カツ丼小僧
「それでは、今日も、今週の「今週の遺言」を始めます、………
週刊現代(12月20日号)の、88ページをお開きください、
見出しには、
「野田首相との国会での約束を反古にした、ウソツキ安倍に、
鉄槌を下す選挙なのだ、」………と、ありますね、………
それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」
大橋巨泉
「うん、………でも、その前に、ちょっと、がんの話から、………
自分と3回目のがんの戦いは、すでに始まっている、………
縦隔(じゅうかく)といって、医学書には、度々出てくるが、
普通の辞書には出ていない言葉なんだが、
そこにあるリンパ節に、中咽頭から転移したと思われるマークがあり、
それに、放射線を当てている、………
30回照射の予定で、すでに4回受けた、………
去年の時のように、マスクやマウスピースはつけず、
ただ胸部に目印がつけられている、
風呂に入っても良いが、石鹸をつけて、ごしごしこすらないようにと、
注意されている、
やはり、正確に患部に当てるという事なのだろう、……… 」
カツ丼小僧
「僕、最近では、忙しくて、あまり風呂にも入らないんですけど、、
たまに入って、垢を落とそうとすると、ガリガリ掻くのが当たり前みたいに
なっていますので、もう、今は、体中、血が出て来て、体中、
ひっかき傷や、カサブタだらけになっています、………
もう、体中、ボロボロで、特に足は、異様な感じになっていますので、
最近では、ちょっともう、人前で服が脱げないような状態です、………
だから、唯ちゃんにも、僕の裸は見せられません、ごめんね、……… 」
浅香唯
「うふふっ♡、…… 私、別に、カツ丼さんの裸なんか、見たくないわ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
浅香唯
「でも、カツ丼さん、以前言っていたけど、
カサブタをはがす事に、異常な喜びを感じるんでしょう、? 」
カツ丼小僧
「うん、…… そうね、…… 僕の、至福のひととき、……… 」
浅香唯
「だったら、いいじゃない、……ねっ♡、」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「今回の治療で、また一つ、勉強をした、………
最新の療法などといわれる陽子線や、重粒子線についてである、………
大変、高価な療法だが、癌の種類や性質によるらしい、
かなり悪質な腫瘍でも、それが1ヵ所ならば、そこにピンポイントに当てる、
という意味で、これらは有効なのだそうだ、………
俺みたいに、2個発見され、更に、その廻りにも、存在しているのかも
解らない場合は、余り意味がないと聞いた、………
むしろ、ある程度、広範囲に当てた方が、効果があるという、
こうなったら、腰を据えて、癌と戦ってみる、………
どこまでが、限界なのかは、神のみぞ知る、
いつ死んでも良い覚悟は出来ているつもりだ、
それまでは、日本の普通の人々のためには、筆は折らないつもりだ、……… 」
カツ丼小僧
「巨泉さん、是非、病気を克服して、またテレビで元気な姿を見せてください、
2度目のがんを克服した後の、吉田照美さんとのラジオでのやりとりの中でも、
吉田照美さんが、巨泉さんを見て、「まだ、十分、目ぢからがあるから、
大丈夫だ、」と言っているのを聞いて、安心していました、………
しゃべりにも、なにも淀みがなかったんで、これは、もう完全復活だと、
思っていたんです、………
それでは、すいません、………
大変でしょうが、そろそろ政治の話をお願いします、……… 」
大橋巨泉
「うん、……それじゃぁ、始めるよ、………
また、自民党が、激しい動きを見せている、………
去る20日、今回の総選挙の報道について、各民放テレビ(5社)局に、
「公平中立」な報道を求める”お願い”を、文章にして配った、………
(NHKに関しては、NHKが言わない限り不明、)
ちょっと、待ってくれ、と俺は、つぶやいた、………
”お願い” なんて言ってるが、これは、一種の圧力である、
何故なら、民放各局は、総務省から免許を受け、
それを5年に1度更新して営業している、
そして総務省は、その時の政権党、………つまり、自民党の勢力下にあるからだ、
しかも、単なる ”お願い” でない証拠に、
具体的な番組作りにまで、言及しているのである、
いわく、………
1 出演者の発言回数と時間、
2 ゲストの選定、
3 テーマについて、特定政党への集中がないように、
