カツ丼小僧
「優子ちゃん、ごめん、……… 君が、そんなに怒っていたなんて、………
夢にも思わなかったよ、……… 」
今井優子
「あなたは、もう、鈍感を通り越して、ただのバカよ、
今日限りで、貴方とは離婚します、………
もう、金輪際、あなたとは、二度と会う事もないわ、………
何度も、あなたの考えを理解しようとしたけど、やっぱり、それは無理ね、」
カツ丼小僧
「それじゃぁ、この座談会にも、………? 」
今井優子
「もちろん、……… もう、出席する事はありません、
今から、荷物をまとめて帰ります、……… 」
カツ丼小僧
「そうか、……… うん、………
まぁ、俺は、「来る者は拒まず、去る者は追わず、」の主義だからね、
そこまで、嫌われたんじゃしょうがない、………
よし、わかった、離婚には応じよう、………
その代わり、一度出て行った者は、もう、二度とここへは戻れないよ、
それで、いいんだね、………? 」
今井優子
「もちろんよ、……… これで、頭の中が、綺麗さっぱり、清々したわ、
全てのわだかまりも、みんな吹っ飛んじゃった、………
さぁ、敏生、……… 一緒に、ここを出ましょう、……… 」
角松敏生
「え、? い、いや、俺は、ここに残るよ、……… 」
今井優子
「え、………? 」
角松敏生
「いや、俺さ、この所、段々と、
カツ丼さんの考えが理解出来るようになって来たんだ、………
最初は、何か、いかがわしい、カルト系新興宗教のような感じもしたんだけど、
いや、そうじゃない、………カツ丼さんは、ちゃんと、自分なりに信念を持って、
自分に忠実に、正々堂々、生きている、………
カツ丼さんは、僕が今まで出会った人の中でも、3本の指に入る程、
偉大な人物のように思えてきたんだ、………
片や、ウンコだとか、ションベンだとか、オマ○コだとか言って置きながら、
また、一方では、デカルトのような哲学や、神秘的世界にも、精通している、………
雄弁家でもあり、巧みな論説で、他者を惹き付ける事も出来る、………
そして、ある時は、占術家であり、クレージーキャッツ昔日映画評論家であり、
横浜DeNAびいきの、独断偏見プロ野球解説者でもある、………
ジャンルこそ、違えども、同じ、芸術家、アーティストとして、
彼は、尊敬に値する人間だ、……… 本当に素晴らしい、………
僕は、今後、彼と一緒に行動を共にする事を決めた、………
もちろん、未来の大日本カツ丼帝国の国民になる事も、……… 」
今井優子
「と、敏生、………あ、あなた、まさか、それ、
ほ、本気で言ってるんじゃないでしょうね、……… 」
角松敏生
「いや、本気も、本気、………大本気さ、………
優子の方こそ、こんな事で、カツ丼さんと、縁なんか切っちゃって、
後で、泣きっ面に、ションベン掛かっても、知らねえぜっ、
へっへっへの屁だっ、……… 」
カツ丼小僧
「か、角松さん、………あ、ありがとう、………
こ、これから、あなたとは、一緒にうまくやっていけそうだ、………
こ、これで、心強い味方が出来た、………
さすが、話のわかる、イケメン・アーティストだ、………
僕を、角松さんの恋人、………いえ、友達にしてください、………
尻の毛の本数まで、数え合える仲になりましょう、……… 」
角松敏生
「わはははははは、………いいとも、いいとも、………
あ、そうだ、……カツ丼さん、いつか、歌がうまく歌えるようになりたいと、
言ってたね、……… よし、俺が、一丁、うまく歌うコツを、
カツ丼さんに伝授してやろう、……… 」
カツ丼小僧
「え、? 本当ですか、……… それは、ラッキーだ、素晴らしい、………
一流アーティストの、角松さんのご指導とあらば、鬼に金棒だ、………
よろしくお願いしますよ、………
今日から、角松さんの事、師匠と呼ばせてください、………
さ、さ、どうぞ、どうぞ、………
ここらで、冷えたビールを、グーーーーーッ、と一杯、……… 」
角松敏生
「わははははは、…… うん、うん、どうも有難う、………
おい、優子、何だ、お前、荷物をまとめて帰るんじゃなかったのか、
そんなところに、ボーーーーッ、と、つっ立ってないで、
帰るんなら、早く、帰れよ、………
俺も、今日限り、お前とは、絶交だ、………
