カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 190

カツ丼小僧

「それでは、大橋巨泉さん、昨日の続き、「今週の遺言」、お願いします、」

 

大橋巨泉

「うん、………

 いつも言ってることだけど、長い間、狭い国土に、同一民族が暮らして来た日本では、

 「周囲に気を使う、」「なるべく皆の意見に従う、」といった、

 いわゆる、”空気を読む” 習性が、身についてしまっている、

 

 若い頃から、西欧的合理主義を信奉して来た俺は、

 長い間、「巨泉の外国かぶれ、」などと言われて来た、………

 しかし、今の日本国の窮状を見ると、自分は間違っていなかったと思う、

 

 給料は上がらないのに、物価は上がるという、最悪の状況にありながら、

 安倍内閣の支持率が、50%を越えているなんて、全く信じられない、 」

 

カツ丼小僧

「巨泉さん、衆院解散が、間近に迫っています、………

 是非とも、爆笑問題の「サンデー・ジャポン」に出演して、

 安倍内閣打倒に動いてください、………

 巨泉さんでしたら、大衆から大きな支持率を得るかもしれません、

 安倍内閣の増税延期回避の、「死んだふり作戦」という見方もあるそうです、……… 」

 

太田光

「お、お、お、お願いします、巨泉さん、……… 」

 

ビートたけし

「いや~~、それは、ちょっと、あまりに危険過ぎると思うぜ、……… 

 タイミングとしては、もう少し後の方が、……… 」

 

AKB48

「もし、巨泉さんが、テレビに出演するような事があれば、

 私達、バックコーラス&ダンサーで、歌って、踊って、応援しちゃいまぁ~~~す、 」

 

大橋巨泉

「わははははは、………ばかやろう、………

 歌と踊りが、一緒に出来る訳ねぇって、いつも言ってんだろ、………

 どちらか、一つにしろよ、……… わははははは、……… 

 

 それでは、続けます、………

 

 この安楽死の問題も、まさに政治の怠慢なのである、

 考えてみると良い、………

 貴方が医者で、癒えるアテもなく苦しんでいる患者を抱えている、

 家族からも、楽にしてやってくださいと頼まれる、

 

 貴方は、放っておきますか、?

 現在の法律では、もし、あなたが安楽死の手段を講じたら、

 逮捕され、有罪となり、罰せられるのだ、(執行猶予はつくだろうが、)………

 

 日本は、地方自治が未熟で、自治体の権力が弱いから、

 アメリカやカナダのように、州によって認められるという事がない、

 

 つまり、患者は、苦しむだけ苦しんで死ぬ、(必ず死ぬんですよ!)

 医者は、良心を殺して、見て見ぬふりをする、……… 」 

 

太田光

「きょ、きょ、きょ、巨泉さん、……

 サ、サ、サ、サンデー・ジャポンで、そ、そ、その事を、………

 う、う、う、訴えてやってください、……… う、う、う、」

 

田中裕二

「おまえ、どこか、具合でもわるいのかよ、……… 」

 

太田光

「そ、そ、それでは、私、ちょっと、ト、ト、トイレに、行ってきやす、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「これが、立法府の怠慢でなくて、何であろう、……… 

 

 良心より、目先の欲に駆られる議員たちは、こんな大切な法案を提出するより、

 問題の多い「カジノ法案」の方を優先している、

 

 ある調査では、

 「もし合法化されたら、貴方は安楽死を選びますか、?」という質問に、

 何と、72%の人が「イエス!」と答えている、

 

 俺の考えでは、宗教的制約の少ない日本は、諸外国より、

 ずっと、この問題の法制化は、楽だと思うのだが、………  」

 

太田光

「ト、ト、トイレから、か、か、帰ってきやした、……… 」

 

田中裕二

「おい、何だよ、……… 出す物出して、スッキリしたんだろ、………

 お前、いつまで、そんな、うわずった声、出してんだよ、」

 

太田光

「で、で、で、出そうで、出やせんでした、………

 も、も、も、もう一度、行ってきやす、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「巨泉さん、続けてください、………

 ぼ、僕も、ウンコが出そうになってきました、……… 早く、……… 」

 

