南野陽子
「カツ丼小僧さん、遂に私たちをノベルに登場させましたね~~、
いい加減にしてくださいよ~~、」
斉藤由貴
「まさか、やっぱり、私たちも性の餌食に、……… 」
カツ丼小僧
「うん、…… 悪いとは思ったんだけど、
やはり、需要がある以上は、しょうがないでしょう、」
大西結花
「需要があったなんて、本当なんですか?
私たち、もう、とっくに過去の人かと思っていたんですけど、」
中村由真
「こういう話なら、もっと、若い、今のアイドルの方が、
いいんじゃないですか?
AKB48の、高橋みなみちゃんとか、指原莉乃ちゃんとか、……… 」
カツ丼小僧
「いやいや、若いのは、僕的には、ちょっと、あっさりしすぎていて
まだ、性格的に熟していないんでダメなんだ、
なんせ僕自身が、もう50なんだからね、
若いタレントには、あまり、馴染みもないし、………
あっ、そうだ、……… 「相沢紗世」さん、って言う、
なんか、外観的には、目が眩む程、綺麗なモデルだか女優さんがいて、
その人を、ノベルに登場させたいんだけど、ちょっと、性格的な特徴が
よく掴めなくて、出す事が出来ないんだ、現在35歳だそうです、
皆さん、ネットで、ご確認ください、………
それでさ、俺、若い頃から、年上好みだったんだけど、
もう、年上の女も段々いなくなって来て、
今は、5つぐらい下の40代ぐらいがベストです、
何と言ってもね、浅香唯ちゃんの曲、「セシル」という歌詞の中にね、
♪人は大人になるたび弱くなるよね~~、
ふっと、自信を失くして迷ってし~ま~う~、
という所があるんだけど、そういう、ちょっと、酸いも甘いも噛み分けつつ、
段々と弱って来ている女の心を苛めてやるのが、俺様の趣味なんだ、
うわはははは、……… どうだ? 変わっているだろう、……… 」
斉藤由貴
「年上の女の、どういう所が、そんなにいいんですかぁ? 」
カツ丼小僧
「やはり、何か、甘えられそうな所だよ、 いや、そんな気がする所かな、
刀根麻理子さんなんか、特に、そんな感じ、………
もしかしたら、僕の勝手な幻想なのかもしれないけど、………
ああ、年上の知的美人を、自分の家畜のようにして、思うがままにしたい、……… 」
松坂慶子
「カツ丼さんは、情緒のしっかり安定した、大人の女が好きなのよね、」
カツ丼小僧
「そうなんです、僕自身がノイローゼ気味で情緒不安定なもんで、………
ただ、刀根さんの場合、年上とは言っても、それ程、僕より上、
という訳でもないんですがね、………ほんの僅かです、
松坂さんや、多岐川裕美さん、泉じゅんさん、なんかは、
かなり上になりますが、………
でも、僕にしてみれば、1年でも上なら年上で、1年でも下なら年下、
という感覚です、
あっ、そう言えば、唯ちゃん、先日、ミュージカルの「アニー」を、
観に行って来たよ、 グレース役の生田智子さん、綺麗だったなぁ、
あれぞ、まさしく、洗練された大人の女だよ、惚れ惚れしちゃった、」
浅香唯
「あっ、嬉しいっ、カツ丼さん、「アニー」、観に来てくれたんですねっ、
私のハニガン役、どうでしたっ? 悪役、様になってましたか? うふふ、……… 」
カツ丼小僧
「うん、とっても良かったよ、でも、唯ちゃんには申し訳ないんだけど、
僕にとって、唯ちゃんは、いつまでもアイドル時代の唯ちゃんのままだから、
大人の女には、程遠い、………
まぁ、悪役とは言っても、どうしても、善良で、可愛らしく見えちゃうね、
どうなんだろう?
唯ちゃんの素の性格も、生活にも、実際そういうヒールな部分もあるのかな? 」
浅香唯
「そこん所は、自分でもよく分かんないんだけど、やっぱり、あるのかな?
でも、私の実生活ってね、実は、とってもコミカルなの、………
でね、今回の舞台は、私にとって初のコミカル演技だったんだけど、
本当は、こっちが素だから、とっても、やりやすかったわ~~、」
カツ丼小僧
「子役アニーの、吉井乃歌(ののか)ちゃんは、まだ10歳、ということで、
ちょっと置いといて、ウォーターバックス役の、三田村邦彦さん、
グレース役の、生田智子さん、ルースター役の、松田賢二さん、
リリー役の、甲斐まり恵さん、皆、素晴らしい演技を披露してくれました、
その他の出演者の皆さんも、本当に夢をありがとう、………また、来年も、………
あっ、こういう話をしていると、また、……… 」
案の定、宴会場の襖が開いて、4人の男女が顔を出した、
三田村邦彦、生田智子、松田賢二、甲斐まり恵、という、
ミュージカル、「アニー」の出演者だった、
生田智子
「あら、唯ちゃん、やっぱり、ここにいたのね、………
公演が終わってから、すぐに消えちゃうんだもん、
どうしたのかと思うじゃない、……… 別れの挨拶ぐらいして行ってよ、……… 」