カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 61

カツ丼小僧

「ご好評を頂いております、老いの生き様、理想の有名人、ベスト10、

 今回が最終回です、行きます、参ります、

 わはははは、の、は、……… 」

 

小倉智昭

「おいっ、」

 

カツ丼小僧

「では、第2位、三浦友和(62歳)さん、

 妻・山口百恵の重圧を乗り越えて、………です、

 

 苦労はあったが、それが、

 50代を越えたあたりから深みになった、………だそうです、」

 

松坂慶子

「山口百恵さんねぇ、………

 私、山口百恵さんと、吉永小百合さん、大好きで尊敬しているんですよ、

 うふふふふ♡、……… 」

 

高内春彦

「うん、…… 女なら、まぁ、いい、許そう、……… 」

 

松坂慶子

「もちろん、渡さんもっ、………うふふ♡、……… 」

 

高内春彦

「……………、」

 

カツ丼小僧

「三浦友和さんは、デビュー間もない頃、「伊豆の踊子」や、「潮騒」など、

 「青春路線」の作品に出演していた、ただの二枚目俳優だった、

 本人も二枚目の役を演じるのが、何か偽善的で嫌だったそうです、」

 

小倉智昭

「あんな、とてつもなく凄い嫁さん貰っておいて、贅沢な悩みですよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「いえいえ、小倉さん、まだ、結婚前の事ですよ、

 しかも、その、山口百恵さんとの結婚こそが、

 後々の三浦さんにとって、深い悩みだったんです、」

 

松坂慶子

「当時の百恵さん、絶大な人気でしたからねぇ、……… 」

 

小倉智昭

「あ、そうか、……… そう言う事でね、……… 」

 

カツ丼小僧

「山口百恵さんは、1980年(昭和55年)28歳の時、

 三浦友和さんと結婚し、芸能界をきっぱり引退しました、………

 三浦さんは当時を振り返って、次のように語っています、

 

 「それこそ、この時は、日本全国、日本人全員を敵に回しちゃったな、

  という思いでした、 被害妄想の意識も強くなって、

  ここから抜け出るのが、一番大変だったかな、」

 

 世間の反感を買ったからか、その後、仕事は激減、

 一度は、破産の危機に瀕したそうです、

 

 「優しい二枚目」、「百恵のダンナ」、

 そういったイメージから、三浦さんが脱却するきっかけになったのは、

 33歳で起用された映画、「台風クラブ」での、いい加減な教師役だった、

 ……… そうです、

 

 童顔俳優の新たな顔が引き出され、役者としての評価を得た、

 そして、それを機に、オファーが舞い込むようになり、

 50代から、演技の幅が広がるようになった、……… そうです、」

 

今井優子

「そういえば、ここの所、三浦友和さん、すごい活躍してますよね、」

 

刀根麻理子

「よかったわ、三浦さん、これから、ますます成長していってね、………

 麻理子も、陰ながら応援してます、……… 」

 

廣瀬浩志

「麻理子、………もう、それ以上は言わないでくれ、……俺も辛い、………

 でも、俺たちも、随分と苦労したもんなぁ、………

 他人の心の痛みも、わかるようになり、……… 」

 

カツ丼小僧

「三浦さんは、「沈まぬ太陽」、「アウトレイジ」、では、

 悪役に抜粋され、高評価を得ました、………

 ………… あ、ついに、「アウトレイジ」、出て来ました、

 たけしさん、…… 何か一言、コメントをお願いします、……… 」

 

刀根麻理子

「たけしさん、……かっこよくてよ♡、 頑張って、……… 」

 

広瀬浩志

「麻理子、……… 少しは俺の気持ちの痛みも、……… 」

 

ビートたけし

「あ、ついに、来た? うん、「アウトレイジ」ね、………

 そう、あれ、出演者は「ビートたけし」で、製作総指揮は「北野武」なんだ、

 

 キャッチコピーは、「全員悪人」、で、過激バイオレンス、拷問シーンばっかりの

 映画なんだけどさ、三浦さん、童顔でも、結構、いい味だしてたんじゃないの、

 ま、全員、コワモテばっかりじゃ、面白くないからね、

 でも、結局最後は、みんな、死んじゃうっていう、……… 」

 

カツ丼小僧

「ははは、たけしさんらしい、………僕も、観ました、………

 2年後の、「アウトレイジビヨンド」にも、三浦さん、出演していましたね、

 

 本当に、肝が、凍りつく程の恐ろしい映画でした、

 昔、外国映画で、「ウォリアーズ」(1979年製作)、なんてのを見ましたがね、

 まさしく、あんな感じ、……… また、第3弾も期待してます、」

 

ビートたけし

「今度は、あの程度じゃ、すまないよっ、

 もっと、凄いの作っちゃうんだから、 今度は、核兵器、持ち出しちゃうよっ、 

 おいら、本気になったら、凄いんだから、……… 」

 

一同

「……………、」

 

カツ丼小僧

「三浦さんは、苦難の時期にも、妻の人気に頼る事なく、

 じっと我慢を重ね、チャンスを掴みました、

 だからこそ、今の三浦友和さんには、渋味があります、

 三浦さん本人は、次のように語っています、

 

 「この仕事は、「運」と「人」との、巡り合いが大事だと思いますね、

  「いい波には、誰でも乗れる、

   次の波を、いい顔して、待っていられなきゃダメだ、」って、

   

  そう、アドバイスをくれる人間がいたり、………動じない妻がいたり、………

  そういう事でも、支えられているんでしょうね、」

 

 

 ……… では、いよいよ、最後です、

 

 行きます、理想の有名人、老いの生き様、ベスト10、

 堂々の第1位は、…………

 

