カツ丼小僧は、パンパン、と、2回手を叩き、
ベッドの上で寝ている雅子様を覚醒させた、………
雅子様は、ハッとして、目を覚ました、
皇太子妃・雅子様
「カツ丼小僧さん、今、私、何か夢を見ていたような、………
何か、カツ丼小僧さんが私に囁いてきたの、………
今に、とっても気持ちよく、楽になれるって、………
本当に雅子を気持ちよく、楽にさせてくれるんですね、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、本当です、……… それと、今、雅子様は裸ですよ、………
お気づきですか、………? 」
皇太子妃・雅子様
「え、………? あ、あら、本当だわ、………どうして?
いつの間に、………恥ずかしい、………
まあっ、私の透け透けの下着まで、見られてしまったのね、………
あっ、……… ま、まさか、私の、……… 」
カツ丼小僧
「へへへ、……… まさか、雅子様、………
いくら僕だって、雅子様に、そんな真似はしませんよ、………
今、理性で、必死に自分を押さえてるんです、………
もう、なんか、ぶっ壊れてしまいそうですよ、………
いえ、それよりね、今から、ちょっと、面白い事をしましょう、………
このダンボール箱の中にね、特別、大人用に大きくあつらえた、
子供の服があります、………大きいおむつまでも、………
色や柄など、もう、何十種類もあります、………
いえ、洋服だけでは、ありません、
ガラガラや、手鏡、化粧品セット、熊のプーさんのぬいぐるみなど、
幼児用、子供用のオモチャもあります、………
この服を着て、雅子様、……… 何もかも忘れて、
完全な赤ん坊になりきって貰いたいんです、………
頭の中を、まったくの「空」にして、僕に甘えて来てください、……… 」
皇太子妃・雅子様
「赤ん坊のように、カツ丼小僧さんに、……… 甘える、………? 」
カツ丼小僧
「ええ、そうです、……… まぁ、僕は男ですからね、
雅子様の、尊大な父親であるか、
または、包み込む恵比須様だとでも思ってください、……… 」
皇太子妃・雅子様
「分かりました、カツ丼様、……… 私、あなたの乳幼児になります、………
何もかも忘れさせてください、………お願いします、……… 」
雅子様は、そう言って、ダンボール箱の方まで歩いて行こうとしたが、
カツ丼小僧は、雅子様の腕を掴んで、直立歩行ではなく、今すぐ、
四つん這いになって、「ダー、ダー、」と言いながら、這って歩くように命じた、
雅子様は、幾分、頬を赤らめて、カツ丼小僧を見据えて、ニコヤカに頷き、
すぐにその場に、四つん這いになると、紫色のレースのパンティーをつけた、
ふくよかな大尻を、カツ丼小僧の方に、見せつけながら、
幼児服の入ったダンボール箱の方まで、ゆっくりと這って行った、………
不様な四つん這い姿で、のそのそと這って歩く雅子様の後姿を眺めながら、
カツ丼小僧の心に、言いようもない、倒錯的な感情が、湧き起こって来た………
もちろん、空想世界の中では、
今まで、当たり前のように、想像していた事ではあるが、
やはり、それが現実の物となった今では、………
もう今、ほんの数分後には、赤ん坊のようになった
雅子様を、我が手に抱く事が出来る所まで、来ているのだ、………
常人で、もし、こんな出来事が、目の前に展開し始めたら、
まず、頭の中が真空状態になって、気絶するか、もしくは、頭に血が上って、
錯乱状態になるだろう、……… ただ、カツ丼小僧の場合は、………
でも、どうしても不思議でならないのが、このような事をする、
雅子様の仕草が、極々自然で、手慣れているように見える事だ、………
テレビで見ている普段の雅子様の、立ち居振る舞いからすると、
ちょっと、考えづらい事だった、………
やはり雅子妃は、普段から、このような一人遊びを、………?
カツ丼小僧が、そのような事を考えながら、妄想に浸っていると、………
幼稚園児の制服に着替えた雅子様が、また、「ダー、ダー、」と、
その場に胡坐を掻いて座っていた、カツ丼小僧の方に、
這いつくばりながらやって来て、彼の体に、ゆっくりと抱きついて来た、………
彼女は、顔を赤く染め、まるで、酒にでも酔ったかのような、気の抜けた、
とろんとした表情をしていた、………
雅子様は、幼稚園児の被る黄色い制帽と、上はボタンのついた水色の制服で、
「ほしぐみ まさこ」と書かれた名札を付けていた、………
そして、下は、というと、………スカートは穿いていなかった、………
やはり、紫色のレースのパンティー、1枚だけだった、………
上と下との差異が、なにか、不可思議でエロティックな倒錯感をもたらしていた、
カツ丼小僧
「ふふふ、……… 上は、幼稚園の制服姿で、顔は艶やかな大人、………
そして、下は肉づきのいい、尻と太ももに、透け透けのパンティーか、………
もうダメだ、雅子様、……… お、俺、頭がおかしくなりそうだ、……… 」
皇太子妃・雅子様
「んふふ~~~ふふっ♡、」
雅子妃は、カツ丼小僧の顔を間近に見つめながら、
ニッコリと、奥ゆかしげに微笑んでいた、………
これが、あの、「適応障害」、と言われる雅子様の一面なんだろうか、………?
そして、内と外の顔を、代わる代わる、変えているんだろうか、………?
いや、「適応障害」を克服するがために、本人も知らず知らずの内に、
身に付けて、段々と形成されていった、性癖なのだろうか、………?
でも、これでは、自分のペットとして飼いならす手間が省けてしまって、
ちょっと、つまらない、………
でも、一般人の女たちと同じように、このような倒錯が、
最初から、本人にあったと言うのなら、雅子様の人格変容については、
カツ丼小僧には何の責任もあらず、罪もないという事になり、
彼にとっては、いささか複雑な心境でもあった、………
そこまで、考えて、カツ丼小僧は、ハッと、思いとどまった、………
そうだ、考えても見れば、ここに半永久的に雅子様を
閉じ込めて置くことは出来ないんだ、………
彼女は、車で送って貰ったって言ってたし、運転手だって待っている筈だ、………
そしてもう、すぐにでも、お座敷の方にでも帰って、また次の座談会のテーマを
討論しなくちゃならないんだ、………
でないと、皆に怪しまれちまうぞ、………
さぁ、………急ごう、………もう、時間がない、………
カツ丼小僧は、幼児のように無邪気に笑っている雅子様の顔を見つめ、
彼女のアゴを、そっとしゃくり上げて、微笑んだ、………