カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 152

カツ丼小僧

「それでは、前回の続き、「週刊現代」、「クイズダービーを語ろう、」

 その、第3回目です、………それでは、副島恒次さん、お願いします、……… 」

 

副島恒次

「クイズダービーでは、15人の作家が、それぞれ毎週、

 15~20本の問題を作っていました、………

 

 その、200~300本の中から、会議で8本を厳選、………

 ロート製薬の宣伝部長が同席することもあり、

 「ところでコレ、一体どこがおもろおまんの、? 」と、

 キツイ一言が、飛びだす事もありました、………

 

 作家連中は、みんなネタ探しに苦労していましたね、………

 なかには、「月刊住職」なんていう雑誌から、ネタを拾ってきた作家もいました、」

 

竹下景子

「ホント、どこでネタを見つけてきたんだろう、という問題ばかり、………

 三面記事的なところから問題がでるだろうと、新聞を隅々まで読んだりしましたが、

 一向に結果に反映しなかったので、すぐにやめました、……… 」

 

大橋巨泉

「でも、景子ちゃん、クイズの勉強をする暇なんか、なかったでしょ、………

 東京女子大学に在学中だった景子ちゃんは、

 番組が始まって、1年ぐらいでブレイクして、

 「お嫁さんにしたい女優No.1」と、言われるようになった、

 

 ものすごい数の仕事をこなしていて、

 台詞を覚えるだけで大変だったはず、……… 」

 

竹下景子

「でも、どんなにドラマに出ても、

 「「クイズダービー」のときの竹下さんが一番いいんだよね 」、

 と、よく言われましたよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕は、高校時代、松坂慶子さんのファンだったんですが、

 僕の友達に、一人、竹下さんの熱狂的なファンがいて、

 竹下さんの事を、いつも嬉しそうに語っていた奴がいました、……… 」

 

中村玉緒

「わ、ワダスの事について、何か、いっとるお方は、いまへんでしたか、? 」

 

カツ丼小僧

「あ、そういえば、同じクラスに、座頭市にそっくりな奴がいて、

 そいつが玉緒さんの大ファンで、ある時、僕に、

 「あっしは、玉緒という女に惚れてしまった、……… 」

 と、切なげに呟いたんです、……… 」

 

中村玉緒

「ウソを言いなはると、承知しませんで、……… 」

 

副島恒次

「竹下景子さんは、才女と言われながらも、それを鼻にかける素振りがなく、

 いつも笑顔だったから、視聴者にも大人気でした、………

 それに、「三択の女王」というあだ名が付く程、3択問題に強かった、………、

 

 はらたいらさんは、逆に3択が苦手でしたね、………

 負けず嫌いの塊のような人で、答えを間違えると収録が終わった後に、

 「副島さん、さっきの答え、本当に本当ですか? 」

 と、真剣な顔で聞いてきた事もありました、……… 」

 

竹下景子

「それだけに責任を感じていたんだと思います、………

 私も心が折れそうになった時もありました、………

 

 特に、最終問題で、賞金を10万円に届かせるため、

 出場者の方が、あえて、はらさんではなく、

 倍率の高い私に駆けて来た時は、もの凄いプレッシャーでした、……… 」

 

中村玉緒

「ぬほほほほほ、………ワダスにプレッシャーは、無縁どす、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、俺も、それがわかっていて倍率を付けていたんだ、……… 

 はらクンを2倍、景子ちゃんを4倍にしたら、

 最終問題は、オッズが倍になるから、4倍と、8倍でしょう、………

 

 「倍率ドン!」、「さらに倍!」、と言いながら、

 「景子ちゃんに3本来るな、」と思った時は、最低2本は来たね、……… 」

 

中村玉緒

「ぬほほほほほ、そうでっか、そうでっか、それは、それは、……… 

 大繁盛でございますな、……… 」

 

竹下景子

「でも、そういう時に限って、外してしまうんですよ、………

 

 自分の持ち点がゼロになって、ご褒美が貰えないのは一向に構わないけど、

 出場者が学生さんで、「部の活動費の足しにしたいんです、」と、

 すがるような目で、賭けてくれたときなどは、申し訳なくて、………

 