 第1位、水谷豊(61歳)さん、

 曲は、♪「カリフォルニア・コネクション」、………

 ミッキー・マッケンジーとの、恋の行方は? ……… じゃなかった、………

 

 第1位、水谷豊(61歳)さん、

 年齢を重ねるごとに、役柄を一変、………です、

 

 仕事でも、夫婦生活でも、

 求められた役割を、完璧に全うしている、………そうです、」

 

南野陽子

「水谷豊さんっていったら、やっぱり、気になるのは、

 元キャンディーズの伊藤蘭ちゃんよね、夫婦生活の事とか、………

 そんな話も、して貰えるのかしらね、……… 」

 

大西結花

「うん、………私の旦那も、17歳も、♪「年下の男の子」よっ、 

 きゃははっ♡、 言っちゃった、~~~ 」

 

斉藤由貴

「言ってなさい、……… 」

 

カツ丼小僧

「え~~、年齢や、求められる役割に応じて、うまく「変化」してきたのが、

 俳優の水谷豊さんです、

 

 デビュー間もない、20代の頃出演した、「傷だらけの天使」では、

 髪の毛にポマードをべったりとつけた不良少年、

 

 その後、「熱中時代」シリーズで、それまでのイメージを一変し、

 熱血教師役を熱演、………

 

 そして、現在の「相棒」シリーズでは、常に、冷静沈着な刑事役で、

 高い評価を受けている、………

 

 …………………………………………。 」

 

浅香唯

「あれ? どうしたの? カツ丼さん、続きを読まないの、……………? 」

 

カツ丼小僧

「くそっ、警察かっ、………嫌な事、思い出しちまった、……… 」

 

浅香唯

「嫌な事って、………カツ丼さん、警察と何か、揉め事でもあったんですか? 」

 

大橋巨泉

「こいつはね、警察という組織を並々ならぬ程、憎んでいるんだ、

 どうやら、その傷は、もう一生消えない程、深いものらしい、……… 

 

 もし、自分が、権力を握ったら、警察官とその家族を皆殺しにするか、

 警察組織全体を、自分の支配下に置く、とまで言っているくらいなんだ、」

 

大橋寿々子

「ほほほほほ、……… えっ、何ですって? ……… まままままぁ~~~~っ、」

 

カツ丼小僧

「す、すいません、ちょっと、取り乱しました、我儘言ってすいません、

 続けます、………

 

 あ、あ、「相棒」以前の水谷は、今のような、「紳士」という印象ではなかった、

 し、しかし、現在は、……… し、私生活でも、ドラマと同じように、………

 お、お、お、穏やかな人柄に、…か、変わった、……… 」

 

刀根麻理子

「カツ丼さん、こ、声が、ふ、震えているわ、………

 が、が、が、頑張って、て、て、……… 」

 

廣瀬浩志

「ま、ま、ま、麻理子、………お、お前も、も、も、……… 」

 

カツ丼小僧

「今年で結婚26年目になる、妻、伊藤蘭さんとの関係について、

 水谷さんは、次のように語っているそうです、……… 」

 

南野陽子

「きゃぁぁぁぁ~~~~っ、 やっぱり、伊藤蘭ちゃん、出てきたわ、

 らんちゃぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~ん、」

 

今井優子

「そ、そんな、大袈裟な、……… うふふ、……… 」

 

カツ丼小僧

「水谷さんいわく、

 「僕は、基本的に、結婚って、うまくいかないものだと思っているんです、

  

  よく、夫婦関係が、うまくいかない、と悩む人がいますが、

  それが普通なんだから、嘆きなさんな、と言いたい、………

 

  でも、仮に、うまくいってるとしたら、それは特別な事ですよね、

  僕は、その特別な事に、日々トライしている、

 

  その結果、奇跡を毎日体験しているのだ、と考えたら、

  それは、とても、喜ばしいことだし、

  その奇跡の積み重ねを、大切に愛おしんでいければ幸せだと思うんです、」

 

 

  ……………だ、そうです、これで、ベスト10、全て終了です、

 

  最後は、水谷豊さんの、切実なる、金言で締めくくりました、………

 

  途中、お見苦しい場面もございましたが、

  なんとか、無事、終了する事が出来ました、ありがとうございます、

  

  皆さん、ここで、取り上げた、

  「理想の老いの有名人、その生き様、ベスト10、」に名を連ねた、

   

   竹中直人さん、明石家さんまさん、中村雅俊さん、沢田研二さん、

   高田純次さん、所ジョージさん、役所広司さん、桑田佳祐さん、

   三浦友和さん、水谷豊さんに、盛大なる拍手を、お送りください、………

 

    

      

        *  *  *  *  *  *  *  * 

 

 

郷ひろみ

「ところで、僕は、ベスト10に、名前が入っていなかったね、………

 どうしてだろ、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええ、申し訳ありません、………

 確かに、郷さんは、記事の中には、取り上げられていたんですが、

 残念な事に、ベスト10には、名を連ねてはいませんでした、………

 誠に、あいすみません、

 

 今度、「週刊現代」編集部の方に、重々、言って聞かせますんで、

 今回は、ご勘弁の程を、……… 」

 

郷ひろみ

「……… どうしてだろ、………? 」

 

カツ丼小僧

「い、いや、どうしてだろ? と言われましても、………

 

 そ、そうだ、郷ひろみさんは、歌番組の「ザ・ベストテン」の方に出演し過ぎて、

 そこでちょっと、運を使い過ぎてしまったんじゃないでしょうかね、………

 だから、今回は、……… 」

 

郷ひろみ

「そ、そうか、…… そうなんだ、………♪ ア、ゴー、ゴー、」