カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 135

カツ丼小僧

「さあ、今日も参ります、………深作欣二監督の、……… 」

 

松坂慶子

「わ~~~~っ、今日は私の事、……… 」

 

カツ丼小僧

「すいません、松坂さん、……… 実は、この前の、深作欣二監督の、

 占いの話に、大きな誤りがありまして、まずは、そのお詫びと訂正です、……… 」

 

所ジョージ

「あんた、ホント、細かいからね~~~っ、

 どうせ、また、枝葉末節の、どうでもいい事なんでしょう、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうです、……でも、他人から見て、どうでもいい事でも、

 僕にとっては重要ですので、ここで一言、という事です、………

 

 先日、深作さんの、お亡くなりになった日の、1月12日は、

 大胆で、無頓着で、悪く言えば、ズボラな性格だと、言いましたが、

 それは、まったくの誤りでして、むしろ、その逆で、緊縮政策家で、

 特に、お金については、非常にシビアで、コツコツと溜め込む性格です、

 

 ズボラで、無頓着で、大胆なのは、1月9日、1月10日、辺りの生まれです、

 すいません、僕の記憶違いでした、……… 訂正します、……… 」

 

マツコ・デラックス

「ちょっと、アンタ、……… 間違いは、いいけどさ、

 反対はないでしょう、……… そんなんじゃ、あんたの占いなんて、

 まったく、当てにならないって、ことじゃないのさ、………

 

 先に鑑定表を観てから、人や人生を判定するから、

 占いなんて、バカにされるのよ、………

 

 生年月日を、その人を見て、言い当ててごらんなさいよ、………

 そうしたら、みんな、占いを信じるようになるからさ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、まぁ、そうなんですが、うっかりミスみたいなもんで、……… 」

 

刀根麻理子

「でも、そんな事、あくまで、カツ丼さんの頭の中での事だから、

 別に、何も言わなきゃ、誰も、何も、分からないわよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、でも、誤ったままにしておくのは、自分の中で、

 ちょっと、気持ち悪いんです、……… 

 

 それに、まだ、かなり先の事になると思いますが、

 いつか、僕の占い大全を、本にしたりして、世間に発表するつもりでいますので、

 幾分の間違いも、ほったらかしにしておく訳には、行かないのです、

 以前言った事と違っているじゃないか、と言われる事があっても、困りますし、

 …………… 」

 

三田村邦彦

「でも、深作欣二さんの、亡くなった日って言うけどさ、………

 生まれた日じゃなくて、亡くなった日なんて、何か意味でもあるの、………?

 

 通常、市販の占いの本には、生まれ日の事だけで、死んだ日の事なんか、

 何処にも書いてないよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「いや、それが、大有りに、あるんですよ、………

 姓名判断が、画数だけでなく、文字数にも意味がある、という考えなのが、

 恐らく僕だけなのと同様、

 実は、生誕で観る占いが、死年月日時にも、大いに意味がある、

 と考えている人間も、あまりいないと思います、………いや、むしろ、

 

 生まれた時間よりも、死ぬ時間の方が、実は、よっぽど重要です、

 ただ、死ぬ時間なんて、故人のものは抜きにして、誰もが分からないから、

 占ったって、面白くないので、流行らないだけの事です、…… 」

 

江川卓

「もっと、分かりやすく言ってみてよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、生まれ日時というのは、その人間の人生の「始点」を表し、

 死んだ日時というのは、その人間の人生の「到達点」を表します、………

 

 例えばですよ、………生まれた日時がリッチで、裕福な星の生まれでも、

 死ぬ日時に、貧乏で不遇な星が、潜んでいれば、やはり、その人の人生は、

 生まれた時の条件は良くても、人生のベクトルは、死ぬ時の、

 不吉な星の方向に向かって動いているので、実際の人生も、知らず知らずの

 内に、下降線となり、没落の一途を辿る事になるのです、……… 」

 

松田賢二

「それじゃぁ、死ぬ時の星の方が、生まれ日の星より、

 よっぽど、重要じゃないか、………おお、こわ~~~~、 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうです、……だって、終りよければ、全てよし、どころか、

 死ぬ時の星が、大吉星に囲まれていれば、その人の人生は、

 もう、人生の半ばぐらいから、その星の影響が、色濃く出始め、

 かなり、いい状態になってくる訳ですよ、………

 

