カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 195

カツ丼小僧

「今日も、大橋巨泉さんの「今週の遺言」をテーマに、話を進めます、………

 皆さん、「週刊現代」(12月6日号)の、84ページを、お開きください、

 

 見出しには、

 「理由も大義もない、国民をナメ切った選挙に走る

  安倍政権に、お灸をすえよう、」………と、あります、………

 

 今週もまた、安倍さんの話ですね、………ふふふ、………

 面白そうだ、……… それでは、巨泉さん、お願いします、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、……でも、その前に、一つ、みんなに、言っておきたい事があるんだ、

 

 実は、11月10日に撮ったCTに、影のようなものが映っていて、

 その検査をPETで、精密に調べることになった、………

 

 まだ、ハッキリしないけど、3度目のがんとなれば、

 俺の命も、そう、長くないのかもしれない、………

 

 残された時間を、安倍政権の欺瞞を暴くために使うことに、異存はない、」

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「巨泉さん、……… 」

 

大橋巨泉

「いや、まだ、ハッキリしている訳じゃないから、………

 全てはこれから、………また、なにかわかったら、すぐにでも、

 ここで、発表するから、……… それじゃぁ、始めるよ、………

 

 もうじき選挙だという、 ………

 さすがに、わが国の「駄目マスコミ」も、

 「何故、? 何のために、? 」 と言っているが、

 首相がやる、と言ったら、止められないのが、現行のルールである、………

 

 安倍がブリスベンで、「私は、今まで、解散を口にした事はない、」

 と言っているのを、俺は、近くのケアンズで聞いた、………

 しかし、そのあとで、「消費税のアップは、税収の増加を担うもので、

 経済が停滞して、税収増加につながらなければ、やっても意味がない、」

 と、言っている、………

 

 つまり、来年10月に予定されている、消費税率10%へのアップを、

 「延期する、」というのだ、……… 」

 

渡辺麻友

「「ブリスベン」とか、「ケアンズ」って、なんでちゅか、……… 」

 

大橋寿々子

「まゆゆちゃん、………「ブリスベン」も「ケアンズ」も、共に、

 オーストラリアの都市名でちゅよ、………

 地図で調べて、よく確認しておいてくだちゃいね、……… 」

 

渡辺麻友

「アイアイチャー、」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「そのバロメーターとも言える、実質GTP(国内総生産)の成長率の、

 7~9月分が、11月17日、発表された、………

 大方の予想通り年率で「マイナス1.6%という、惨めな数字であった、

 

 今年の1~3月は、プラス6.7%だったが、

 これは、4月からの消費税率アップを控えた

 いわゆる、「かけこみ需要」のためである、………

 

 当然4~6月は、マイナス 7.1%と暴落した、………

 そして、その反動も収った筈の前期が、マイナスに終わった、

 

 いわゆる、アベノミクス失敗以外の何物でもないが、

 それで、解散総選挙とは、WHY?  」

 

中村玉緒

「何でしょうか、………? 何か、安倍さんの腹の底に、良案でも、………? 」

 

野村克也

「ふふふふ、……… 裏の裏は、表や、……… 」

 

大橋巨泉

「まともに考えると、答えは出てこない、………

 緊急な理由も、大義名分もないからである、

 

 自民党の、高村正彦副総裁は、「念のため解散」と言ったが、

 ”念のため”に、国民の血税を600億も700億も使う権利が、誰にあるのか、………

 不謹慎な話である、………

 

 つまり、理由も大義も、ないのである、………

 アベノミクスは、失敗し、成長は望めない、………

 一方で、日銀が金を刷るから、円はますます下る、

 国民生活は、苦しくなる、………

 

 安倍内閣の支持率は、どんどん下る筈だ、

 それなら、そうなる前に、野党も弱いうちに解散してしまおうという、

 いわば、「今のうち解散」なのである、……… ふざけた話だ、……… 」

 

中村玉緒

「今の野党には、まったく力がありませんわ、………

 足元、見られたんでしょうなぁ、……… 」

 

三田村邦彦

「まぁ、やはり、普通に考えてもみれば、

 来月の総選挙での、自民党の勝利は、目に見えているけどね、……… 」

 

