カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 213

カツ丼小僧

「はい、……

 2日程、空きましたが、巨泉さんの、「今週の遺言」、後半、参ります、」

 

大橋巨泉

「うん、………

 しかし、今度の選挙は、「変える」選挙ではない、………

 

 ※この原稿(今週の遺言)は、12月11日に書かれたものです、

 

 先日テレビを見ていたら、投票に行かないという若者が、理由を聞かれて、

 「何も変わらないから、」と答えていた、……… 

 

 認識不足である、………

 この選挙は、「変える」のではなく、「変えない」ためのものなのだ、

 

 低い投票率で、自民党が圧勝、………

 すると、白紙委任状をもらった安倍は、

 じりじりと日本を「変えよう」とするだろう、………

 

 遠く離れた外国で、自衛隊が戦争出来る国に、……… 」


泉谷しげる

「そりゃあ、だめだぁ~~~~~~っ、

 絶対に、だめぇ~~~~~~っ、 よくないぞぉ~~~~~~~っ、

 安倍~~~~~~~っ、 俺は、ボランティア活動だぁ~~~~~~~っ、 」

 

松山千春

「泉谷、……… 売名行為は、もう、いい加減、やめるんだ、……… 」

 

泉谷しげる

「千春、……売名行為だって、いいじゃないか、………

 世の中が、元気になれば、……… 」

 

大橋巨泉

「そう、この平和を愛する国を、戦争が出来る国に”変えよう”としているのが、

 安倍の勢力なのだ、………

 

 今まで、ある程度の抑止力になっていた公明党も、

 自民単独で、絶対多数となれば、捨てられる運命にある、………

 

 今はないけど、そのうちに、徴兵制もそろそろ出してくると思う、………

 

 徴兵制のない先進国では、貧困層が、生活のために軍隊に応募して、

 その質(クオリティー)が、問題になっている、

 そういう時間が欲しくて、安倍は「4年」を取りに出たのだ、………

 

 それを、「何も変わらないから、」などと、

 甘いことを言っている若者が情けない、……… 」

 

太田光

「お、お前らっ、…… そ、そんな甘い事で、ど、どうするんだっ、……… 

 世の中を変えようとする、自覚がないのかっ、君らには、……… 」

 

田中裕二

「わかった、わかった、……… 」

 

太田光

「にっ、……… 」(笑顔)

 

大橋巨泉

「昔風に言えば、大橋家は、”天中殺”なのかもしれない、………

 3度目のがんと戦っている最中、信じられない悪いニュースが入った、………

 

 次女、千加の夫、豊田秀明が、12月7日の明け方に、急死したというのだ、」

 

一同

「えっ、……… 」

 

豊田千加

「…………。ええ、そうなんです、………

 皆さんの気持ちを煩わしてはいけないと思い、言わなかったんですが、……… 」

 

大橋美加

「千加、……… 」

 

大橋巨泉

「千加の話によれば、前の晩は機嫌もよく、子供たちと普通に談笑して、就寝したが、

 夜中に、突然、「ウォーーッ、」と、叫び声を上げたという、………

 

 びっくりして、「どうしたの?」と聞いたが答えず、

 再び、大きなうなり声をあげ、そのまま亡くなったという、……… 

 当然、救急車を呼び、病院へ直行したが、意識が戻ることはなかったという、

 

 まさに、「人間、一寸先は闇、」のような出来事である、……… 

 病名は、大動脈解離で、死亡率は極めて高いそうだ、……… 」

 

一同

「……………。」

 

大橋巨泉

「お通夜と葬儀の時は、娘が可哀想で見ていられなかった、………

 やっと掴んだ倖せが、こんな形で終わるなんて、不条理としか言えない、

 

 血の繋がらない娘の子を、我が子のように愛してくれた、………

 神様のような男だった、豊田秀明は、間違いなく天国へ行った、

 しかし、ふと、そう簡単に死んではいかんな、と考えた、………

 

 選挙の結果など、どうでもいい気になっている、……… 」

 

カツ丼小僧

「はい、巨泉さん、どうもありがとうございました、………

 千加さんには、何と言っていいのか、言葉も見つかりません、………

 僕は、秀明さんの事は、何も知りませんが、………

 

 それでは、今日は、ここで、お開きとします、………

 皆さん、おやすみなさい、……… グッドナイト、……… 」