カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 186

カツ丼小僧

「さて、今日も、「週刊現代」、熱討スタジアム、男はつらいよ、

 「歴代マドンナを語ろう」のコーナー、その第3回目です、

 話も、段々、盛り上がって参りました、………

 それでは、川本さん、お願いします、………  」

 

川本三郎

「長山さんは、テレビで、妹・さくらとして、映画では、マドンナとして、

 渥美さんと共演された訳ですが、マドンナに対する、

 現実の渥美さんの接し方というのは、やはり違いましたか、? 」

 

長山藍子

「撮影所では、「いよっ、藍子ちゃん、今日もきれいだねぇ、」

 なんて、おっしゃっていましたが、それは、渥美さんが、

 現場に入ると、カメラが回っていない時も、

 寅さんに成り切ってしまう人だったから、……………

 

 プライベートで、女優さんと飲みに行ったり、ということは、

 ほとんどない方だ、と聞いています、………  」

 

カツ丼小僧

「それは、何ていうんでしょう、………ストイック性なのか、………?

 それとも、ただの、無欲、野暮天なのか、………

 僕だったら、そんな機会に恵まれたら、恐らく、………

 でも、臆病な性格だから、やっぱりダメか、……… 」

 

長山藍子

「ただ、私は、テレビ版の時から、渥美さんには、本当の兄弟のように、

 接して頂いたからか、お酒の席に連れて行って頂いたこともあります、

 

 その場にいた渥美さんのご友人方は、

 「珍しいなぁ、女優さんを連れてくるなんて、」と驚いていましたけど、……… 」

 

前田吟

「それは、本当に珍しい、………

 まず、さくらからマドンナになったというのも、歴代の中で異色だしね、」

 

カツ丼小僧

「で、………その後、何か、されませんでしたか、………?

 酒に酔った勢いで、いきなり、抱きつかれるとか、………

 ケツ穴を、ほじくられるとか、………?  アソコに手を突っ込まれるとか、……… 」

 

長山藍子

「いやぁ~ねぇ、……寅さんは、そんな事、絶対にしませんよ、………

 あなたと違って、純粋で朴訥な方なんですよ、……… 

 だから、女性に信頼されるんですよ、……… 」

 

内村光良

「わははははは、……… 」

 

長山藍子

「でも、私、自分がマドンナであるという意識が、まったくなくて、………

 当時は、そんな呼び方もしなかった気もするのだけど、……… 」

 

川本三郎

「いや、実は、そうなんです、………

 

 この呼び方を、松竹の宣伝部が使い始めたのは、

 寅さんが池内淳子さん演じる、喫茶店の店主・貴子に思いを寄せた、

 第8作「寅次郎恋歌」('71年)からだそうですよ、………

 

 それに、マドンナという言葉は、劇中、一度も登場していないんです、……… 」

 

きゃりーぱみゅぱみゅ

「あ、そ~~なんですかぁ~~~、ウンチクが一つ、溜まったぁ~~~、」

 

三田村邦彦

「でも、君、……寅さんなんて、殆ど、知らないだろ、……… 」


きゃりーぱみゅぱみゅ

「そうなんです、………すみません、………

 でも、皆さんの話の中から、寅さんの暖かな人柄が伝わってきて、………


 私、芸能界に入って、この世界が、どれだけ汚い世界かというのを、

 実感したばかりなんですけど、渥美清さんのような方も、いらっしゃるんですね、」

 

前田吟

「その「寅次郎恋歌」から、丸の内ピカデリーで、

 先行ロードショーが、始まったんですよね、

 前作までの大好評を受けて、上映館が増えていった、……… 」

 

川本三郎

「上映時間も、1時間半から、約2時間に延びました、」

 

前田吟

「長山さんの「望郷篇」から、タイトルの感じも変わるでしょう、………

 そこから、若尾文子さんが出られた「純情篇」、

 榊原るみさんの「奮闘篇」、とシリーズっぽくなってくる、………

 

 マドンナ役の女優さんも、豪華な顔ぶれとなってきた、」

 

竹下景子

「私や、松坂さんは、もっと、ずっと後ですけどね、……… 」

 

川本三郎

「長山さんの頃までには、製作陣も、

 シリーズで長くいけると考え始めたんでしょう、

 

 実際、「望郷篇」の観客動員数は、約72万人、………

 「新・男はつらいよ」('70年)が、約48万人ですから、

 客足は、一気に伸びています、………  」

 