 番組が終わった後、一人楽屋裏で泣いたこともありました、……… 」

 

中村玉緒

「楽屋裏、哀愁秘話、とでもいった所でしょうか、……… 」

 

三浦友和

「あんた、感動しているんだか、茶化してるんだか、……… 」

 

副島恒次

「長山藍子さんも、21問連続不正解だったときに涙を流されていました、………

 

 それが、ちょうどCMに入った時だったのですが、

 さすがの女優魂ですね、………

 鼻をすすりながら、「あら、せっかくなら、本番中に泣けばよかった、」って、………

 

 たかが、クイズ番組と思わず、

 景子さんも、藍子さんも、本気でやってくれたのが、嬉しかったです、」

 

中村玉緒

「たかがクイズ、されどクイズ、………

 ニッチも、サッチも、………と、いった所ですかな、……… 」

 

所ジョージ

「玉緒さん、あんたね、……… 」

 

竹下景子

「現場には、いい意味での緊張感がありましたから、

 「クイズダービー」は、収録でしたが、一切編集はなし、………

 

 「ごめんなさい、もう一回、」と、私たち解答者も絶対に言わないし、

 現場のスタッフさんも言わなかった、………

 

 毎回TBSホールには、抽選で当たったお客さんが詰めかけ、

 ライブのような感じで、巨泉さんが、司会進行をしていく、………

 手を抜く、ということはなかったですね、」

 

カツ丼小僧

「僕も、テレビ局のスタジオの中には、観客として、一度だけ入った事があります、

 27歳の時なんですが、片岡鶴太郎さんの、「プッツン5」(日本テレビ)

 という番組なんですが、スタジオとは、こんなに小さな物なのか、………

 こんなに狭い所で、収録していたのか、と、ビックリしましたね、……… 」

 

副島恒次

「番組の最後は、必ずスタッフが、「5,4,3、……… 」と秒を読み、

 巨泉さんの、「それではみなさん、ごきげんよう、また来週、」で、

 終わっていました、……… 」

 

カツ丼小僧

「はい、それでは、そろそろ時間ですので、今日は、ここで終了です、………

 ごきげんよう、………また来週、……… ではなくて、

 

 また、次回ですね、………

 では、皆さん、恒例の最後の一言をお願いします、……… 」

 

 

ビートたけし

「「クイズダービー」なら、おいらも、ゲスト解答者として出演した事があるけど、

 なかなか、居心地がよくて、あの席にずっと座っていたかったなぁ、……… 

 

 おいらの兄貴の、北野大(きたの・まさる)なんて、あそこの1枠に

 座ったおかげで、女子生徒から、「かわいい、」なんて、チヤホヤされて、

 すっかり、味、占めちゃったんだ、……… 」

 

酒井法子

「私の全問正解の事は、ネットでも、未だに話題になってるわ、………

 でも、あれで、運を使いきっちゃったのかなぁ、……… 」

 

和田アキ子

「おっ、あんた、私の言う通り、のりピー語をやめたね、………

 うん、うん、いい心掛けだ、………

 やはり、年長者の言う事は聞くもんだよ、……… 」

 

掛布雅之

「いえ、私、この前、パチンコ店で、酒井法子さんが、

 ドサ回り営業をしているのを見ましたが、

 キッチリ、のりピー語を連発してました、………

 仕事への熱意、ファンサービスなんでしょうねぇ、……ええ、……はい、」

 

徳光和夫

「あんたこそ、話の語尾に、「ええ、」だとか、「はい、」だとかを

 付けるのをやめたらどうなんだ、………

 

 そうやって、念を押されるような話し方をされると、

 誰も、あなたのいう事に、反論しづらくなるじゃないか、……… 」

 

長嶋茂雄

「徳さん、徳さん、あまり、掛布さんを責めないでくださぁ~~い、

 私と、掛布さんは、同じ「ミスター」ですから、

 親戚であり、いとこ同士なんです、……… 」

 

野村克也

「なんや、………親子や兄弟では、なかったんかいな、……… 」

 

一同

「わははははは、……… 」