カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 44

カツ丼小僧

「では、前回に続いて、また、「週刊現代」の有名人のお墓の話題です、

 読者の方々には、そのお墓の写真を見せられないのは残念ですが、

 なんとか、我々の座談会について来てください、」

 

刀根麻理子

「今日は誰のお墓から、………? 」

 

カツ丼小僧

「ええと、……… 今日は第2部、……雑誌の終わりの方だ、………

 …………… あっ、凄い、………

 長門裕之(享年77)さん・南田洋子(享年76)さん夫妻の墓だ、………

 

 丸ごと1ページ分の写真で、2人のお墓が掲載されています、………

 ちょっと、平凡な感じもするけど、…………巨泉さん、まずは感想を、……… 」

 

大橋巨泉

「うん、長門とは、悲喜こもごも、色々あったけど、………

 いくら、俺だって、故人の悪口は言いたくない、………

 

 洋子ちゃんは、本当にいい子なんだ、………

 暴露本「洋子へ」の騒動の時だって、

 俺は、長門の事を、洋子ちゃんに免じて許してやったくらいなんだ、………

 

 夫婦間の事を、他人の俺がとやかくは言わないけど、……長門よ、……… 

 あの世では、洋子ちゃんの事を大切にしてやってくれ、……… 」

 

高橋みなみ

「暴露本「洋子へ」って何なの~~? 」

 

カツ丼小僧

「あ、……君は知らなくていい、……… 」

 

松坂慶子

「でも、長門さん夫妻、芸能界一のおしどり夫婦って言われていたのよ、………

 仕事でも、プライベートでも、最高のパートナーだったんですって、………

 死んでも、なお同じ場所で寄り添い続けているなんて、最高だわ、………

 素敵、………♡ 」

 

高内春彦

「慶子、俺たちも、……… 」

 

大橋巨泉

「寿々子、……… 」

 

カツ丼小僧

「何と言っても、長門さんは、有名な石原慎太郎さん原作の映画、「太陽の季節」で、

 主演を演じた人ですからねぇ~~、僕もDVDレンタルで観ました、良かったです、 

 そして、長門裕之・南田洋子夫妻の墓は、東京・中野区の高徳寺にあります、

 

 え~~、では、ページを捲りまして、………

 うわ~~、これは凄い、昭和の大物が一挙5人、………

 勝新太郎さんに、石原裕次郎さん、それに森繁久彌さんと、

 女優の、田中絹代さんと杉村春子さん、………一人づつ行きましょう、……… 

 

 まずは、映画「座頭市物語」で有名な、勝新太郎(享年65)さん、

 おっ、夫人の中村玉緒さんとの、若き日のツーショットの写真も

 お墓と一緒に、掲載されていますね~~~、 これは、これは、……… 」

 

小倉智昭

「勝さんも、生前は、色々と問題の多い人だったよな、……… 

 酒と女で、散々、玉緒さんを泣かせてみたり、……… 」

 

佐々木恭子

「コカイン問題で、「パンツの中に、……… 」なんていうのもあったわ、……… 」

 

大橋巨泉

「わはははははは、…………… 」

 

指原莉乃

「なんですか、………それ? 」

 

カツ丼小僧

「まあ、まあ、……… 」

 

今井優子

「でも、勝新太郎さんの墓前には、今もファンから、

 煙草やビールが供えられているんですって、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうね、勝さん、煙草とお酒、大好きだったからね、………

 性格も豪放すぎて、お兄さんの若山富三郎さんにも迷惑かけたり、

 映画監督の黒澤明さんとも大喧嘩したり、……大変だった、……… 」

 

今井優子

「生前、誰からも愛された、勝新太郎さんのお墓は、

 東京・港区の蓮乗寺(れんじょうじ)にあるそうです、

 はい、次行って、……時間がない、……… 」

 

カツ丼小僧

「次なる有名人の墓は、昭和の大スター、石原裕次郎(享年52)さんの墓です、

 神奈川県横浜市・総持寺(そうじじ)にある大きくて壮麗な墓です、

 

 総持寺とは、曹洞宗(そうとうしゅう)の大本山の一つで、

 10万坪を有する広大な寺院の一角が墓地で、

 その中に、一際大きな石原裕次郎さんの墓地があるそうです、」

 

小倉智昭

「お兄さんの石原慎太郎さんは、人格的に色々言われるけど、

 裕次郎さんは、人間的にも、周りから慕われ、立派な人だったよな、……… 」

 

浅香唯

「私、テレビドラマ「太陽にほえろ!」で知っています、いつも電話番の役で、………

 あ、すいません、言っちゃった、……… 」

 

高島礼子

「ここにいる人達、皆、カツ丼さんに、性格が似て来るわ、………うふふ、……… 」

 

小倉智昭

「でも、映画の「嵐を呼ぶ男」とか、「狂った果実」の裕次郎さんは、

 本当にカッコよかったんだぜ、………

 その雄姿を、今の若い奴らに見せてやりたいよ、……… 」

 

