カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 192

カツ丼小僧

「それでは、今日も、「天才・阿久悠」を語り合います、

 八代さん、お願いします、……… 」

 

八代亜紀

「はい、………

 「舟唄」の次にいただいた「雨の慕情」がヒットした後、

 阿久先生から、「沢田研二と八代亜紀は、いい意味で僕を裏切ってくれる、」

 と言われた事がありました、………

 

 当時は、意味が分からなかったんですが、後から考えると、

 「雨々(あめあめ)ふれふれ」のパートで手をヒラヒラさせる振り付けが、

 意外だったみたいですね、………

 

 先生は、自分の作品がイメージしたものとは、別のものに仕上がることが、

 嬉しかったようです、」

 

三田完

「自分が人とは逆に張ることを好むだけに、

 裏切られるのも好きだったんでしょう、………

 

 阿久さんは、自分の思った通りの作品ができても嬉しくない人でした、

 自分の想像を超え、1+1が3にも4にもならないと、

 阿久悠にとっては、成功じゃなかったんです、」

 

カツ丼小僧

「僕も、最近ではツイッターをよくやっていますので、その意味がよくわかります、

 なんかね、リツイートっていうのが、あってね、

 他人の撮ったエロ動画をね、勝手に拝借して、自分のツイッターに紹介できるんですよ、

 

 僕は、今のところ、文章だけで写真は撮りませんで、

 他人の撮ったのを拾っているだけなんで、

 自分の実力以上に、ツイッターが、ムクムクと成長していくような感じで、

 こんなに嬉しい事はありません、………

 

 ただ、こういうのは、写真を選ぶ側のセンスも問われますので、

 よくよく吟味してから載せないとなりません、………

 僕の一応の選定基準は、「エロセクシーで、ドキッとするもの、ユーモラスなもの、」

 ですが、もちろん、それ以外の場合もあります、 」

 

角松敏生

「わははははは、………

 お前は、女のデカ尻さえ見れば、ドキッとしてんじゃないのかよ、……… 」

 

酒井政利

「'77年のことですが、広告代理店の企画で、

 僕と阿久悠さん、横尾忠則、浅井慎平、といった各界のクリエーターが集まり、

 南太平洋を3週間ほど旅行したんです、

 

 その旅の途中、イースター島に寄ったときに、

 横尾さんが、急に「UFOを呼ぶ、」と言いだした、………

 みんな、呆れていたんですが、しばらくすると、僕らの上空に、

 光る謎の物体が現れた、」

 

八代亜紀

「えっ、本当に来たんですか、? 」

 

酒井政利

「その場には、10人くらいいて、僕も、本物の UFO だと信じ込んだんです、

 でも、阿久さんは、そっぽを向いて、

 「違う、あれは管制塔の光だ、」と醒めた様子だった、………

 

 ところが帰国して、しばらく経ってから、

 ピンク・レディーの新曲を見て、驚きましたよ、………

 タイトルが「UFO」なんですから、………  」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

未唯mie

「ユゥッ、フォーーーーッ、」

 

酒井政利

「歌詞の「地球の男にあきたところよ、」って、

 あの日の僕らを、指していたんじゃないかって、………

 その場では、ノリが悪かったのに、しっかり曲にしていた、」

 

八代亜紀

「信じられない発想力ですね、……… 」

 

未唯mie

「阿久先生こそ、UFO に乗ってやってきた宇宙人です、………

 ユゥッ、フォーーーーッ、 」

 

一同

「……………。」

 

カツ丼小僧

「未唯mieさん、……… その振り付けやるのなら、裸でやってください、

 尻も、大きく振って、……… 」

 

三田完

「阿久さんの逆張りの発想は、作詞家になるにあたって、

 自ら作った「作詞家憲法」にも書かれています、………

 

 「憲法」は、15ヵ条あるんですが、第1条には、

 「美空ひばりによって完成したと思える、流行歌の本道と、

  違う道は、ないものであろうか、」と、ある、

 

 阿久さんは、美空ひばりさんを、歌謡曲の王道と見なし、

 それとは違うものを作ろうとしていたんです、……… 」

 

酒井政利

「阿久さんは、同じ昭和12年('37年)生まれの、ひばりさんを、

 かなり意識していたようですね、……… 」

 

三田完

「阿久さんが、小学生の頃、故郷である、淡路島の海で溺れそうになったとき、

 

 「自分が、このまま死んでも、どこにでもいる小学生が溺れ死んだ、

  で、終ってしまうだろう、……… 美空ひばりだったら、大騒ぎになるだろう、

  同い年の人間なのに、この違いはなんだ、」と、思ったそうです、

  溺れそうなときに、そんなことを考えるなんて、相当なものでしょう、  」

 

カツ丼小僧

「でも、ひばりさんは、横浜出身で、

 もう、12歳の、小学6年生の時(1949年・昭和24年)にデビューですからねぇ、

 凄いもんですよ、……… でも、身長が低くて、147cmというのには、

 ちょっと、びっくりしました、……… 」

 

浅香唯

「ゾクゾクしました、………? 」

 

カツ丼小僧

「うん、……あれ程の大スターが、これ程、小さなんてね、………

 ご存命なら、まず、僕の標的ですよ、………

 わははははは、…… ひばりを、鳥かごに閉じ込めて置くんだ、 

 ひばりさん、すいません、……… 」

 