長山藍子

「私は、そういうことは、全然知らなかった、………

 撮影現場で久しぶりにお会いした渥美さんは、以前どおり温かい人でした、

 

 「お兄ちゃん、お久しぶり、」と、声を掛けると、

 にっこり笑って、「おう、元気だったかい、」って、……… 」

 

カツ丼小僧

「本当に、それ以外のことは、なかったんですね、………? 」

 

角松敏生

「おいっ、……… 」

 

川本三郎

「「望郷篇」では、まず、寅さんにとって、恩義のある親分が亡くなる直前になって、

 生き別れになっている息子に、一目会いたいと言う、………

 

 ところが、蒸気機関車の機関士になっていた息子は、父親との再会を拒む、………

 最期に、息子にも会えない親分を見た寅さんは、浮き草稼業に嫌気が差すんです、 」

 

長山藍子

「それで、真面目に働こうとするんですよね、………

 「汗と油にまみれて働こう、」と、さくらへの手紙にも書いてます、

 

 そして、私が演じた節子の母親、富子(杉山とく子)が、

 女手一つで切り盛りする、浦安の豆腐屋で働き始めます、………

 本人の望み通り、汗と油にまみれて、………  」

 

前田吟

「油揚げを、たくさん揚げていたから、まさに、油まみれになる、………

 わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕は、美女のウンコにまみれて、一生を終えたい、……… 」

 

角松敏生

「おおいっ、……… 」

 

川本三郎

「節子は、別の男性との結婚を考えているけれども、

 母親を一人、残すわけにはいかず、躊躇していた、………

 

 そこへ、寅さんが現れたので、自分の代わりに、

 「ずっと、うちに居てくれる、? 」と、尋ねる、………

 

 この言葉を、寅さんは誤解して、その気になってしまう、」

 

長山藍子

「節子も節子で、寅さんに深く愛されていることに気がつかない、………

 知っていたら、実家を寅さんに任せて、お嫁にいくような事は、出来ませんよね、」

 

前田吟

「そうだよね、……… 」

 

川本三郎

「実は、この回は、テレビドラマ版のキャストが、たくさん出ている、………

 

 節子の婚約者・剛は、テレビドラマ版で、さくらの夫を演じた、井川比佐志さん、

 節子の母親役の、杉山とく子さんは、ドラマでは、「とらや」のおばちゃんでした、」

 

長山藍子

「観客の皆さんにも、ドラマ版の印象が、強く残っていたから、

 そのことでも、楽しんで頂けたかと思います、………

 山田洋次先生らしい、心憎い演出ですよね、」

 

カツ丼小僧

「はい、皆さん、どうもありがとうございました、………

 今日は、ここまでです、……… 

 大好きな、寅さんの話に埋もれて、僕も死ぬほど嬉しいです、………

 この楽しい話の続きは、また次回、お願いします、………  」

 

角松敏生

「何、言ってんだよ、………

 お前が、一人で、話を汚しているんじゃないかよっ、……… 」

 

張本勲

「カ、カツ丼小僧に、……「カツ」だぁ~~~~っ、」

 

大橋巨泉

「わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「それでは、最後に楽しいオチが、ついたところで、

 今日も、どなたか、恒例の最後の一言をどうぞ、……… 」

 

 

松坂慶子

「寅さんって、一緒に居ると、なにか、ホッとするような、暖かさがあるの、

 やっぱり、男の魅力っていうのは、顔やお金じゃないわ、……… 」

 

高内春彦

「慶子、………それ、僕の事を、言ってくれているのかい、………

 ありがとう、……… 」

 

皇太子妃・雅子様

「私も、最近じゃ、よく、マスコミにバッシングされて、辛いんです、………

 ちょっと、投げやりで、厭世的なところがあるから、………

 寅さんみたいな人に、暖かく包み込んでもらいたいな、………

 カツ丼さんでも、いいわ、……… 」

 

南野陽子

「いいえ、雅子様、……なんの、これしきっ、で頑張ってください、」

 

浅香唯

「いいえ、コンプレックスBANZAI!、よっ、……… 」

 

近藤真彦

「♪いいかげんにしろよ~~~、いいかげんが好きさ~~~、

  いいかげんじゃだめさ、……… 雅子っ♡、」

 

松田賢二

「こらっ、」