カツ丼さんの良さが解らん奴は、もう、人間じゃねえよ、
早く、帰っちまえよ、バッキャローーーーッ、」
今井優子
「……… 敏生、……… 敏生、…………… 」
今井優子は、顔を真っ赤に腫らし、大粒の涙をボロボロこぼしながら、
襖を開けると、ヨタヨタと今にも倒れてしまいそうな感じで、浴衣姿で、
震えながら、部屋から出て行った、………
しかし、彼女に対する、同情の声は、意外にも上がらなかった、………
唯一、皇太子妃の雅子様だけが、今井優子を気遣い、
ポツリと、心配そうに呟いた、………
皇太子妃・雅子様
「私のせいで、離婚だなんて、………優子さん、なんだか、可哀想ですわ、
体を震わせながら、おぼつかない足取りで、出て行ったわ、………
大丈夫かしら、……… 」
カツ丼小僧
「いや、雅子様には、別に何の責任もありません、………
もう、どうせ、遅かれ早かれ、こうなる運命だったんです、………
僕は、もう、実は、数週間ぐらい前から、
何か、彼女の、僕に対する異変を感じ取っていました、………
彼女は正義感の強い、潔癖症なんです、………
本当は、最初から、僕のような、
ウンコやオマ○コの中に身を置く人間とは、水と油だったんです、………
彼女の容姿だけに見惚れて、結婚した僕が、浅はかだったんです、
全ては、僕の責任です、すいません、………
もう少し、理解力のある方だと思っていたんですが、
僕の、薄汚い冗談なんかも、内心まったく通じていなかったんでしょうね、」
浅香唯
「でも、一度、出て行ってしまった者は、もう二度と、……… 」
カツ丼小僧
「いえいえ、そんな、しゃちほこばった話ではなく、
自分を嫌っている人間は、自分の傍には絶対に置かないってこと、………
至極単純、ただ、それだけの事ですよ、……当然でしょう、………
出て行った人間を煮たり焼いたりして、食おうってんじゃない、
もう、関係しない、スルーしていくだけの話です、………
特に僕は、未来の独裁変態エロ国家の長を、目指しているんです、
そこん所は、厳しくしていかないと、国家崩壊です、……… 」
伊藤蘭
「♪ズンズンチャッーーーチャッ、ズンズンチャッ、
ズンズンチャッーーーチャッ、ズンズンチャッ、
♪見て、見て、見てぇ~~~~~ん、 食べごろよ~~~~ん、
♪バカバカバカァァァァ~~~~~~~ン、……… 」
未唯mie
「何なのよ、それ、……… 」
伊藤蘭
「いえ、ちょっと、湿った話になって来たので、場を明るくしようと、……… 」
水谷豊
「わははははは、……… ランちゃぁぁ~~~ん、 こりゃぁいいや、………
明るいなぁ~~~、 あと、スーちゃんと、ミキちゃんもいれば、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、キャンディーズ、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」ですね、
僕もよく、見ていました、……また、子供の頃を、思い出しちゃった、………
懐かしいなぁ、……… 明るい気持ちになりました、ありがとうございます、
ところで、雅子様は、これから暫く、
この座談会には、出席してくれるんですね、……… 」
皇太子妃・雅子様
「ええ、とりあえず、今は運転手には帰って貰っています、………
また、帰る時には、携帯で、すぐにでも呼び寄せますから、………
暫く、ここに、身を置かせて頂きますわ、……… 」
一同
「わぁぁぁ~~~~~~~い、」
カツ丼小僧
「それでは、皆さん、ここで恒例の、最後の一言をお願いします、……… 」
刀根麻理子
「これで、カツ丼さんも、また独身者、………私、アタックしてみようかなぁ、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さんと、一度、映画で、共演したくなって来ちゃったぁ、……… 」
浅田美代子
「カツ丼さんと一緒に、桃屋の「ごはんですよ!」で、
あったかご飯を、食べたいな、……… 」
小池栄子
「私は、カツ丼さんと、小池で水かけ遊びをしたいです、」
小倉優子
「私は、カツ丼さんと、小倉あんを食べるのが夢です、」
カツ丼小僧
「皆さん、ありがと~~~、これからも、よろしく~~~、」