 つまり、人生とは、「始点」に始まって、「到達点」で終る、という訳ですが、

 実は、もう、始点にいるときから、自分の到達点は、既に決まっていて、

 そのベクトル線上の、変遷の中に、我が身を置いているだけなのです、……… 

 そして、その変わり目は、人生のちょうど半ばごろ、となる訳です、……… 

 

 極端な話でもなく、人生の到達点である、死ぬ時の日時に向かって、

 人生が動いている訳ですので、生まれた時の「星」、「運勢」なんて、

 むしろ、悪い方がいいんですよ、………

 

 生まれた時から、死ぬ時まで、悪い所から、いかに、いい方向へと、

 変わっていったのか、………いかに、下賤から上昇していったのか、

 その格差が、大きければ大きい程、喜びが大きい訳ですから、……… 」

 

大橋巨泉

「つまり、お前の、言うのにゃ、早い話、人の人生というのは、

 何から何まで、あらかじめ決まっていて、出来上がった所を、

 ただ、なぞっている、というだけの事なんだろう、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、ホント、………そんな事、恐らく、誰もが認めたくはないでしょうが、

 やはり、そうなんです………

 ただ、先の事が、どうなって行くのかは、誰もが予想はつきませんが、……… 」 

 

刀根麻理子

「さぁ、占いの話は、もう、それくらいにして、

 深作欣二監督に愛された女優たちの話をしましょうよ、……… 」

 

松坂慶子

「刀根さん、ありがとう、………さぁ、カツ丼さん、始めて、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、1984年(昭和59年)公開の映画、「上海バンスキング」に、

 出演していますが、ええ、……この頃、僕は、大学生の20歳、………

 

 屈辱と劣等感に打ちひしがれ、荒れ狂った、

 「疾風怒濤時代」の中に我が身を置いていましたのでね、

 申し訳ありませんが、当時のロードショーでは、この映画は観ていません、

 正直、松坂さんの事を考えている余裕などもなかったと思います、

 

 後のDVDで観て、これは、なんと素晴らしい、ウキウキする、

 ミュージカル映画なんだろう、と思いましたね、………

 ストーリーそのものは、ちょっと悲哀に満ちた、悲しい物を含んでいますが、

 松坂慶子という女優と、心の弾む楽しい音楽とで、かなり明るい雰囲気の映画に

 仕上がっていますね、

 

 まぁ、誰かが、何処かのインタビューで語っていたんですが、

 深作監督は、賑やかな事が、大層お好きな方のようで、

 とりわけ、映画の中に、激しい動きの乱闘や、揉みあいのシーン、

 賑やかで派手な群集シーンなどを取り入れる事が好きだったようです、………

 

 やっぱりね、まぁ、僕もそうなんですけど、映像には、激しい動き、

 アクションがないとね、……なにか、面白くありませんし、退屈します、………

 まぁ、思索的だけの話で、映画で、人を惹きつける事が出来たら、

 それは、もう、本当に一流という事になるんでしょうがね、………

 

 昔、何かの映画評論の本で読んだ事があるんですが、

 映像の基本というのは、「追いかけっこ」だそうです、

 これを入れると、まず基本的に、画が退屈しない、

 フィルムの穴をたやすく埋める事が出来る、………

 

 まぁ、一番わかりやすい例えで言うなら、刑事と泥棒の、

 路上での、追いかけっこのような物です、………

 古いドラマで恐縮ですが、「太陽にほえろ!」みたいな、………

 あと、アニメの、ルパン三世と、銭形警部とかね、………  」

 

松坂慶子

「カツ丼さん、そろそろ私の、……… 」

 

カツ丼小僧

「ああ、すいません、………映画「上海バンスキング」の松坂さん、

 喜劇女優として、深作欣二監督のアソコをキンキン唸らせたとの事です、」

 

松坂慶子

「まぁっ、……… 」

 

萩本欽一

「「欣が二つ」で、キンキンって事を言いたい訳ねっ、………

 それじゃぁ、「欽」が一つのボクは、どうなるのよっ、………

 キンじゃ、音にならないじゃないっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、ですから、萩本さんには、あまり艶っぽい、浮いた話は