大橋巨泉

「安倍の真意を読み解こう、………

 

 今までも、度々書いて来たが、彼の本当にやりたい事は、

 「憲法改正」であり、「集団的自衛権」である、

 しかし、これを争点に選挙をしても勝てない、………

 原発再稼働をテーマにしたら、確実に負ける、

 

 だから、支持率が高く、野党が分裂して弱いうちに、

 特に、争点のない選挙をやって、とりあえず勝っておこう、という、

 憲政史上かつてない、ふざけた解散なのだ、 」

 

江本孟紀

「ええ、そうですね、巨泉さん、………僕も、そう思います、……… 」

 

渡辺麻友

「わたちも~~~~、 わたちも、そう思いまちゅ~~~、」

 

米倉涼子

「まゆゆっ、……本当なのっ、………? 」

 

渡辺麻友

「てへへっ♡、……… 」


一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「日本は、マスコミがダメだから、あたかも安倍が、豪州のG20で

 大活躍したかのように報じているが、実際に豪州にいた俺は、

 あちらの新聞やテレビに、安倍が大きく取り上げられるのを見たことがない、………

 一にアボット首相、二にオバマと習近平、四に軍艦を連れてきたプーチンであった、

 

 俺が、この国に住もうと思った、1990年ころ、日本の存在は大きかった、………

 中国は、新興国のひとつに過ぎなかった、

 それが今や、貿易の最大のパートナーであり、日本は沈みゆく、かつての大国である、

 

 安倍を筆頭とする、右側の人達には、これが気に入らないのだろうが、

 現実は直視しなければならない、………

 中国が、まだ、日本を重視せざるを得ないうちに、

 すぐれた政治力(靖国神社のA級戦犯分祀など、)を発揮すべきだろう、………

 

 国益のために、そのぐらいの事も出来ない人に、

 今後の日本を託すことは出来ない、……… 」

 

 

一同

「……………。」

 

  一同は、暫くの間、大橋巨泉の、あまりのスピーチのうまさと、知識の豊富さ、

  卓越した見識と見解、熱意、迫力、等に圧倒され、

  暫くの間、呆然として静まり返っていたが、

  やや間を置いたあと、ハッと我に返り、氏に対し、惜しみのない拍手を送った、

 

 

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カツ丼小僧

「巨泉さん、今日は、本当に、ためになるスピーチを、ありがとうございました、

 お疲れ様でした、………

 今日は、時間という事で、これで終わりですが、

 明日、また、この続きを、改めてお願いします、………

 

 それでは、どなたか、また最後に、今日、発言のなかった人、

 一言、お願いします、 」

 

 

吉野公佳

「どの週刊誌も、高倉健さんの話題で、持ちきりですね、……… 」

 

ビートたけし

「健さんはね、俳優としてだけでなく、人間としても最高だった、

 '85年の「夜叉」では、一緒に仕事をしたんだけどね、………

 健さん、駅のホームで、花束を持って、俺を出迎えてくれたんだ、 」

 

武田鉄矢

「俺は、'77年の「幸福の黄色いハンカチ」で、健さんと共演したんだ、

 山田洋次監督や、高倉健さんだけでなく、俳優の渥美清さんや、

 女優の桃井かおりちゃんとも、いい友人になれた、………

 神さまに感謝してるよ、……… 」

 

長嶋茂雄

「健さんはね~~~、男に愛される男だったんです、………

 若い頃は、よく二人で、コーヒーを飲みにいったもんですよ、……… 」

 

薬師丸ひろ子

「私は、'78年に、映画「野生の証明」で、高倉健さんと共演しましたわ、………

 私、その時、まだ、14歳だったんですけど、

 健さんの「チャラチャラするなよ、」という助言を、

 今でも大切にしているの、……… 」

 

カツ丼小僧

「はい、皆さん、今日は、高倉健さんとの思い出話を、

 ありがとうございました~~~、

 健さんの事で、語り尽くせなかった方は、また後の機会に、……… 」

 

有村架純

「情報提供は、「週刊現代」、講談社でした~~~、 」