カツ丼小僧
「今日も、大橋巨泉さんの「今週の遺言」をテーマに、話を進めます、………
皆さん、「週刊現代」(12月6日号)の、84ページを、お開きください、
見出しには、
「理由も大義もない、国民をナメ切った選挙に走る
安倍政権に、お灸をすえよう、」………と、あります、………
今週もまた、安倍さんの話ですね、………ふふふ、………
面白そうだ、……… それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」
大橋巨泉
「うん、……でも、その前に、一つ、みんなに、言っておきたい事があるんだ、
実は、11月10日に撮ったCTに、影のようなものが映っていて、
その検査をPETで、精密に調べることになった、………
まだ、ハッキリしないけど、3度目のがんとなれば、
俺の命も、そう、長くないのかもしれない、………
残された時間を、安倍政権の欺瞞を暴くために使うことに、異存はない、」
一同
「……………。」
カツ丼小僧
「巨泉さん、……… 」
大橋巨泉
「いや、まだ、ハッキリしている訳じゃないから、………
全てはこれから、………また、なにかわかったら、すぐにでも、
ここで、発表するから、……… それじゃぁ、始めるよ、………
もうじき選挙だという、 ………
さすがに、わが国の「駄目マスコミ」も、
「何故、? 何のために、? 」 と言っているが、
首相がやる、と言ったら、止められないのが、現行のルールである、………
安倍がブリスベンで、「私は、今まで、解散を口にした事はない、」
と言っているのを、俺は、近くのケアンズで聞いた、………
しかし、そのあとで、「消費税のアップは、税収の増加を担うもので、
経済が停滞して、税収増加につながらなければ、やっても意味がない、」
と、言っている、………
つまり、来年10月に予定されている、消費税率10%へのアップを、
「延期する、」というのだ、……… 」
渡辺麻友
「「ブリスベン」とか、「ケアンズ」って、なんでちゅか、……… 」
大橋寿々子
「まゆゆちゃん、………「ブリスベン」も「ケアンズ」も、共に、
オーストラリアの都市名でちゅよ、………
地図で調べて、よく確認しておいてくだちゃいね、……… 」
渡辺麻友
「アイアイチャー、」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「そのバロメーターとも言える、実質GTP(国内総生産)の成長率の、
7~9月分が、11月17日、発表された、………
大方の予想通り年率で「マイナス1.6%という、惨めな数字であった、
今年の1~3月は、プラス6.7%だったが、
これは、4月からの消費税率アップを控えた
いわゆる、「かけこみ需要」のためである、………
当然4~6月は、マイナス 7.1%と暴落した、………
そして、その反動も収った筈の前期が、マイナスに終わった、
いわゆる、アベノミクス失敗以外の何物でもないが、
それで、解散総選挙とは、WHY? 」
中村玉緒
「何でしょうか、………? 何か、安倍さんの腹の底に、良案でも、………? 」
野村克也
「ふふふふ、……… 裏の裏は、表や、……… 」
大橋巨泉
「まともに考えると、答えは出てこない、………
緊急な理由も、大義名分もないからである、
自民党の、高村正彦副総裁は、「念のため解散」と言ったが、
”念のため”に、国民の血税を600億も700億も使う権利が、誰にあるのか、………
不謹慎な話である、………
つまり、理由も大義も、ないのである、………
アベノミクスは、失敗し、成長は望めない、………
一方で、日銀が金を刷るから、円はますます下る、
国民生活は、苦しくなる、………
安倍内閣の支持率は、どんどん下る筈だ、
それなら、そうなる前に、野党も弱いうちに解散してしまおうという、
いわば、「今のうち解散」なのである、……… ふざけた話だ、……… 」
中村玉緒
「今の野党には、まったく力がありませんわ、………
