カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 120

カツ丼小僧

「え~~、2回にわたり、大橋巨泉さんの、「今週の遺言」の内容をテーマに、

 話を進めて来ましたが、今回からは、また、ガラリと趣を変えまして、

 

 同じく「週刊現代」、「決定! 日本一の名脇役 」、という事で、

 テレビドラマや映画の、脇役俳優をネタに、話を進めていきたいと思います、………

 

 つまりね、「彼らがいないと、ドラマがつまらない、」んですよ、………

 脇役がいるからこそ、主役が輝くんです、

 目立たなくとも、強烈な個性の持ち主を、今回紹介します、 

 

「週刊現代」の 最初の方の、カラーページですが、………  」

 

大橋巨泉

「でも、時には、あまりに個性が強すぎて、

 脇役が主役を喰ってしまう事だってあるんだ、………

 

 古い漫画で恐縮だけど、赤塚不二夫の、「おそ松くん」や、

 「もーれつア太郎」に出て来る、「イヤミ」だとか、「ニャロメ」なんかが、

 いい例だ、……… 当時、主人公の数倍目立ってた、……… 」

 

所ジョージ

「わははははは、そういえば、「ケムンパス」なんて毛虫や、

 「べし」なんて、カエルもいたなぁ、……… 」

 

野村克也

「古い漫画と言えば、水島新司の野球漫画、「ドカベン」に登場する、

 葉っぱの岩鬼正美や、「トンマ」こと殿馬一人、里中智の存在もそうや、………

 

 我々、主人公の「ドカベン」こと、山田太郎の打席なんか、

 もう、どうだってよかったんや、………  」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうですね、………

 それでは、今回の、名脇役の、トップバッターなんですが、

 

 志賀勝(しが・まさる)さん、ですか、………

 知りませんねぇ、……… しょっぱなから、………

 顔も名前も、まったく知りません、………

 だからこそ、息の長い、名脇役なんでしょうが、……… 」

 

松坂慶子

「でも、志賀勝さんは、私達の間では、有名な、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そりゃぁ、松坂さんなんかの間では、身内のようなもんでしょうから、

 当然、よく知っている間柄なんでしょうが、一般人には、………

 まぁ、カツ丼小僧よりかは、有名でしょうが、……… 」

 

松坂慶子

「まぁっ、……… 」

 

内村光良

「わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「志賀勝さんは、1942年(昭和17年)生まれで、京都府出身、現在72歳、

 ヤクザ映画には欠かせない、圧倒的な存在感を持っている人で、

 

 代表作には、映画、「仁義なき戦い」、「ダボシャツの天」、などがありますが、

 ネットの写真なんかを見ますと、かなりのコワモテで、本物のヤクザと、

 なんら、変わりはないようにも思われますが、………

 

 それに志賀さんは、歌手でもあって、レコードも出していますが、

 そのジャケットに写っている志賀さん、………

 サングラスに着物姿で、正座してて、なんかヤクザそのものですね、……… 」

 

西田敏行

「でもさ、案外、こういう人に限って、実生活は、質素だったり、

 他人に気を使う、優しい性格だったりする事もあるんだよ、………

 いじらしいなぁ、……… グッスン、……… 」

 

役所広司

「ははは、……… まぁ、とりあえず、そう、言い繕っておかないとね、………

 地味な悪役俳優さんだって、モチベーションなくすでしょうから、……… 」

 

西田敏行

「おいっ、人の感傷メルヘンに水を差す気かっ、……… 」

 

カツ丼小僧

「でも、志賀勝さんは、映画はもちろんの事、テレビドラマにも、

 やったらめったら、出演していますね、………これは凄い、………

 

 「必殺仕置人」、「銭形平次」、「水戸黄門」、「大岡越前」、………

 あと、「忠臣蔵」や「必殺シリーズ」、「遠山の金さん」、「大江戸捜査網」、

 

 「西部警察」、「太陽にほえろ!」、「江戸を斬る」、「浮浪雲」、

 「桃太郎侍」、「座頭市」、「特捜最前線」、………

 

 有名な、連続ドラマに、ことごとく、出演していますね、………  」

 

役所広司

「うん、それはね、……… 俺も、確かに、色々と考える事もあるよ、………

 それは、やっぱり、人それぞれ、生き様の問題だと思うんだ、………

 

 とにかく、超有名になって、看板で主役を張って、王道を進んで行くか、

 それとも、目立たないけど、地道な役を続けて、息の長い、いぶし銀の

 個性派を取るか、………

 一旦有名になってしまうと、進むべき道も、どんどん限られていくし、……… 」

 

カツ丼小僧

「それでは、ここに、映画監督、阪本順治さんの、

 志賀勝さんへのコメントがありますので、紹介します、………

 

 「志賀さんは、「仁義なき戦い」などのヤクザ映画では欠かせない、

  アクの強い俳優さんです、………

 

  私が監督した、「ぼくんち」では、

  珍しくヤクザ以外の役をお願いしましたが、

  ”普通のおじいさん”の役を、飄々と、味わい深く演じてくれました、」

 