酒井政利

「一方のひばりさんも、阿久さんを意識していたと思いますよ、

 

 ひばりさんの元夫だった、小林旭さんが、阿久悠作品の「熱き心に」で、

 ヒットを飛ばしたとき、ひばりさんが、「あちら(小林)にばっかり、」

 と漏らしたことがあるそうです、」

 

八代亜紀

「阿久先生は、ひばりさんに曲を書かれたことが、なかったんですか、? 」

 

三田完

「「花蕾」や「人」など、アルバム収録曲は、数曲提供しています、 

 でも、お互い、本気になって、ヒット曲を狙うような歌ではなかった、………

 美空さんが亡くなった後、阿久さんは、そのことを後悔していました、 」

 

カツ丼小僧

「やはり、美空ひばりさんにとって、阿久悠さんは、

 「悪友」だったんでしょうかねぇ、……… 」

 

松田賢二

「こらっ、」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、でも本当に、「阿久悠」というペンネームの由来は、

 「悪友」からだそうなんですよ、」

 

松田賢二

「あ、そうなの、……… 」

 

酒井政利

「ひばりさんだけでなく、阿久さんは、どこか、

 人と、距離を置くところがありましたね、……… 

 この歌手は、いいな、と思っていても、口には出さない、」

 

三田完

「歌手とベタベタした関係になることを、戒めていましたからね、………

 レコーディングの現場にも、ほとんど行かなかった、」

 

八代亜紀

「そうだったんですか、………

 私のレコーディングには、よくいらしてくれた、………

 

 とくに歌に注文を付けるわけでもなく、

 じっと座って聴いていた姿を覚えています、」

 

三田完

「それは稀有な例ですね、………

 八代さんに、特別な思いがあったんでしょう、」

 

中村玉緒

「と、特別な思いとは、………? はて、何でしょうか、? 」

 

三田完

「僕は、阿久さんが、他人に深入りしない背景には、

 少年時代の体験があると思う、……… 

 

 阿久さんは、淡路島の警察官の息子だったんですが、

 職業柄、転勤が多かった、……… それで、あちこち転校するんですが、

 行った先で、いじめられないよう、存在感を示す方法をいろいろ考えたそうです、

 

 たとえば、ラジオで聞いた、ジャイアンツの川上哲治のバッティングフォームを、

 想像し、同級生の前で披露しては、喜ばせる、」

 

カツ丼小僧

「阿久さんの頃は、川上哲治さん全盛でしたか、………

 川上さんは、去年の10月、93歳でお亡くなりになりましたが、……… 」

 

酒井政利

「でも、阿久さんは、子供のころから、人を惹きつける方法を考えていたんですね、」

 

三田完

「でも、仲良くなりすぎると、転校する時に悲しくなるから、

 過剰にベタベタしない、………

 さらに、小学校3年生で敗戦を迎え、先生の言う事が百八十度変わった、

 

 そういう経験があったからこそ、翻弄されることなく、

 醒めた目で見つめていたのではないでしょうか、」

 

カツ丼小僧

「はい、皆さん、今回も、「天才・阿久悠」の魅力、存分に語って頂きました、

 ありがとうございます、お疲れ様でした、………

 まだ、幾らも語り尽くせてはいないんでしょうが、今回は、これで終了です、

 語り尽くせていない分は、また次回、という事で、……… 

 

 では、今日も、どなたか、最後の一言をお願いします、」

 

 

藤あや子

「阿久悠さんって、昨日話した作品以外、どんな曲の作詞が、ありましたっけ、? 」

 

皇太子妃・雅子様

「すいません、………私、そういうの、疎いんで、よう知りません、………

 許してください、……… 」

 

黒咲蘭

「ふん、しょーがねえな、雅子、……… 

 まぁ、おめーなんかにゃ、何、言ったって無理だな、……… 

 ケツの穴、かっぽじって、よく、掃除しとけよ、 

 今度、苛めてやるから、………

 

 あ、それからな、……… これから、自分の事を、「わたし」じゃなくて、

 「わっし」と言え、……… いいな、……わっしだ、……… 」

 

三田村邦彦

「わはははは、………いいなぁ、………なんか、ゾクゾクするなぁ、……… 

 皇太子妃を、いいように、……… わはははははは、…………… 」

 

斉藤由貴

「それでは、阿久作品、行きます、………

 

 '71年 ♪「さらば涙と言おう」  森田健作

 

 '73年 ♪「ジョニィへの伝言」  ペドロ&カプリシャス

 

 '73年 ♪「みずいろの手紙」  あべ静江

 

 '75年 ♪「北の宿から」  都はるみ

 

 '76年 ♪「青春時代」  森田公一とトップギャラン

 

 '77年 ♪「津軽海峡・冬景色」  石川さゆり

 

 '77年 ♪「思秋期」  岩崎宏美

 

 '84年 ♪「北の蛍」  森進一  」

 

 

南野陽子

「それと、今日、話題にも上がった、小林旭さんの、♪「熱き心に」('85年)、………

 あと、河島英五さんの、♪「時代おくれ」、などですね、……… 」

 

カツ丼小僧

「ご紹介、ありがとうございました、それでは、また次回、……… 」

 

小嶋陽菜

「情報提供は、「週刊現代」、講談社でした~~~、 」

 

酒井法子

「グッバイっ、ピー♡、」

 

一同

「わははははは、……… 」