カツ丼小僧
「それでは、昨日の続き、………「今週の遺言」です、………
巨泉さん、お願いします、……… 」
大橋巨泉
「うん、………
でも、逆に考えれば、われわれ日本国民にとって、
今度の選挙は、ひとつのチャンスかもしれない、………
大軍に囲まれ、安心している今川義元のような安倍を、織田信長が奇襲するのだ、
それには野党結束が不可欠だ、………
民主党と、みんなの党の合併は、グッドニュース、
反対する渡辺喜美なんか、出ていってもらえば良い、
どこも、拾ってくれまい、……… 」
江本孟紀
「巨泉さん、みんなの党は、一週間ほど前に、解党しました、
また、新党結成を模索していた渡辺喜美さんも、それを断念しました、」
ビートたけし
「ホント、目まぐるしい変転だよなぁ、………
何がなんだか、わけわかんない、……… 」
三田村邦彦
「たけしさんの女関係のように、……… 」
ビートたけし
「何言ってんだ、俺は、まじめそのものだよっ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
渡辺麻友
「てへへへへっ♡、……… 」
大橋巨泉
「維新の党も、橋下君も、松井君も、出馬すべし、………
選挙協力は勿論、もう一歩進んでもいい、………
とに角、チャンスと捕える事が大事である、……… 」
江本孟紀
「巨泉さん、………
実は、大阪府知事の松井一郎さんも、大阪市長の橋本徹さんも、
先日、衆院選出馬を断念したばかりなんです、……… 」
大橋巨泉
「う、……うむ、……そ、そうか、……… でも、吉兆はある、………
16日の沖縄県知事選で、自民・公明が推す、仲井眞前知事が大敗し、
翁長雄志氏が勝った事、………
印象的だったのは、仲井眞氏が、「負けた理由が解らない、」と言ったことだ、………
彼にしてみれば、”解らない”のは当然である、
1年前、安倍内閣と手を打って、巨額の補助金と引きかえに、
辺野古への、基地移設を認めた、………
彼は、「良い正月が迎えられる、」と言い、
俺は、「やっぱり、お金ですか、」と書いた、 」
中村玉緒
「それが、知事選で負けた理由ですか、………
随分、ハッキリした理由ですな、………それに気づかぬとは、……… 」
大橋巨泉
「日米安保がある以上、これ以上のアメリカの譲歩は考えにくい、
それなら、せめて金で、という考え方は、今までの域を一歩も出ていない、
本土側は、菅官房長官のように、「過去の問題」と思うかも知れないが、
沖縄側からの視点が、欠けている、………
日本全国の約74%の米軍基地が、沖縄に集中している、
この不合理を解決しなければ、何も始まらない、………
今回の結果は、いわば沖縄県民が、われわれ本土の人間につきつけた不信である、
俺は、今でも沖縄独立論者だ、」
渡辺麻友
「わ、わたちもでちゅ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「わが師、山口瞳先生は、「物事は両面から見る、」と教えてくれた、
理由も大義もないのに総選挙は、あくまで、安倍側からのみ合法なのだ、
われわれ投票する側から見れば、ふざけ切った方法である、………
本来「こういう事をやる、」ので国民に信を問うのが民主主義であり、
「(消費税率アップを)やらない、)」から総選挙、というのは、
自分勝手も、甚だしい、………
われわれの側から見れば、いかに野党が結集できるかと、………
日本を、これ以上の危機に陥れないために、
とに角、「野党に入れる、」という事である、」
カツ丼小僧
「はい、巨泉さん、どうもありがとうございます、………
僕も、段々と、野党よりになってきました、………
まぁ、政治には、本来、疎いんですが、………
また、次週も期待しています、………
それでは、どなたか、恒例の、最後の一言、お願いします、……… 」
松坂慶子
「高倉健さんの、代表作を、ここで紹介します、……… 」
吉永小百合
「'58年「多羅尾伴内 十三の魔王」、」
岩下志麻
「'60年「大いなる旅路」、」
名取裕子
「'63年「人生劇場 飛車角」、」
かたせ梨乃
「'64年「宮本武蔵 一乗寺の決斗」、」
鈴木京香
「'65年「網走番外地」、「続 網走番外地」、」
カツ丼小僧
「はい、皆さん、有難うございました、………
もちろん、高倉健さんの映画は、その他にも無数にあります、………
また、機会があれば、紹介します、………
それでは、皆さん、今日は、これまで、サヨーナラ、ハイチャッチャ、……… 」
一同
「わははははは、……… 」