  ………と、いう事です、………  」

 

刀根麻理子

「はい、それでは、次に行きましょう、……… 次は、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうですね、次は、坂本スミ子さんという女優さんです、

 坂本スミ子さんは、1936年(昭和11年)、大阪府出身、

 ラテン系歌手でありながら、女優として、14作もの、映画に出演しています、

 

 なんか、名前は、聞いた事があるような、ないような、………

 何と言っても、ウチの両親よりも、年が上ですから、………

 昭和11年といったら、長嶋茂雄さんと同じ年じゃないですか、……… 」

 

長嶋茂雄

「はい、いわゆる一つの、1と1なんですよ、……… 」

 

松井秀喜

「わははははは、……… 」

 

野村克也

「何がそんなに面白いんや、……… アホちゃうか、……… 」

 

刀根麻理子

「でも、カツ丼さん、坂本スミ子さんって、ラテン歌手としては、

 すっごく有名な人なのよ、………

 シャンソン歌手の、越路吹雪さん程ではなくとも、……… 」

 

カツ丼小僧

「では、坂本スミ子さんの、代表曲には、何があるんです、………? 」

 

刀根麻理子

「……………。」

 

野村克也

「ふふふ、……… そうや、これが、脇役の悲しき宿命なんや、………

 誰にも、知られず、注目されず、ひっそりと、……… 

 

 ワシの現役時代も、そうやった、………いいところ、おいしいところは、

 皆、スーパー・スター、長嶋茂雄に、さらわれるんや、………

 まぁ、ワシは、人気のまったくない、パ・リーグの弱小球団、

 南海ホークスのキャッチャーやったんやけどな、………

 

 ふん、現役時代の、打撃の成績は、長嶋よりワシの方が、ええんや、………

 なのに、なんで、向こうの方が、人気があるんや、………

 おかしいやないか、……… 」

 

三田村邦彦

「あんた、そう、ひがみなさんな、………

 何も、成績の結果だけが、人気という訳でもないだろう、………

 観客は、当時、太陽のような長嶋さんのハッスルプレーに、痺れたんだよ、」

 

野村克也

「ふふふ、………向こうは、ひまわり、……ワシは、月見草や、……… 」

 

徳光和夫

「あんた、そうやって、他人を引き合いに出して、

 自分の人気を引き出そうとするのは、やめたらどうだ、………

 誰もあんたにゃ、同情せんよ、……… 月見草どころか、どくだみだ、……… 」

 

江本孟紀

「おいっ、皆で、よってたかって、野村さんを苛めるのはやめろっ、」

 

野村克也

「ワシは超悲観主義やから、……… 」

 

三田村邦彦

「いや、主義というんじゃなくて、そういう性格なんだろう、……… 」

 

野村克也

「ワシは、B型やからな、……… 」

 

和田アキ子

「だから、………? また、血液型の話かよ、………

 私、そういうの、嫌いなんだよ、……… 」

 

野村克也

「占いは信じないけど、血液型は信じる、……… 

 サッチーもB型や、うふふふふ♡、……… 」

 

小倉智昭

「僕もB型です、……… あと、浅香光代さんも、……… 」

 

野村克也

「……………。」

 

江本孟紀

「わははははは、……… 」

 

カツ丼小僧

「それでは、話を戻します、………

 映画監督の阪本順治さんの、坂本スミ子さんの思いをここに紹介します、………

 

 「映画「犬」シリーズでの、坂本さんの演技も素晴らしい、………

  毎回、主役の田宮二郎さんに恋い焦がれ、

  最後はむげにされる役を演じています、……… 

  

  悲しみを感じさせながらも、どこかコミカルさを出すのが、

  非常に上手な女優さんだと思います、………  」

 

  ………という事です、………   

 

  それでは、今回は、これでお終いです、

  皆さん、最後の一言をお願いします、……… 」

 

 

大西結花

「子供の頃、見ていた、「天才バカボン」の名脇役、

 レレレのおじさん、とか、目ん玉つながりの、お巡りさんだとか、

 見ていて楽しかったなぁ、……… 」

 

角松敏生

「うん、「巨人の星」では、ライバルの、花形満や左門豊作の存在だ、………

 脇役なんだけど、とても厚みがあって、薄っぺらでない所に魅力があるんだ、」

 

浅香唯

「お父さんの、星一徹さんや、お姉さんの明子さんの存在もね、……… 」

 

南野陽子

「手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」では、

 アッチョンブリケのピノコちゃんね、………あの顔、可愛らしかった、……… 

 あと、ドクター・キリコとか、琵琶丸、なんてのもいたわね、……… 」

 

斉藤由貴

「ピノコちゃんは、脇役というより、準主役、という感じですけど、

 それじゃぁ、あの、ヒョウタンツギだとか、オムカエデゴンスなんかも、

 脇役ってことになるのかしらね、……… 」

 

カツ丼小僧

「スカーーーーーーッ、ソウデゴンスネ、……… 」