4 街頭インタビューや、特定映像の使い方、
………の4点である、………
1と3は、自分も、現役時代、散々やったが、全く、司会者の権限である、
NHKの、この手の番組が、いまいち、つまらないのは、
いわゆる、公平中立を守り過ぎるからだ、………
司会者に偏向がなければ、番組内での面白いところ、
矛盾するところを、出演者が見つけ、そこを中心に発言するのは当然だと思う、
そして、2と4は、プロデユーサー、ディレクターの、能力の問題である、
これらは、あくまで、報道や表現に関わる問題で、
これが失われたら、民主主義は、成り立たない、……… 」
カツ丼小僧
「そうですね、………これは、確かに圧力のようなものですね、………
僕も、ちょっと、おかしいと思います、」
大橋巨泉
「更に、この文章には、具体名こそ書いてないが、
1993年(平成5年)の、テレビ朝日事件を指していると思われる所がある、
選挙後の会合で、当時のテレ朝の報道局長が、
「政権交代が、実現するような報道云々、」と語った事が、問題化した、………
この発言自体は、問題があると思うが、その後の有識者の検証では、
「不公正な報道はなかった」とされ、郵政省も ”放送違反はない” と認めた、
しかし、局長は、国会で証人喚問され、テレ朝の「更新」にも、
条件がついた事件だった、……… 」
渡辺麻友
「まゆゆ、ちょっと、難しくてちょっと、……… 」
カツ丼小僧
「まゆゆ、………巨泉さんは、わかりやすく説明してるんだよ、………
でも、まゆゆには、歌と踊りとがある、………頑張って、……… 」
渡辺麻友
「私、カツ丼さんの前で、ハダカで踊りたい、……… 」
高橋みなみ
「えっ、………? 」
大橋巨泉
「ちょっと、気が散るなぁ、………
全然、関係のない、いや、むしろ正反対とも言える話題を、
交互に出しているんだからね、……… 信じられないよ、……この座談会、」
カツ丼小僧
「すいません、………こうして変化つけていかないと、
メリハリが付きませんで、………巨泉さんの、「11PM」を、お手本にしました、」
大橋巨泉
「……………。」
中村玉緒
「おほほほほほ、おほ、おほ、……… 」
大橋寿々子
「おほほほほほほほ、おほ、おほ、おほ、…………… 」
中村玉緒
「寿々子さん、私と、張り合わないでくださいな、おほ、おほ、」
大橋寿々子
「玉緒さんこそ、私と、張り合わないでくださいな、おほ、おほ、おほ、また、おほ、」
大橋巨泉
「………では、何故、こんな "腕力まる出し” の、お願いを自民党は、やったのか、?
俺は、こう読んでいる、………
「一強多弱」といわれる状勢を背景に、”今のうち解散” をしたものの、
国民の眼は、意外に冷たい、………
マスコミも、「大義なき解散」が主流だ、………
安倍首相も、さすがに「やり過ぎ」だったと感じているのかもしれない、 」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、ありがとうございました、………
今日の座談会は、ここまでです、………それでは、……… 」
大橋巨泉
「もう終わり、………? 事務的だなぁ、………
何が何だか、よくわからないよ、この座談会、……… 」
カツ丼小僧
「すいません、………
でも、巨泉さんの知識が、この座談会の屋台骨になっているんです、」
大橋巨泉
「うん、……… でも、もう少し、ゆとりは、………」
カツ丼小僧
「はい、それでは、皆さん、恒例の最後の一言で、この座談会の締めとします、
どなたか、……… 」
太田光
「皆さん、……選挙の投票が間近に迫っています、………
安倍ではダメです、……… 必ず野党に入れましょう、……… 」
田中裕二
「でも、今度の選挙は、きつい、……… 」
松本人志
「ハッキリ言って、巨泉さんの言う通り、安倍は国民をナメきっとりますわ、」
浜田雅巧
「なんやっ、最初から、負けを意識しとりゃ、勝てるものも、勝てへんでっ、」
野村克也
「ワシに、この選挙、任せたらどうなんや、………
ワシの名前は、「野」党が、「克也(かつなり)」や、……… わははははは、」
星野仙一
「俺の名前は、「スター」「野」党「千一夜」だ、………
そう、……俺は、プロ野球ナイターのスターやったんや、………
男。スター星野仙一やっ、……… もちろん、野党に入れるでっ、……… 」
若い奴には、意味不明だろうが、……… 」
イチロー
「かぁ~~~~~~っ、つっまんねぇ~~~~っ、星野さんっ、……
最っ低の、ダジャレ、……… 」
王貞治
「OH!」