 なかったという事ですね、……… 」

 

萩本欽一

「そりゃ、ちょっと、アンタ、失礼じゃないのよっ、」

 

カツ丼小僧

「松坂さんは、上海を舞台に、ジャズ歌手を好演、………

 '82年公開の、「蒲田行進曲」では、

 日本アカデミー賞、最優秀主演女優賞を受賞しています、……… 

 

 上海バンスキングのDVDなら、今、手元にあります、

  「バンス」というのは、当時の業界用語で、「advance:前借り」を意味し、

 その王様(キング)ですから、つまり、バンスキングは、「借金王」という

 意味だそうです、……… 

 

 パッケージの裏には、

 「1936年の夏、……戦争の影が忍び寄る上海、

  ジャズに情熱を燃やした、男と女、………

  色あせた自由と、青春の挫折がはじまった、……… 」

 

 と、ありまして、

 昭和11年の上海は、売春と麻薬の陰謀が渦巻く街であり、

 東洋のジャズのメッカでもあった、……という事です、……… 」

 

長嶋茂雄

「ん~~~、昭和11年ですか~~~、

 それは、ちょうど、私の生まれた年なんですね~~~、

 私は、その時、千葉の佐倉にいたもんですからね、

 阿片とジャズの香りは、漂ってきませんでしたね~~~、ハイ、…… 」

 

大橋巨泉

「ん~~~、昭和11年というと、俺や、藤子不二雄Aや、筒井康隆などが、

 2歳の頃だ、……… もちろん、まだ、何も知らない、……… 」

 

萩本欽一

「私なんか、まだ、生まれていないのよっ、………

 よって、欽ちゃん走りも、まだ、誕生していなかったのよっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「僕が大学の頃は、マスメディアや週刊誌、その他で、松坂慶子さんと、

 深作欣二監督の、お忍びの愛が、報道されました、………

 その結果として、深作さんの奥さんの、中原早苗さんが、

 爆死してしまったそうで、……… 」

 

松坂慶子

「んまぁ~~~~~~~っ、」

 

カツ丼小僧

「いや、いや、これは、もちろん比喩的な表現です、すいません、

 ところで、深作監督、この週刊現代に掲載されている写真を見る限りでは、

 中々、男らしさの中にも、優しさを含んでいるような人にも見えますね、」

 

松坂慶子

「ええ、とっても、素敵な人でした、十分、可愛がって頂きました、……… 」

 

カツ丼小僧

「どんな風に、………? 」

 

松坂慶子

「え、………? 」

 

カツ丼小僧

「だから、どんな風に、可愛がって貰ったのかと聞いとるんじゃ、ワレ、

 答えてみろ、ワレ、……… 」

 

松坂慶子

「い、いや、そ、それは、……… 」

 

カツ丼小僧

「いや、松坂さん、冗談です、……… すいません、………

 いつもの悪い癖がまた、……… 」

 

浅香唯

「これは、もう、どうやら、一生もののようね、……… 」

 

笑福亭鶴瓶

「俺と一文字違いの上方落語家、笑福亭鶴光みたいな奴やで、ホンマ、………

 生まれ持っての才能とも、いうべきものかもしれん、………

 ある意味、羨ましいわ、……… 」

 

カツ丼小僧

「では、今回は、これで終了です、

 皆さん、いつものように、最後の一言をお願いします、……… 」

 

 

吉永小百合

「映画「上海バンスキング」には、風間杜夫さんや、宇崎竜童さん、

 そして、長渕剛さんの奥さんの、志穂美悦子さんも出演しています、……… 」

 

中畑清

「ホント、面白いと思うよっ、皆も一度、観てみてよっ、……… 」

 

徳光和夫

「それより、キヨシさん、プロ野球のセ・リーグの、

 ペナント・レースの方が、もっと、面白いよ、……… 」 

 

薬師丸ひろ子

「よく締まる、あそ子です、よろしく~~~、」

 

原田美枝子

「はらわた、見えた子です、よろしく~~~、」

 

荻野目慶子

「おやじの目、警戒子です、よろしく~~~、」

 

カツ丼小僧

「どんどん来るなぁ~~~、 

 カツ丼、どんどん、カツ丼小僧です、 よろしく~~~~、」