カツ丼小僧
「え~~、なんちゅうか、本中華、………
ついに、有名人のお墓シリーズ、 今回で、最終回となります、」
大橋巨泉
「おいおい、俺の名ゼリフを、無断で許可なく使うなよ、………
著作使用料を頂くぞ、」
カツ丼小僧
「おいくらですか? ハウ・マッチ? 」
大橋巨泉
「わはははは、………面白い、面白い、許してやろう、……… 」
カツ丼小僧
「今回の、有名人のお墓、そのトップバッターは、「芸術は爆発だ、」の
フレーズでも有名な芸術家、岡本太郎(享年84)さんのお墓です、
東京・府中市の多磨霊園にあります、
僕の若い頃、「笑っていいとも!」で、タモリさんが、
この方は、面白い人だ、と、よく紹介してくれましたので、
記憶に焼き付いています、……… 」
タモリ
「げ、げ、げ、芸術は、ば、ば、ば、爆発だ………だ、だ、だ、」
カツ丼小僧
「さ、さ、さ、最後の、だ、だ、だ、は、余計です、………す、す、す、
お、岡本太郎さんの墓碑は、せ、せ、1967年の自身の作品、「午後の日」、
高さ1mほどの、頬づえをついた子供を思わせる、可愛らしいブロンズ像で、
同じ場所に両親も眠っている、そうです、……… 」
浅香唯
「そう言えば、先日、私が、ミュージカルの「アニー」の舞台に立った、
青山劇場の前にも、岡本太郎さんの芸術作品が、建っていたわ、………
名前は、………ええと、……… 何だっけ? 」
生田智子
「「こどもの樹」、ですよ、………でも、子供の癖に、とっても大きいの、………
なんだか、想像して濡れて来ちゃった、……… 」
松田賢二
「まったく、……… 何言ってんだか、……… 」
郷ひろみ
「ゴー、ゴー、」
カツ丼小僧
「ええ、それでは、次、行きます、……… お~~、いいですねぇ、
映画監督の、小津安二郎(享年60)さんじゃありませんか、………
昔のモノクロフィルムが好きな僕には、もうたまりません、
自身の代表作、「晩春」、の冒頭シーンに登場する、
神奈川県鎌倉市円覚寺に、お墓があります、
うわ~~、すごい、………
墓石には、「無」の一文字が大きく彫ってあるだけです、
かっこいいいなぁ、……… 凄い、凄い、
もし、皆さんが、自分の墓石に、
何か、一文字入れろ、と言われたら、何を入れますか? 」
松坂慶子
「私は、「花」、」
高内春彦
「俺は、「ハル」、……いや、「春」、」
刀根麻理子
「「淫」、……… 」
タモリ
「「笑」、」
さだまさし
「「暗」、」
大橋巨泉
「「寿」、」
カツ丼小僧
「あ、ありがとうございました、も、もういいです、………
ちなみに、僕は、「欲」、です、
小津安二郎監督の代表作品には、他に、
「東京物語」、「麦秋」、「早春」、等、があります、
では、次の墓、………プロ野球界から3人、………
まずは、伝説の大投手、沢村栄治(享年27)さんの墓、………
沢村さんは、巨人の前身、大日本東京野球倶楽部に入団し、
投手として活躍、……戦死、」
指原莉乃
「だ、大日本って、……… 」
カツ丼小僧
「いやいや、戦争と、我が帝国を一緒にしてもらっちゃぁ、困るよ、……
まったく、何の因果もない、……… 」
今井優子
「そうなんですか? ムッソリーニが好きなんでしょ、………? 」
カツ丼小僧
「ベーブ・ルースを封じた、巨人軍草創期のエース、沢村栄治の墓は、
野球のボールをかたどったデザインになっている、………
本当だ、これは面白い、………
俺だったら、これを真似て、巨大キ○タマ像の墓を造るけど、………
逆さチ○ポ、……… 卑猥だなぁ、……ゾクゾクするなぁ、………
でも、いいなぁ、……… 理想の墓だ、」
今井優子
「何、言ってるの、……… 巨大オマ○コの墓も、素敵よ、
色は、ドドメ色、……… うふふっ♡、」
カツ丼小僧
「その、ボールの墓石の前面には、ジャイアンツの、「G]が、
裏側には、永久欠番になった背番号、「14」が、刻印されている、………
ホントだ、……… 写真では、裏の方は見えないけど、確かに、表は、………
沢村栄治さんの墓は、三重県伊勢市にあります、」
中畑清
「さ~~、次は、……… お~~っと、三原マジックで有名な、
三原脩(みはら・おさむ 享年72)監督の墓だ、………
ねえねえ、カツ丼さん、聞いてくれる、………?