カツ丼小僧

「裕次郎さんの命日は、本人が好きだった花の名前をとって、

 「あじさい忌」と言われ、毎年ファンが集い、一緒に手を合わせている、

 ……………そうです、……… では、次、………

 

 おお、………映画、「社長シリーズ」や、「駅前シリーズ」で活躍した、

 僕の大好きな名俳優、森繁久彌(享年96)さんです、

 

 でも、お墓は、ちょっと、普通っぽいですね、

 東京・台東区の谷中霊園にあります、

 

 へ~~、50代の時に自ら購入したんですってよ、………

 そうなると、入ったのは………

 買ってから40年後ぐらいですか、……… ほう、ほう、……… 」

 

刀根麻理子

「胃腸薬・キャベジン・コーワのCMが印象深いわ、……… 」

 

今井優子

「あと、お芝居の「屋根の上のバイオリン弾き」、……… 」

 

刀根麻理子

「観に行ったの、………? 」

 

今井優子

「うううん、行ってない、……… 」

 

カツ丼小僧

「森繁さんのお墓は、ずっしりとした墓石に、「森繁家」、とだけ刻まれていて、

 簡素を好み華美な事を好まなかった、本人の人柄が偲ばれますね、

 血液型はB型だそうです、……… 」

 

松坂慶子

「え、………? 」

 

カツ丼小僧

「あ、いえいえ、すいません、……… 

 ネットのウィキペディアの情報とゴッチャになっちゃって、………

 では、慌ただしい中、次、行きます、

 

 え~~と、女優の田中絹代(享年67)さんのお墓ですね、………

 場所は、神奈川県鎌倉市の、円覚寺松嶺院にあります、 」

 

松坂慶子

「あっ、私、この方、大好きな女優さんで、尊敬しているんです、」

 

カツ丼小僧

「ええ、そのようですね、その事は僕も知っていました、

 ここにモノクロの写真も小さく掲載されていますが、

 凄く、可愛らしいチャーミングな笑顔が素敵です、」

 

松坂慶子

「うん、そうなんですけどもね、………

 実際は、かなり、気の強い所もあった女優さんなんですのよ、絹代さんは、………

 身長は、152cmと、小柄だったんですけどもね、………

 ここでは、ちょっと言いづらい逸話なんかもいっぱい、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そうですね、それは僕も知っています、

 なんでも、1958年(昭和33年)の映画、「楢山節考」で、

 お婆さんの役作りのために、まだ50前だと言うのに、自ら歯を抜く事を志願して、

 かなりの歯を抜いて、入れ歯にしてしまったとか、……… 」

 

松坂慶子

「凄まじい女優魂ですわ、……… 」

 

カツ丼小僧

「もし松坂さんが、総入れ歯になったら、僕の息子は膨張し、破裂して、

 出血多量で死ぬと思います、その事を想像すると、夜も眠れないんです、

 

 僕ね、本当に変態で、総入れ歯の女に弱いんです、

 総入れ歯の女、大好きなんです、それも、美人となれば、特に、………

 あ、……… このブログを読んでいる方は、興味本位に、自分の歯を抜くのは、

 止めましょう、………日常生活に支障をきたしますんで、……… 」

 

松坂慶子

「カツ丼さん、酷いわ、……… 」

 

カツ丼小僧

「すいません、ヤンチャな小僧です、笑って許してやってください、」

 

大橋巨泉

「俺は、歯だけは、皆に自慢出来るんだ、………

 俺、もう、80なんだけど、未だに、殆ど自分の歯で、頑丈だから、

 歯医者から素晴らしいって、褒められちゃったんだ、……… 」

 

カツ丼小僧

「ええ、そのようですね、……「今週の遺言」にそのように書いてありました、

 僕、芸能人やタレントは、皆、歯を綺麗に作り直して、入れ変えているものと

 ばかり思っていました、………

 

 では、タイムリミットという事で、今回は、この方の墓が最後となります、

 女優の杉村春子(享年91)さんです、静岡県の富士霊園にあります、」

 

松坂慶子

「あら、? これが、杉村先生のお墓? 

 うわ~~、随分と小さなお墓ですね、……綺麗ですけど、……… 」

 

カツ丼小僧

「そうですね、なんか、ちょっと意外でした、………

 あれだけの人の墓ですからね、……… もう少し荘厳かと、……… 」

 

中田有紀

「墓の大きさで、生前の人間の価値が決まる訳ではありません、」

 

カツ丼小僧

「そうです、そうです、 それで、え~~、墓前の石碑には、

 「自分で選んで 歩き出した道ですもの 」と、刻まれています、

 

 これは、杉村さんが、900回以上演じた舞台、

 「女の一生」に出て来るセリフとして有名です、」

 

今井優子

「今回は、とりあえず、ここで、一区切り、という事ね、」

 

カツ丼小僧

「うん、でも、まだ、随分残っているけど、ここまで来たら、最後までやっちゃおう、

 僕の尊敬する、石ノ森章太郎先生の墓も掲載されている事だし、……… 

 

 うわ~~、先生の顔写真まで掲載されているぞ、………

 では、期待に胸を膨らませつつ、また次回、……… 」