カツ丼小僧
「では、前回に続いて、また、「週刊現代」の有名人のお墓の話題です、
読者の方々には、そのお墓の写真を見せられないのは残念ですが、
なんとか、我々の座談会について来てください、」
刀根麻理子
「今日は誰のお墓から、………? 」
カツ丼小僧
「ええと、……… 今日は第2部、……雑誌の終わりの方だ、………
…………… あっ、凄い、………
長門裕之(享年77)さん・南田洋子(享年76)さん夫妻の墓だ、………
丸ごと1ページ分の写真で、2人のお墓が掲載されています、………
ちょっと、平凡な感じもするけど、…………巨泉さん、まずは感想を、……… 」
大橋巨泉
「うん、長門とは、悲喜こもごも、色々あったけど、………
いくら、俺だって、故人の悪口は言いたくない、………
洋子ちゃんは、本当にいい子なんだ、………
暴露本「洋子へ」の騒動の時だって、
俺は、長門の事を、洋子ちゃんに免じて許してやったくらいなんだ、………
夫婦間の事を、他人の俺がとやかくは言わないけど、……長門よ、………
あの世では、洋子ちゃんの事を大切にしてやってくれ、……… 」
高橋みなみ
「暴露本「洋子へ」って何なの~~? 」
カツ丼小僧
「あ、……君は知らなくていい、……… 」
松坂慶子
「でも、長門さん夫妻、芸能界一のおしどり夫婦って言われていたのよ、………
仕事でも、プライベートでも、最高のパートナーだったんですって、………
死んでも、なお同じ場所で寄り添い続けているなんて、最高だわ、………
素敵、………♡ 」
高内春彦
「慶子、俺たちも、……… 」
大橋巨泉
「寿々子、……… 」
カツ丼小僧
「何と言っても、長門さんは、有名な石原慎太郎さん原作の映画、「太陽の季節」で、
主演を演じた人ですからねぇ~~、僕もDVDレンタルで観ました、良かったです、
そして、長門裕之・南田洋子夫妻の墓は、東京・中野区の高徳寺にあります、
え~~、では、ページを捲りまして、………
うわ~~、これは凄い、昭和の大物が一挙5人、………
勝新太郎さんに、石原裕次郎さん、それに森繁久彌さんと、
女優の、田中絹代さんと杉村春子さん、………一人づつ行きましょう、………
まずは、映画「座頭市物語」で有名な、勝新太郎(享年65)さん、
おっ、夫人の中村玉緒さんとの、若き日のツーショットの写真も
お墓と一緒に、掲載されていますね~~~、 これは、これは、……… 」
小倉智昭
「勝さんも、生前は、色々と問題の多い人だったよな、………
酒と女で、散々、玉緒さんを泣かせてみたり、……… 」
佐々木恭子
「コカイン問題で、「パンツの中に、……… 」なんていうのもあったわ、……… 」
大橋巨泉
「わはははははは、…………… 」
指原莉乃
「なんですか、………それ? 」
カツ丼小僧
「まあ、まあ、……… 」
今井優子
「でも、勝新太郎さんの墓前には、今もファンから、
煙草やビールが供えられているんですって、……… 」
カツ丼小僧
「そうね、勝さん、煙草とお酒、大好きだったからね、………
性格も豪放すぎて、お兄さんの若山富三郎さんにも迷惑かけたり、
映画監督の黒澤明さんとも大喧嘩したり、……大変だった、……… 」
今井優子
「生前、誰からも愛された、勝新太郎さんのお墓は、
東京・港区の蓮乗寺(れんじょうじ)にあるそうです、
はい、次行って、……時間がない、……… 」
カツ丼小僧
「次なる有名人の墓は、昭和の大スター、石原裕次郎(享年52)さんの墓です、
神奈川県横浜市・総持寺(そうじじ)にある大きくて壮麗な墓です、
総持寺とは、曹洞宗(そうとうしゅう)の大本山の一つで、
10万坪を有する広大な寺院の一角が墓地で、
その中に、一際大きな石原裕次郎さんの墓地があるそうです、」
小倉智昭
「お兄さんの石原慎太郎さんは、人格的に色々言われるけど、
裕次郎さんは、人間的にも、周りから慕われ、立派な人だったよな、……… 」
浅香唯
「私、テレビドラマ「太陽にほえろ!」で知っています、いつも電話番の役で、………
あ、すいません、言っちゃった、……… 」
高島礼子
「ここにいる人達、皆、カツ丼さんに、性格が似て来るわ、………うふふ、……… 」
小倉智昭
「でも、映画の「嵐を呼ぶ男」とか、「狂った果実」の裕次郎さんは、
本当にカッコよかったんだぜ、………
その雄姿を、今の若い奴らに見せてやりたいよ、……… 」
カツ丼小僧
「裕次郎さんの命日は、本人が好きだった花の名前をとって、
「あじさい忌」と言われ、毎年ファンが集い、一緒に手を合わせている、
……………そうです、……… では、次、………