この監督ね、ホント、凄い人なんだよ、
「魔術師」、「知将」、と称された采配で、
弱小球団だった、西鉄と大洋を優勝に導いちゃったんだ、 」
カツ丼小僧
「ええ、よぉぉぉぉっく、わかってますよ、わかってます、………
大洋ホエールズ(ベイスターズ)が優勝したのは、
その、1960年(昭和35年)と、ローズや鈴木尚典などが活躍した、
1998年(平成10年)の2回だけです、
キヨシさん、今年こそ、Aクラス入り、お願いします、」
中畑清
「Aクラス? 最初から、そんな、小さな所に目標をおいてはダメですよ、
優勝ですよ、優勝、………それ以外、考えていませんよ、」
カツ丼小僧
「アンタッ ! ! いつも、口ばっかりじゃないか ! !
夢のような戯言ばっかり、ほざいてるんじゃない、
口はいいから、三原監督みたいに、実際に優勝してみろよっ ! ! 」
刀根麻理子
「まぁっ、……… 」
大西結花
「カツ丼さん、相当イライラしているわね、………
無理もないわ、あんな弱小球団、応援しているんだもん、
何の因果なのかしらね、……… 」
中畑清
「でも、何もかも、全て監督のせいにされても困る、……… 」
カツ丼小僧
「そうですね、………キヨシさん、すいません、………では、続けます、………
三原監督の墓は、世田谷区の閑静な住宅街に建っています、
墓石は、ライバル球団に果敢に立ち向かった生きざまを物語るように、
威風堂々とした、佇まいです、 お終い、……… はい、次行きます、」
西城秀樹
「またもや、俺の出身の広島から、東洋カープの野球選手、………
赤ヘル黄金期を支えた「炎のストッパー」、
津田恒実(つだ・つねみ 享年32)投手の墓、………
墓は、故郷の、山口県周南市にあり、
竹林に囲まれた山間の共同墓地にひっそりと建ち、………」
カツ丼小僧
「いや、……もういいよ、……… 」
西城秀樹
「え、………? 」
カツ丼小僧
「西城さん、もういい、………、いい加減疲れてきた、………
それに眠い、……… 俺、もうダメだ、……… 」
今井優子
「さ、西城さん、わかってあげて、………
カツ丼小僧さん、睡眠不足に、凄く弱いのよ、………
1日の、平均睡眠時間、10時間ぐらいなんですって、……… 」
西城秀樹
「で、でも、それじゃぁ、津田恒実投手が可哀想だよ、………
それに、何だよ、中畑監督には、しっかりしろ、などと、
偉そうに説教しておいて、自分は、この体たらくかよ、……… 」
カツ丼小僧
「グーー、グーー、グーー、グーー、」
西城秀樹
「あっ、」
今井優子
「クーー、クーー、クーー、クーー、」
西城秀樹
「ふふふふふ、………ふはははははは、………うわははははははは、………
うわーーーっはっはっはっ、 うわははははははははは------っ、
二人は、永遠にここに眠る、………
うわーーーっはっはっはっはっはっはーーーーーーーーーーーっ、 」