三田村邦彦
「いやいやいや、今日のミュージカル公演は、大成功だった、大満足です、
まだ、何日間か残っているから、皆さん、是非、足を運んでください、」
カツ丼小僧
「三田村さん、本当に素晴らしい公演でした、
アニー役の、吉井乃歌(ののか)ちゃんも、きびきびした動きで可愛かった、
いずれは僕の、肉……… あっ、いや、冗談です、冗談、」
松田賢二
「あんたね、いくらなんでも、言っていい冗談と悪い冗談があるぞ、」
甲斐まり恵
「そうよ、まだ10歳の乃歌ちゃんに、何て事言うの? 」
カツ丼小僧
「ウヒヒヒヒ、……… すいません、すいません、
俺ってね、こういう下ネタジョーク、大好きでね、
どうしても、口走りたくなっちゃうんだ、 癖なんです、
許してチョンマゲ、ごめんね、マンゲ、 わはははは、」
今井優子
「一生、やっているつもりですか、 嘆かわしい、……… 」
カツ丼小僧
「でも、生田智子さんも、甲斐まり恵さんも、本当にお綺麗でした、
当時のアメリカのデザイン衣装が、とてもよくお似合いでしたよ、ふふふ、………」
今井優子
「まったく、……… 誰にでも褒め上げてばかりじゃ、褒めた価値もないわね、」
大橋巨泉
「アニーなら、俺も知ってるけど、
あれは、世界恐慌下の1930年代のアメリカを描いた、
悲しくも、ほろ苦い、心暖まる、愛のストーリーなんだ、
ルーズベルト大統領とか、ニューディール政策とか、
第二次世界大戦に入る少し前の、その頃の話さ、……… 」
高橋みなみ
「知ってます、まだ、幼い、孤児のアニーが、孤児院を出て、自分を置いて家を
出ていった両親を、自分で探し出そうとするんでしょ、泣けるわぁ、……… 」
カツ丼小僧
「みなみちゃんのアソコも、ジュルジュル、泣けばいいのに、……… 」
高橋みなみ
「私、カツ丼さんになら、何を言われても構いません、嬉しいです、
もっと、ジャンジャン、下ネタジョーク、言ってください、」
今井優子
「何なの、この娘、………
カツ丼小僧さんは、私の旦那さんなのよ、ずうずうしい、……… 」
生田智子
「ミュージカル、「アニー」の見所は、タップキッズたちと山本実奈さんの、
軽快なタップダンスにもあるわ、
観ていて、段々気分がウキウキして、心が晴れやかになってくるわね、……… 」
ビートたけし
「下ネタジョークと、タップダンスなら、おいらも大好きさ、
今、ここでだって、タップして踊っちゃうぜ、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、たけしさん、来てらしたんですか?
あ~~、ビックリした~~~、 コマネチッ、コマネチッ、」
笑福亭鶴瓶
「カツ丼はん、そんな古いギャグ、もう、いい加減、言ったらあかんて、
前にも、何度か言った筈でっせ、 やめなはれ、やめなはれ、
たけしさんにだって、失礼や、わははははは、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、鶴瓶さんも、……… いやいや、お久しぶりです、
両巨匠、よくもまぁ、お揃いで、おいでくださいました、
さ、さ、まぁ、いっぱいどうです? そうそう、ぐーーっ、と、ぐーーっ、と、
ここには、多くの有名人、著名人が、来ていますので、積もる話もあるでしょう、
雑談でもして、ゆっくりとくつろいで行ってください、
でも、笑福亭鶴瓶さんは、どうしていつも、
そうニコニコ笑顔でいられるんですか? 僕には考えられません、」
笑福亭鶴瓶
「そうやで、カツ丼はん、あんた、いつもそうやって、
こわばったような顔付きでいるから、ダメなんや、人間もっと、笑わんと、………
わて、皆に、ぎょうさん、笑顔を振りまいとんのや、
「笑う門には、福来たる、」とも、言いよりまっしゃろ、……… 」