カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 194

カツ丼小僧

「それでは、昨日の続き、………「天才・阿久悠を語ろう、」本日が最終回です、

 八代さん、お願いします、……… 」

 

八代亜紀

「阿久悠先生は、確かに重厚な雰囲気をお持ちでしたね、

 私は「舟唄」のレコーディングのときに、先生からかけていただいた、

 「僕は、9年間、八代クンに会うために助走してきたんだ、……… 」

 という言葉が印象に残っています、」

 

カツ丼小僧

「女装、………? 」

 

角松敏生

「助走、……… 」

 

八代亜紀

「「9年」というのは、私がデビューしてからの年数だったので、

 「ずっと見ていてくれたのかって、すごく嬉しかった、………

 私にとっては、宝物のような言葉です、」

 

三田完

「僕がよく覚えているのは、阿久さんがスタッフと新曲の打ち合わせをして、

 話がまとまりかけたときに言った、

 「じゃぁ、みなさん、僕の共犯者になっていただけますか、」という言葉、

 

 ちょっと格好をつけたのかもしれないけど、

 阿久さんにとって歌を作ることは、ある種、

 人々を架空の世界に連れ込む、背徳的な行為だったのかもしれません、 」

 

酒井政利

「御本人は、まったく背徳的な部分がないですけどね、

 だからこそ、大胆に書けたのかもしれませんが、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕は、いくらかでも、背徳的なところはあります、

 でも、気にしないように、心掛けています、……… 」

 

黒咲蘭

「え、…… そうなの、………? 」

 

カツ丼小僧

「僕は、自分が悪い事をしているんだ、という感覚はないんですが、

 時代背景が、まだ、いくらか、僕にマッチしていないだけです、

 

 それでも、30年ぐらい前と比べれば、随分時代は変わっています、

 段々と、自分の思った通りに変遷してきている、………

 僕が、大学生の頃なんかは、SMなんて言ったら、白眼視され、

 変態、変人扱いだった、………

 

 それに、イメージそのものが、とても陰鬱で暗かった、………

 残虐な拷問とか、血に塗れた苦痛とか、そんなイメージが強かった、

 オマ○コを、ペンチで挟んで、思いっ切り引っ張るとか、……… 」

 

黒咲蘭

「今だって、ありますよ~~~、」

 

カツ丼小僧

「でも今は、ビジュアル的に優れているから、あまり残虐性というものが、

 目立ちにくくなっていますね、……… めくるめく桃源郷です、………

 女の子も、若くて美人だらけだし、……… 素敵な、メルヘン・コスチュームで、………

 

 おとぎ話の浦島太郎の「竜宮城」みたいに、金銀珊瑚綾錦、

 楽しそうで、楽しそうで、……… うふふふ♡、……… 」

 

 まぁ、今のSMクラブの実態が、どういうものなのかは、

 本当のところは、僕にもよくわかりませんがね、」

 

黒咲蘭

「カツ丼さん、SMは、そんな甘ったるいものとは、まったく違いますよ、

 半端な気持ちでは、やっていません、………

 もちろん、最終的には、お客さんに喜んで帰ってもらう事を、

 目的でやっているんですけどね、………

 

 百聞は一見に如かず、ですから、今度「エルドラド」に

 遊びに来てくださいよ~~~♡、」

 

カツ丼小僧

「うん、……… 

 SMクラブなんかもそうで、影でひっそり、やっていたもんです、………

 当時は、SMクラブに行ってみたいとも思ったけれども、

 ちょっと怖くていけなかったし、料金もかなり高かったと思います、

 

 その上、どこで、どうやって、やっているのかもよくわからなかった、

 闇の取引きとか、暴力団なんかも、絡んでいそうな気がしたし、………

 

 そんな訳で、SM愛好者は、色々と後ろめたさもあって、

 隅の方に引っ込んでいなければならなかった、………

 日陰者扱いです、……… 」

 

黒咲蘭

「あのね、それは、ちょっと、酷過ぎませんか、? 」

 

カツ丼小僧

「当時、「SMファン」とか「SMセレクト」という、挿絵付きのSM小説を

 古本屋から、大量に購入して来て、通っていた大学のすぐそばにある

 小さな下宿屋の部屋の中で、毎日、ごろ寝しながら読んでいたけど、

 

 それ以上の実践に踏み入る勇気はなかった、……… 

 アソコを弄くっているだけに、とどまりました、

 超異端の世界、ということで、臆病な僕には、……… 」

 

黒咲蘭

「だから、一度、遊びに来てくださいって、……… 」

 

カツ丼小僧

「今は、ちょっと時間が、………

 でも、その内、寄らせてもらいますよ、……… 取材も兼ねて、………

 僕のホームページにも掲載出来たら、……… 」

 

生田智子

「そろそろ、本題に戻ります、……… 」

 

三田完

「Char が歌った、「気絶するほど悩ましい」なんて、題名からして背徳的ですよね、

 でも、あの時代は、そういう退廃的なものでも、許される大らかさあった、

 

 少しでも、モラルに反すると、すぐに非難される、今のような堅苦しい時代だと、

 ああいう曲は生まれませんね、……… 」

 

浅香唯

「あれ、……? カツ丼さんの言ってる事と、ちょっと違いますけど、……… 」

 

カツ丼小僧

「いや、まぁ、それは、……

 人によって、色々と考え方、感じ方も違うでしょうし、………

 え~~と、……… 三田さんは、1956年(昭和31年)の生まれですか、

 お世話になった、フリー編集者の都築響一さんと同じですね、………

 僕より、八つ年上、……… 世代も、やや違います、………

 

 ただ、SM というジャンルが、昔と比べて、確実に、この世に

 ジワジワと浸透し続けている、という事だけは、間違いないと思いますが、……… 」

 

生田智子

「本題に、……… 」

 

八代亜紀

「いつも言う事なんですが、歌はやっぱり詞が大事なんです、………

 でも、今の時代には、「言葉」がなくなってしまったんだと感じます、

 

 私には想像もつきませんが、阿久先生が、お元気だったら、

 どう今を切り取るだろうと思う事もあります、 」

 

酒井政利

「確かに今の時代に、阿久さんほど強烈な詞を書ける人は、他にいませんね、

 同時に、あれだけ強い詞を欲する人もいなくなった、………

 

 現代人は、スマホを使って、そつのない文章を書くけれど、

 それは、「生きた言葉」ではないんじゃないか、………? 

