カツ丼小僧
「ああ、皆さん、すいません、すいません、
今日は、ちょっと、私事で、出席が遅れまして、………
でも、まだ、いくらか、時間はあります、寝る前に、
少しだけ、昨日の座談会の続きをやりましょう、……… 」
渡辺麻友
「どうちたんでちゅか、……みんな、カツ丼さんが来るのを
ずっと、待ってたんでちゅよ、………
携帯で、連絡ぐらいしてくだちゃい、……… 」
カツ丼小僧
「うん、ごめん、ごめん、反省してます、許してチョンマゲ、……… 」
渡辺麻友
「は、反省しているようには、みえまちぇん、……… 」
カツ丼小僧
「え~~、今日は、「週刊現代」、「著名人に聞いた 私が愛した女優」、
5人目の方で、いしだあゆみさんです、………
今日は、時間がありませんので、いしだあゆみさん、一人だけです、………
まず、プロフィールを読みますと、………
'48年、長崎県生まれ、
'60年、芸能界デビュー、
代表作は、'64~'66年のドラマ、「七人の孫」、
'77年の、「冬の運動会」、
'79年の、「阿修羅の如く」、
それと、映画「火宅の人」('86年)、など、です、……… 」
三田村邦彦
「でも、この方、少し、やせ細っているせいか、
なんか、とても、薄幸そうな感じがするよね、……… 」
吉永小百合
「ふふふ、……… 昔はね、こういう感じの方が、スクリーンの中では、
本当に、絵になったのよ、……… 悲しげで、憂いを帯びた瞳、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、吉永さん、座談会に出席してくれていたんですか、………
ありがとうございます、あなたのような大女優が、この場に来てくださるなんて、
…………… とても信じられません、……… 」
タモリ
「あまり、しつこくなるんで、私、もう何も言いません、………
それに、実物とは、何度も会っていますんで、昔程の感慨は、……… 」
松田賢二
「いや、……遠慮しないで、ジャンジャン言ったらどうです? 」
松坂慶子
「映画「火宅の人」なら、私も共演させてもらったわ、………
監督も脚本も、共に、深作欣二さんよ、………
それと、他の主な出演者は、緒形拳さん、原田美枝子さん、岡田裕介さん、
壇ふみさん、真田広之さん、等です、………
深作欣二さんと、緒形拳さん、ですよっ、……… うふふふっ♡、……… 」
カツ丼小僧
「僕も、もちろん、ビデオか、DVDで観ましたが、記憶が断片的で、
よく憶えていません、………すいません、頭がザルなんです、………
松坂さん、よろしかったら、かいつまんで説明を、……… 」
松坂慶子
「ええ、ウィキペディアに、よりますとね、………
「火宅」とは、仏教説話の用語で、
「燃え盛る家のように、危うさと苦悩に包まれつつも、
少しも気づかずに、遊びにのめり込んでいる状態」を、指すそうです、
それに、あらすじですが、これも、ウィキペディアに寄りますとね、………
作家、桂一雄は、妻の他、精神障害を持つ息子の他、
3人の子を持ちながら、女優を愛人として、通俗小説を量産しながら、
自宅をよそに、放浪を続けている、………という事です、……… 」
カツ丼小僧
「ま、松坂さん、……… 」
松坂慶子
「うふふ、……… もう、そんな昔の事なんか、忘れちゃったわ、………
今は、春彦さんが、全てです、……… 春彦さんっ♡、うふふっ♡、」
高内春彦
「け、慶子、……… 」
カツ丼小僧
「いしだあゆみさんは、寅さんシリーズの「男はつらいよ」29話、
「寅次郎あじさいの恋」('82年)にも、マドンナ役で出演しています、
それでは、最後に、野球評論家の、川藤幸三さんの言葉です、
心して、聞いてください、………
「映画「駅 STATION」('81年)やドラマ「北の国から」('81~'82年)など、
いしださんは、特に愛する家族と離別する悲しげな表情が、心に沁みるんや、
この人の演技を観るたびに、自分の生きていく道を模索しながら、
歩んで来られた人やろうと、しみじみ思うわ、………
「ブルー・ライト・ヨコハマ」も、ええ歌やったよねぇ、……… 」
………との、事です、………
では、恒例により、皆さん、一言、お願いします、………
刀根麻理子
「マリオネットの夜、」
大橋巨泉
「週刊現代、」
大橋寿々子
「今週の遺言、」
浅香唯
「セシル、」
近藤真彦
「大将、」
萩本欽一
「ドーンと、終ってみよう、……… 」