カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 118

カツ丼小僧

「お待たせしました、今週の「週刊現代」、

 今日は、大橋巨泉さんのコラム、「今週の遺言」です、………

 

 自身の赤裸々体験をもとにして描かれた、「今週の遺言」、

 大変、好評を頂いておりますが、………

 

 「週刊現代」の88ページですね、………

 まず、見出しを見ますと、………

 

 ロボットによる、咽頭がん手術が、カナダの病院で成功した!

 日本でも、一日も早い開発を、………と、あります………

 

 ロボットの癌手術ですか、……… なんか、面白そうですね、………

 それでは、巨泉さん、お願いします、………   」

 

大橋巨泉

「うん、まず、人生には、タイミングというものがあってね、

 これは、ある時は、生死を分ける、という程、大きいんだ、……… 」

 

中村玉緒

「精子を、……… 分ける、………? ………と、言うと、………?」

 

松坂慶子

「玉緒さん、……… 」

 

中村玉緒

「ぬほほほほ、………冗談ですわ、……… 」

 

大橋巨泉

「飛行機事故などで、多くの人が亡くなると、必ずと言っていい程、

 その機に乗る予定だったが、乗り遅れてしまった、などという人が出て来る、

 

 これはもう、運というより他ないけど、こと、医学の進歩という事に係わると、

 何か、運だけでは、片づけられないものを感じるんだ、………

 

 俺の2度目の癌「中咽頭がん」にしても、

 もし、これが、5年以上前に発生していたとしたら、

 今のように、カナダでリハビリ、なんて、言ってられなかったかもしれない、

 

 複数の医師に聞いたんだけど、俺が受けた IMRT(強度変調放射線治療)は、

 2006年に「先進医療」に、認定されたばかりだそうだ、………

 

 それ以前は、放射線治療といっても、患部全体に照射していたようで、

 ある医師によれば、「火炎放射器」状態だったらしい、………  」

 

中村玉緒

「か、火炎放射器でっか、……お、恐ろしゅうおまんなぁ、……… 」

 

ビートたけし

「もう、先がない婆さんなんかさ、姥捨て山より、そっちの方が、……… 」

 

ビートきよし

「やめなさいって、あんた、……… 」

 

松坂慶子

「でも、それでは、患者さんは、堪らなかったでしょうねぇ、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、癌も死ぬ代わりに、周りの正常な細胞も痛めつけられる訳で、

 現在の俺の、数倍の副作用が発生したと想像できるんだ、………

 

 それから、俺の他の経験では、黄斑変性症がある、………

 現在は、アバスチンという薬を、直接眼に注射する、という療法が発明され、

 比較的簡単に治療が可能だ、しかし、それ以前は、大変な手術しか方法がなく、

 患者は、失明覚悟で、病院へ行ったらしい、………

 

 今回の中咽頭がんについても、手術は難度が高いらしく、

 それを避けられた自分は、本当に幸運だと思っているんだ、……… 」

 

カツ丼小僧

「日進月歩の、医学の進展に感謝しましょう、……… 」

 

ビートたけし

「日進チ○ポの、……… 」

 

所ジョージ

「わははははは、……… 」

 

大橋巨泉

「国立がん研究センターの、松本文彦医師は、

 転移していたリンパ節の癌(7ヵ所あった)は、手術で取り去る、

 扁桃腺に出来ていた本体の癌は、IMRTで治療すると、二通りに分けた、………

 

 その時の説明で解ったのだが、

 リンパ節は、耳の舌を切開して廓清(かくせい)できる、………

 しかし、扁桃腺に出来た癌を取るとなると、大変だという、………

 

 肺だの、胃だの、腸だのの場合、開腹すれば、外科手術は、どこまでも可能だ、

 最近では、周りに穴を開けてする、腹腔鏡手術も開発されている、 」

 

松坂慶子

「女の私としましては、あまり体にメスは、入れたくないわ、………  」

 

カツ丼小僧

「ま、松坂さんの、ふ、ふ、腹腔鏡、しゅ、手術、……… 」

 

高野人母美

「私の、顔面崩壊の画像より、興奮しますか、………? 」

 

大橋巨泉

「しかし、咽頭の場合、……… そう、外科医の手も入らない程、狭いんだ、

 つまり、手術をするためには、想像以上に、顔や首を切り開かねばならない、

 

 「顔が変わってしまう」、とか、「手足の皮膚や筋肉、神経などを移植する」、

 と言われ、その理由が解るまで、かなりの時間を要した、………

 とにかく、非常に狭く、しかも、脊髄や、気管や、声帯など、

 むずかしく危険なものが、詰まっている場所なんだ、………

 

 俺は、今後の生活の質を考えて、松本医師に同意したんだけど、

 その後、手術を受けた友人に会って、話を聞き、

 つくづく、ラッキーだと感謝したものさ、 

 

 ところが、カナダに来て、2ヵ月が経った頃、

 バンクーバー・サン紙に、とんでもない記事が載っているではないか、………

 

 曰く、「ロボットが扁桃腺の腫瘍を除去した、」

 

 夢中になって読んだ、その記事の内容を紹介すると、………

 

 アメリカでは、すでに2000年代から、行われていたが、

 成功率は高いとは言えず、下火になっていた、………

 

 それを今回、カナダのエイタン・プリズマン医師が、

 バンクーバー総合病院で執刀、7時間の手術の末、見事に成功した、

 

 今まで、医師の手の入らなかった口中だが 

 ロボットの腕は、細かい関節があるので、

 医師は、その関節を使って、口内の手術を行ったという、………

 これは、医師に、より良い3Dの視界を与えると書いてあった、………

 

 患者のザポロゼッツ氏は、順調に回復中、

 抗がん剤も放射線も受けていないので、副作用もなく、

 回復は、早いだろうという、………

 

 では、何故、アメリカで行われなくなった、ロボット手術が

 カムバックしたかというと、………

 

 あ、その話は、また、長くなりそうだから、続きは、次回にするよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「あ、そうですか、……… わかりました、

 では、今回は、区切りのいいところで、これで終了です、………

 

 では、皆さん、言い足りない事も、沢山おありでしょうから、

 思う存分、どうぞ、………  」

 

 

太田光

「巨泉さんは、同志です、親子同然です、………

 一緒に、安倍や、すがを倒しましょう、……… 」

 

田中裕二

「でも、お笑い関係の人間って、

 なんで、すぐ、政治に口をつっこみたがるんでしょうね、……… 」

 

タモリ

「俺は、政治なんて、一切、関係なし、………

 ミニチュア鉄道模型と、小百合ちゃんの、……… 」

 

内村光良

「でも、相棒のナンバラは、今、一体、何処で何をしているんだろう、……… 

 まさか、政界進出でも、狙っているんじゃ、……… 」

 

笑福亭鶴瓶

「落語家の立川談志師匠は、以前政界進出を狙っていたんだけど、

 尊敬する、漫画家の手塚治虫さんに、「あんた、政治家だけは、およしなさい、」

 って言われて、政治に係わる事をやめたそうだ、……… 」

 

野村克也

「なんや、………大の大人が、他人の意見に左右されて、どうするんや、………

 情けないとは、思わんのか、……… 」

 

小倉智昭

「女房の意見に左右されている、大の大人もいる、……… 」

 

三田村邦彦

「わはははははは、……… 」

 

長嶋茂雄

「小倉さん、それは、ナイスなご意見番です、ハイ、」