おお、………映画、「社長シリーズ」や、「駅前シリーズ」で活躍した、
僕の大好きな名俳優、森繁久彌(享年96)さんです、
でも、お墓は、ちょっと、普通っぽいですね、
東京・台東区の谷中霊園にあります、
へ~~、50代の時に自ら購入したんですってよ、………
そうなると、入ったのは………
買ってから40年後ぐらいですか、……… ほう、ほう、……… 」
刀根麻理子
「胃腸薬・キャベジン・コーワのCMが印象深いわ、……… 」
今井優子
「あと、お芝居の「屋根の上のバイオリン弾き」、……… 」
刀根麻理子
「観に行ったの、………? 」
今井優子
「うううん、行ってない、……… 」
カツ丼小僧
「森繁さんのお墓は、ずっしりとした墓石に、「森繁家」、とだけ刻まれていて、
簡素を好み華美な事を好まなかった、本人の人柄が偲ばれますね、
血液型はB型だそうです、……… 」
松坂慶子
「え、………? 」
カツ丼小僧
「あ、いえいえ、すいません、………
ネットのウィキペディアの情報とゴッチャになっちゃって、………
では、慌ただしい中、次、行きます、
え~~と、女優の田中絹代(享年67)さんのお墓ですね、………
場所は、神奈川県鎌倉市の、円覚寺松嶺院にあります、 」
松坂慶子
「あっ、私、この方、大好きな女優さんで、尊敬しているんです、」
カツ丼小僧
「ええ、そのようですね、その事は僕も知っていました、
ここにモノクロの写真も小さく掲載されていますが、
凄く、可愛らしいチャーミングな笑顔が素敵です、」
松坂慶子
「うん、そうなんですけどもね、………
実際は、かなり、気の強い所もあった女優さんなんですのよ、絹代さんは、………
身長は、152cmと、小柄だったんですけどもね、………
ここでは、ちょっと言いづらい逸話なんかもいっぱい、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そうですね、それは僕も知っています、
なんでも、1958年(昭和33年)の映画、「楢山節考」で、
お婆さんの役作りのために、まだ50前だと言うのに、自ら歯を抜く事を志願して、
かなりの歯を抜いて、入れ歯にしてしまったとか、……… 」
松坂慶子
「凄まじい女優魂ですわ、……… 」
カツ丼小僧
「もし松坂さんが、総入れ歯になったら、僕の息子は膨張し、破裂して、
出血多量で死ぬと思います、その事を想像すると、夜も眠れないんです、
僕ね、本当に変態で、総入れ歯の女に弱いんです、
総入れ歯の女、大好きなんです、それも、美人となれば、特に、………
あ、……… このブログを読んでいる方は、興味本位に、自分の歯を抜くのは、
止めましょう、………日常生活に支障をきたしますんで、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さん、酷いわ、……… 」
カツ丼小僧
「すいません、ヤンチャな小僧です、笑って許してやってください、」
大橋巨泉
「俺は、歯だけは、皆に自慢出来るんだ、………
俺、もう、80なんだけど、未だに、殆ど自分の歯で、頑丈だから、
歯医者から素晴らしいって、褒められちゃったんだ、……… 」
カツ丼小僧
「ええ、そのようですね、……「今週の遺言」にそのように書いてありました、
僕、芸能人やタレントは、皆、歯を綺麗に作り直して、入れ変えているものと
ばかり思っていました、………
では、タイムリミットという事で、今回は、この方の墓が最後となります、
女優の杉村春子(享年91)さんです、静岡県の富士霊園にあります、」
松坂慶子
「あら、? これが、杉村先生のお墓?
うわ~~、随分と小さなお墓ですね、……綺麗ですけど、……… 」
カツ丼小僧
「そうですね、なんか、ちょっと意外でした、………
あれだけの人の墓ですからね、……… もう少し荘厳かと、……… 」
中田有紀
「墓の大きさで、生前の人間の価値が決まる訳ではありません、」
カツ丼小僧
「そうです、そうです、 それで、え~~、墓前の石碑には、
「自分で選んで 歩き出した道ですもの 」と、刻まれています、
これは、杉村さんが、900回以上演じた舞台、
「女の一生」に出て来るセリフとして有名です、」
今井優子
「今回は、とりあえず、ここで、一区切り、という事ね、」
カツ丼小僧
「うん、でも、まだ、随分残っているけど、ここまで来たら、最後までやっちゃおう、
僕の尊敬する、石ノ森章太郎先生の墓も掲載されている事だし、………
うわ~~、先生の顔写真まで掲載されているぞ、………
では、期待に胸を膨らませつつ、また次回、……… 」