足元、見られたんでしょうなぁ、……… 」
三田村邦彦
「まぁ、やはり、普通に考えてもみれば、
来月の総選挙での、自民党の勝利は、目に見えているけどね、……… 」
大橋巨泉
「安倍の真意を読み解こう、………
今までも、度々書いて来たが、彼の本当にやりたい事は、
「憲法改正」であり、「集団的自衛権」である、
しかし、これを争点に選挙をしても勝てない、………
原発再稼働をテーマにしたら、確実に負ける、
だから、支持率が高く、野党が分裂して弱いうちに、
特に、争点のない選挙をやって、とりあえず勝っておこう、という、
憲政史上かつてない、ふざけた解散なのだ、 」
江本孟紀
「ええ、そうですね、巨泉さん、………僕も、そう思います、……… 」
渡辺麻友
「わたちも~~~~、 わたちも、そう思いまちゅ~~~、」
米倉涼子
「まゆゆっ、……本当なのっ、………? 」
渡辺麻友
「てへへっ♡、……… 」
一同
「わははははは、……… 」
大橋巨泉
「日本は、マスコミがダメだから、あたかも安倍が、豪州のG20で
大活躍したかのように報じているが、実際に豪州にいた俺は、
あちらの新聞やテレビに、安倍が大きく取り上げられるのを見たことがない、………
一にアボット首相、二にオバマと習近平、四に軍艦を連れてきたプーチンであった、
俺が、この国に住もうと思った、1990年ころ、日本の存在は大きかった、………
中国は、新興国のひとつに過ぎなかった、
それが今や、貿易の最大のパートナーであり、日本は沈みゆく、かつての大国である、
安倍を筆頭とする、右側の人達には、これが気に入らないのだろうが、
現実は直視しなければならない、………
中国が、まだ、日本を重視せざるを得ないうちに、
すぐれた政治力(靖国神社のA級戦犯分祀など、)を発揮すべきだろう、………
国益のために、そのぐらいの事も出来ない人に、
今後の日本を託すことは出来ない、……… 」
一同
「……………。」
一同は、暫くの間、大橋巨泉の、あまりのスピーチのうまさと、知識の豊富さ、
卓越した見識と見解、熱意、迫力、等に圧倒され、
暫くの間、呆然として静まり返っていたが、
やや間を置いたあと、ハッと我に返り、氏に対し、惜しみのない拍手を送った、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
カツ丼小僧
「巨泉さん、今日は、本当に、ためになるスピーチを、ありがとうございました、
お疲れ様でした、………
今日は、時間という事で、これで終わりですが、
明日、また、この続きを、改めてお願いします、………
それでは、どなたか、また最後に、今日、発言のなかった人、
一言、お願いします、 」
吉野公佳
「どの週刊誌も、高倉健さんの話題で、持ちきりですね、……… 」
ビートたけし
「健さんはね、俳優としてだけでなく、人間としても最高だった、
'85年の「夜叉」では、一緒に仕事をしたんだけどね、………
健さん、駅のホームで、花束を持って、俺を出迎えてくれたんだ、 」
武田鉄矢
「俺は、'77年の「幸福の黄色いハンカチ」で、健さんと共演したんだ、
山田洋次監督や、高倉健さんだけでなく、俳優の渥美清さんや、
女優の桃井かおりちゃんとも、いい友人になれた、………
神さまに感謝してるよ、……… 」
長嶋茂雄
「健さんはね~~~、男に愛される男だったんです、………
若い頃は、よく二人で、コーヒーを飲みにいったもんですよ、……… 」
薬師丸ひろ子
「私は、'78年に、映画「野生の証明」で、高倉健さんと共演しましたわ、………
私、その時、まだ、14歳だったんですけど、
健さんの「チャラチャラするなよ、」という助言を、
今でも大切にしているの、……… 」
カツ丼小僧
「はい、皆さん、今日は、高倉健さんとの思い出話を、
ありがとうございました~~~、
健さんの事で、語り尽くせなかった方は、また後の機会に、……… 」
有村架純
「情報提供は、「週刊現代」、講談社でした~~~、 」