないか、

 どちらかが、そういう仕事を断ればいい、………

 

 コンタクトも重要で、通りがかりに、肩や髪に触れるとか、離れていたら、

 電話で声を聞くとか、小さな事が重要だと思う、

 

 でも、唇の触れ合いに勝るものはない、……… 

 ボクらは、45年間、欠かさず続けていて、その数の膨大さに驚いている、」

 

一同

「おお~~~~~~~~~っ♡♡♡、 ひゅー、ひゅー、♡♡♡ 」 

 

大橋寿々子

「いやぁぁぁぁぁ~~~~~~ん♡♡♡、」

 

一同

「わはははははははは、…………… 」

 

カツ丼小僧

「奥さんが、可愛らしくて素敵ですと、いいですなぁ、………

 こういう冗談も飛ばせて、……… 」

 

大橋巨泉

「どうして、こんなに、「非日本人的」になったのか、………

 

 それは、戦前、戦中の、皇民化教育を受けて育った、自分が、

 '45年8月15日の敗戦で受けた、ショックの為である、………

 

 昨日まで、良かったものがダメ、ダメだったものが良い、という、

 価値観の逆転は、少年の心に大きすぎた、………

 

 これからは、「個人主義」、「民主主義」で生きようと、心に誓ったのである、

 「右へ倣え」、「大政翼賛会」、「場の空気を読む」、など、

 旧来の日本的なものには、徹底的に反発して来た、

 

 国家主義が嫌いだ、………

 世界を作っているものは、個人であり、次にカップルである、………

 そして、家族があり、コミュニュティーがあり、市があり、県があり、

 最後が国家だ、………  」

 

カツ丼小僧

「大日本カツ丼帝国、成立~~~~~~~~~~っ、」

 

大橋巨泉

「そういうのが、一番ダメ、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「政治家は、よく国益というが、本当は、「国民益」であるべきだ、………

 

 国のために尊い命を捧げた人と、数百万という、尊い国民の命を

 死に追いやった人を、同じ所に祭るという大矛盾を、政治に利用している

 勢力が、国を動かしている限り、俺は、ペンを折らないつもりだ、」

 

カツ丼小僧

「はい、巨泉さん、どうもありがとうございました、………

 今日は、一気に行きました、………

 読者の方も、読み応え十分だったと思います、

 

 それでは、申し訳ございませんが、今日の座談会は、これにて終了です、………

 どなたか、喋る事の出来なかった人、一言どうぞ、……… 」

 

 

明石家さんま

「今週の「週刊現代」の袋とじ、シンクロの元日本代表の、片平あかねさん、

 まさかのAVデビューで、全裸でのシンクロ姿、垂涎物でっせ~~~、

 渾身の濡れ場は、まさに圧巻、と書いてありますわ、」

 

竹中直人

「あとは、風吹ジュン、LiLiCo、平子理沙かぁ、……いいなぁ、………

 て、てやんでぃっ、吉田栄作めっ、……… 」

 

役所広司

「吉田栄作といえば、「マネーの虎」ですけど、高橋がなりとか、

 南原竜樹、堀之内九一郎、小林敬、川原ひろし、安田久、………

 みんな、どうしているんだろう、……… 」

 

沢田研二

「うん、………でも、あの、小林敬って、おっさん、

 見ていて不思議なくらいに、偉そうにしてたけど、……… 」

 

大西結花

「以前、この座談会で、取り上げたような気がしますけど、………

 私も、事務所の社長が、借金背負って、夜逃げしちゃって、

 そのとばっちりを食って、苦労したけど、………

 今は、17歳も年下の、若い男と結婚して、幸福の絶頂よ、……… 」

 

松坂慶子

「私も、春彦さんと、……… うふふっ♡、」

 

高内春彦

「慶子、……… 」