カツ丼小僧
「それでは、雅子様、………
これからは、僕の言う通り、何でもしてくださいますね、…………… 」
皇太子妃・雅子様
「はい、……… 」
カツ丼小僧
「では、まず、その、帽子を取って、着ている服を脱ぎ捨てて、
パンティーとブラジャーだけになってください、……… 」
皇太子妃・雅子様
「……… えっ、………? そ、そんな、……… 」
カツ丼小僧
「……… そうですか、………やはり、ダメですか、………
すいません、ちょっと、行き過ぎた注文だったかもしれません、……… 」
皇太子妃・雅子様
「い、いえ、……別に、ダメという訳ではありませんけども、………
で、でも、……… 」
カツ丼小僧
「わかりました、………
では、まず、そこに置いてある、肘掛椅子に座ってください、………
そうそう、ゆったりと、………ゆったりと、………くつろいで、………
そうですね、確かに起きている状態では、羞恥心という物が出て来ます、………
それでは、僕が今から、雅子様に催眠術をおかけしますが、
それについて、雅子様は、許諾して頂きますね、……… 」
雅子様は、カツ丼小僧の顔を上目がちに見つめると、
コックリと頷いた、………なんの猜疑もない素直な目線で、………
催眠術師・カツ丼小僧は、内心、ほくそ笑んだ、………
素直で純粋な性格の人ほど、実に、アッという間に、
催眠術にかかってしまうからだ、………
カツ丼小僧は、まず、電気スタンドを除いて、室内の灯りを消し、
雅子妃に、瞼を閉じて、頭の中を空にし、
体の力を抜いて、リラックスするように命じた、………
そして、その後、雅子妃の前に両手をかざして、
その手をグルグルと、大袈裟に回しながら、
なにやら、ブツクサと呪文を唱え出した、………
すると、暫くして、カツ丼小僧の催眠術が効き始めたのか、
雅子様は、突然、ゆったりと肘掛椅子から立ち上がり、
俯きながら、身に纏っていた衣服を脱ぎ始めた、………
雅子妃は、夢遊病患者のように、うつろに目を閉じながら、
それでいて、まるで、プロのストリッパーでもあるかのように、
素早く華麗な身のこなしで、
手慣れたようにスルスルと衣服を脱ぎ棄てていった、………
あれ? なんだろう、………? 普段から、いつも、こんなに素早く、
衣服を脱ぎ捨てていっているんだろうか、………? まさか、………
でも、それにしても、いくらなんでも、効き過ぎだ、………
カツ丼小僧は、内心、驚く程の催眠術の効果に、飛び上がって喜んだ、………
もう寸での所で、パンティーやブラジャーまで、脱ぎ捨てそうになる所まで来て、
慌てて、カツ丼小僧は、雅子妃の体を押さえにかかり、止めに入った、………
しかし、その時、部屋の中が、薄暗くて、よくわからなかったのだが、
よくよく注意してみると、雅子妃は、
なんと、バイオレットのレースの、透け透けのパンティーと、ブラジャーを
着けていたのである、………
カツ丼小僧は、♪「セクシャルバイオレットNo1」と、唸り声を上げた、
ふ~~む、雅子様に、まさか、こんな下着を着ける趣味があったなんて、………
ちょっと、意外、………いや、考えもしなかったな、………
ふふふ、………まぁいいや、………いい事を知っちゃったぞ、………
これで、一段とやりやすくなった、………
今までは、ちょっと、後ろめたさもあったんだが、………
カツ丼小僧は、雅子様が、紫色のレースの下着姿で、
普段、皇室内のベッドの上で、一人、悶え狂っている姿を想像して、
欲情はしたが、何か、不自然極まりない感じもした、………
雅子妃の普段の性格からして、ちょっと、考えられなかった、………
雅子様、……… やっぱり孤独なんだろうか、………
カツ丼小僧は、その、下着だけの姿になった雅子様を、
ツインベットにまで連れて行き、その上に仰向けに寝かせた、………
そして、自身は、その場から少し離れた、洋服ダンスの所まで歩いて行き、
そのタンスの奥の方に仕舞ってあった、ダンボール箱を取り出し、
重たそうに引きずってきた、………
そして、そのダンボール箱の中を覗き込んで、呟いた、………
カツ丼小僧
「雅子様、………相当、精神がやられているようだ、………
さぁ、敬愛なる雅子様、………
これから暫くの間、少しは、楽になれますよ、………
これで、自然に帰ってください、……… 」