大橋巨泉

「わはははは、………それじゃぁ、ゆっくり、喋ることにする、………

 

 癌は今や、日本人の2人に1人は、かかるという、………

 そして、この病気と医学の進歩は、人類に死についての、

 新しい命題を、つきつけている、………

 

 更に、高齢化による認知症の蔓延は、別の角度から、

 命の尊厳や、死についての、新しい考察を迫っている、

 それは、いつまでも「周りの空気を読んで」いては、決められない問題である、

 

 さっき言った、72%という数字は、

 「合法化されたら、」という条件が生んでいると思う、

 これでも、立法府は動かないのだろうか、?   」

 

カツ丼小僧

「はい、巨泉さん、どうもありがとうございました、………

 それでは、今日は、これで、………  」

 

大橋巨泉

「いやいや、今日はまだ、もう少し、時間があるようだよ、………

 ねぇ、鎌くん、……… 」

 

鎌かける

「ええ、そうですね、……… 今日は、まだあと、30分ぐらいは、………

 ゆ、と、り、が、あ、り、まぁぁぁぁぁ~~~~~~~~す、 」

 

カツ丼小僧

「ぎひぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~っ、

 うっ、うんこがぁ~~~~~~~~~~~~~っ、

 うんこが、もれるぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~っ、」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

太田光

「太田光、ただいま、スッキリして、戻って参りましたぁ~~~~~~っ、」

 

カツ丼小僧

「お、お、太田さん、……い、い、いいところに、戻って来て頂きましたっ、……… 

 し、し、司会、 バ、バ、バ、バトンタッチです、………

 そ、そ、そ、それでは、私は、こ、こ、これで、……… 」

 

太田光

「巨泉さん、……それでは、続きのほどを、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、……話は、うって変るけど、………

 

 11月8日(土)の夜、上海でのグランプリで、

 フィギュアスケートのエース、羽生結弦(はにゅう・ゆづる・19歳)選手が、

 7針も縫う重傷を(アクシデントで)負いながら、フリーを演技して、2位に入った、

 

 事故の直後から、専門家は、出場は無理だと言っていたし、

 簡単な治療後の練習でも、ジャンプが出来る状態ではなかった、………

 

 それでも強行して、2位に入り、号泣していた、羽生の姿は、

 典型的な日本人の、それであった、

 新聞なども「気力」を称える向きが多かったが、やはり、空気だったのだろうか、

 

 そんな中で、日曜朝のテレビで、羽生は出るべきではなかった、

 コーチ陣が止めるべきだった、と発言した、

 大八木敦史君(元ラグビー全日本代表)の発言は光っていた、………

 

 ころころ転んで、跳べないようなプロは、見たくない、

 羽生君、もっと、チャンピオンの尊厳を大事にしなさい! 」

 

太田光

「はい、今日は、これで、とうとう、時間となりました、………

 それでは、最後に、カタコト、ご意見番を、どうぞ、………

 

 

生田智子

「うん、私の夫、ゴン中山、こと中山雅史も、

 現役時代は、大層辛かったので、プロスポーツ選手の苦しみは、わかるわ、」

 

堀ちえみ

「でも、お産の苦しみほどでは、ないでしょう、……… 」

 

マツコ・デラックス

「あんた、何で、そんなものと比較すんのよ、………

 アタマ、おかしいんじゃないのさっ、 」

 

北の湖敏満

「私は、腹は、ぽっかり膨らんでいますが、子供は産めません、」

 

白鵬翔

「同意見です、理事長、……… 」

 

太田光

「あっ、たった今、カツ丼小僧さんが、スッキリして帰ってきたようです、」

 

カツ丼小僧

「はぁ~~~、出た、出た、……固くて、固くて、………

 お産の苦しみどころじゃないよ、…… やっと、出た、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」

 

指原莉乃

「カ、カ、カ、カツ丼さん、………た、た、た、大変ですっ、………

 ふ、ふ、ふ、訃報ですっ、………

 は、は、は、俳優の、た、高倉健さんが、………お、お亡くなりになっていたそうです、

 

 は、83歳、……あ、悪性リンパ種で、……じゅ、11月10日に、………  」

 

一同

「え、え、え、え、え~~~~~~~~~~~~~っ、 ! ? 」