 

 阿久悠が、いなくなってしまったのは、寂しいことだけど、

 ご存命だったら、むしろ辛かったかもしれません、……… 」

 

カツ丼小僧

「歴史が人を作るんです、………

 その時代、時代の風潮にピッタリ、マッチした人が、

 その時代に選択され、活躍することになるんです、………

 だから近い将来、「SMテレビ時代」が到来すれば、僕も、うひひひひ、……… 」

 

大橋巨泉

「でも、その前に、安倍内閣を叩いておかないと、……… 」

 

大橋寿々子

「あなた、……… 期待しています、……… 」

 

AKB48

「わぁぁ~~~~~~い、」

 

三田完

「阿久さんが、今の世の中を見たら、こめかみに血管を浮かべて怒ったでしょうね、

 阿久さんは晩年、社会評論に力を入れ、言葉が失われていく社会に、

 警鐘を鳴らしていましたから、……… 」

 

八代亜紀

「私は、デビュー30周年を迎えたとき、

 全曲、阿久先生の書きおろしで、アルバムを作ったんです、………

 

 そのとき先生は、「大人のシンガーが頑張って、もう一度、歌謡曲を、

 表通りに出しましょう、」と、おっしゃっていました、

 

 あの言葉は、今でも、私にとって、重たいものです、………

 ですが、阿久先生の歌は、いつの時代にも通じるものだとも思っています、

 これからも、精一杯、歌い続けていきたいですね、……… 」

 

 

カツ丼小僧

「皆さん、どうも、有難うございました、………

 「天才・阿久悠を語ろう、」これにて終了です、………

 まだまだ、語り尽くせないことも多いかと思いますが、

 ダイジェスト版、という事で、そこは、ご容赦願います、………

 

 阿久先生の詞は、いつまでも、いつまでも、

 永遠に、皆さんの心の中に、生き続けるでしょう、………  」

 

三原じゅん子

「なんか、事務的ね、……… いつもの事だけど、……… 」

 

デヴィ夫人

「おほほほほほ、……… 」

 

酒井政利

「デヴィさん、……あんた、どこか、おかしいですよ、」

 

明石家さんま

「いつものことやで、ホンマ、……… 」 

 

カツ丼小僧

「それでは、どなたか、いつものように、最後のメッセージを、お願いします、 」

 

 

鈴木京香

「カツ丼さん、いつも、名前は、その人間そのものを、ズバリ、言い表してるって、

 言ってますけど、「あだ名」や「ニックネーム」、「ペンネーム」なんかは、

 どうなんでしょうか、……… ? 」

 

カツ丼小僧

「もちろん、それも、その通り、本人そのままです、……

 そういったものが、偶然、派生するような事は、ないのです、

 可愛らしい人には、可愛らしいあだ名がつくでしょうし、

 おっかない人には、おっかないあだ名がつくでしょう、………

 

 そして、本人が変われば、そのあだ名も変わっていくか、

 自然消滅するのです、」

 

かわいさとみ

「それでは、阿久悠さんの場合、そのペンネームの由来は、

 「悪友」だから、やっぱり、阿久悠さんは、他人から見て、

 「悪友」なんでしょうかね、………? 」

 

内村光良

「わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうですね、……

 確かに、由来とか、ダジャレにも、意味を探る事は重要ですが、

 でもやはり、その前に、名前そのものの、「阿久悠」から見ていかねばなりませんね、

 それが、まず基本です、………

 

 「阿」「久」「悠」、これらの文字から、

 まずは、素直に意味を探るのが先です、……… 」

 

ビートたけし

「おいらの本名は、「北野武」っていうんだけど、……… 」

 

カツ丼小僧

「硬派のたけしさんに、ピッタリの名前じゃないですか、………

 

 イメージとしては、ビュービュー、強い風が吹く、北方の野中に、

 腰に刀を差した、たけしさんが、一人で野武士のような服装で構えている姿が

 想像出来ます、………

 

 それで、毒舌などを武器に、相手をメッタ斬りにした、という訳です、

 あの、一連の、エッセイ本だとか、テレビの「TVタックル」のオープニングなんか、

 そのイメージ、ズバリ、そのものですよ、」

 

南野陽子

「ああ、あの、映画「スター・ウォーズ」の

 ダース・ベイダーが持っている、電光のような剣を振り回してね、……… 」

 

 ビートたけし

「俺の相棒の、きよしの本名は、「兼子二郎」っていうんだけど、

 それには、何か、意味でもあるのかな、………? 」

 

カツ丼小僧

「う~~ん、「兼」ねる、という文字と、「二」という文字が、

 なにか、「コンビ」を象徴しているようにも見えますが、……… 」

 

ビートきよし

「あ、………ツー・ビートの、………「ツー」でもあるな、……… 」

 

ビートたけし

「でもさ、こいつの出身地、山形県の「最上郡」「最上町」なんだぜ、………

 笑っちゃうよな、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

ビートきよし

「な、なんで、みんな笑うんだよ、……… 」