カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 193

カツ丼小僧

「今回は、「昭和歌謡の父、天才・阿久悠を語ろう 」、その第3回目です、

 皆さん、よろしくお願いします、」

 

八代亜紀

「はい、………

 阿久先生は、醒めていたからこそ、時代がよく見えたのかもしれませんね、

 私が、デビュー20周年を迎えたころ、「花束(ブーケ)」という詞を、

 書いて頂いたんですが、先生は、「八代クン、今は女性が働く時代なんだ、」

 と、おっしゃいました、………

 

 この曲は、恋と仕事に揺れ動く、30代の女性を描いた'90年の作品ですが、

 当時の女心が、見事に切り取られています、 」

 

酒井政利

「阿久さんの詞は、どれも重いし、強い、………

 それを敬遠する歌手もいましたね、………

 

 ある歌手は、「阿久さんの歌詞は暗い」と言って、

 拒否したことがあるそうです、

 でもマネージャーが、「騙されたと思って、歌ってくれ、」と、

 出したところ、大ヒットしたとか、……… 」

 

八代亜紀

「私の場合は、歌詞に深い意味があると感じたら、

 あえて、サラリと歌うように心がけていました、

 

 そのほうが、先生の詞が、聞き手にまっすぐ伝わる、

 詞を受け取り、その意味を考えるのは、歌い手ではなく、あくまで聞き手ですから、」

 

カツ丼小僧

「あ、それは、僕もそう思います、………

 僕のイラストでも、作品を、どう感じるかというのは、観る方の感じ方であって、

 極端な事を言えば、ピカソや、ゴーギャン、ルノワール、歌川広重、の絵よりも、

 僕のイラストの方が、より芸術的だ、と見る側が判断すれば、

 それは、それで、そういう事になってしまうんでしょうし、………

 

 あ、そういえば、先日、前衛美術家、随筆家の赤瀬川原平さん(享年77)が、

 お亡くなりになりましたね、………

 彼の書く本は、とても内容が面白い上に濃い物であったので、

 僕も、楽しみにしていました、……… 阿久悠さんの詞のようなものです、

 

 でも、彼の調査、というか、発見した絵によれぼ、歌川広重の浮世絵は、

 ほぼ全て、他人の絵の写しのようなものであったそうです、」

 

三田完

「それにしても、阿久さんの作る世界は、八代さんの歌によく合いましたね、」

 

酒井政利

「阿久さんといえば、企画力も高い人でした、………

 オーディション番組のさきがけとなった、「スター誕生!」も、彼の企画です、」

 

中森明菜

「えっ、?そうなんですか、? 」

 

小泉今日子

「それは、凄いですね、……… 」

 

三田完

「あの時期は、力のあるプロダクションのタレントばかり、

 テレビに出ている状況でした、………

 そこで阿久さんは、新しいスターを発掘しようとした、」

 

酒井政利

「すごい番組でしたね、………

 森昌子、桜田淳子、山口百恵の、「中三トリオ」なんて、

 あの番組がなければ、世の中には出られなかったと思う、 」

 

カツ丼小僧

「うん、あの頃、「中三トリオ」の人気は、凄かった、………

 

 でも、彼女たちが、1年進級するごとに名前を変えて、

 「高一トリオ」、「高二トリオ」、「高三トリオ」、と

 名前を変えていったそうですから、僕、中一の時、桜田淳子さんのファンだった

 もんで、その時、彼女らは、実際はもう、高校3年生だった訳ですからね、……… 」

 

近藤真彦

「申し訳ないんだけど、3人セットの御三家でデビューした場合、

 2人は人気が出るんだけど、1人は、必ず、こぼれちゃうんだよなぁ、」

 

野村義男

「……………。」

 

近藤真彦

「正直いって、森昌子さんは、山口百恵さんや、桜田淳子さんと比べると、

 「人気」という点では、かなり水を開けられていたような気がする、………

 まぁ、こういう事は、本人にも悪いんで、中々、誰も口にしないんだけどね、」

 

野村義男

「……………。」

 

近藤真彦

「西城秀樹さん、郷ひろみさん、野口五郎さんの、「新御三家」にしても、……… 」

 

カツ丼小僧

「さ、さ、……皆さん、会話を先に進めてください、……… 」

 

酒井政利

「う、うん、……… わはははは、………

 そ、そして、その後、ピンク・レディーが現れたんです、………

 

 実は当時、ピンク・レディーという言葉は、今でいうAVじゃないけれど、

 性的な響きが強い名前だと思われていたんです、

 

 ところが、売り出してみると、奇抜なファッションや、

 阿久悠さんの歌詞が、子どもに受けて、大ヒットした、………

 ミリオンセラーというのは、そういう計算外のことがあるときに生まれるんですよね、」

 

八代亜紀

「しみじみとした演歌の一方で、「UFO」のような、不思議な世界も描ける、………

 こんな歌があるんだと、当時は、ビックリしました、……… 」

 

未唯mie

「ユゥッ、フォーーーッ、 ! ! 」

 

カツ丼小僧

「ああ、びっくりした、……… なんです、未唯mieさん、………

 いきなり、……… あんまり驚かさないでくださいよ、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

三田完

「阿久さんは、詞の世界では、あらゆる言葉を駆使できる人でしたが、

 普段はわりと寡黙でしたよね、」

 

酒井政利

「ええ、阿久さんと、六本木あたりによく飲みに行ったものですが、

 放っておくと黙っていて、ぽつりと漏らす一言が重かった、………  」

 

三田完

「興が乗れば、饒舌になることもありましたが、

 基本的には多くを語らず、いつも人の姿を冷静に見つめていた、

 それでいて照れ屋で、時折見せる笑顔が、とても可愛らしい人でした、」

 

カツ丼小僧

「はい、皆さん、どうもありがとうございました、………

 今日は、ちょっと早いんですが、ここまでです、………

 お楽しみは、次回に持越しです、 

 

 それでは、どなたか、ラスト・メッセージを、お願いします、……… 」



皇太子妃・雅子様

「わっし、こういう話、無知なんでごわす、………

 だから、意見もよう言えません、ふごふごふご、……… 」


黒咲蘭

「ふふふ、………よしよし、雅子、中々、いいじゃないか、………

 これからも、この調子で頼むぜ、………あははははは、……… 」


デヴィ夫人

「この女、何をやっても、役立たずで、ダメなんだから、………

 今度、相撲の廻し着けさせて、四股でも踏んでもらいましょうかね、…………

 おほほほほほ、……… 」


三田村邦彦

「ゾクゾクするなぁ、……… 」


カツ丼小僧

「顔に、マジックでイタズラ描きして、ヒゲや鼻毛を描き込んでやりたいな、……… 」


三原じゅん子

「あははははっ、天才バカボンのパパみたいねっ♡、……… 」