浅香唯
「ああ、ビックリしちゃった~~~、かがみこんで、よけたからよかったものの、
もし運が悪かったら、きっと顔に当たって、血まみれになっていたわ、
そうなったら、カツ丼小僧さんのノベルと同じじゃない、うふふっ、♡ 」
カツ丼小僧
「でも、唯ちゃんって、本当に可愛いなぁ、………
こんな目に合されても、まだ、そんな風に陽気に笑っていられるんだもん、
もし、ビンや徳利が顔中、直撃していたら、大怪我して、二目と見られない
顔になっていたかもよ、それでも、笑っていられるのかな? 」
浅香唯
「何、言ってるのよ~~、カツ丼さんたら~~、冗談でしょ~~?
そんな事、あるわけないじゃな~~い、 怒るに決まっているでしょ~~~、
私、そんなに、バカに見えますか~~~? きゃははははっ、♡ 」
カツ丼小僧
「でもね、マニアの中には、人の不幸を蜜の味としている人も、大勢いるよ、
唯ちゃんみたいに、純粋な心を持った人の方が、実際は少ないんだ、
唯ちゃんだって、そういう事を少しは知った方がいいよ、さもないと、……… 」
二人の会話を、傍で心をじらしながら聞いていた、数人の男達が、
ついに我慢できなくなり、怒張したチ○ポを、カッカ、カッカと、点滅させながら、
一斉に、ブラジャーとパンティーだけの浅香唯に襲い掛かった、
非力な彼女は、大勢の男達に、力づくで押さえつけられ、下着を、
無理矢理、ひっぺがされ、性の餌食にされた、
隣で、彼女の泣き叫ぶ声が聞こえたが、カツ丼小僧は、ただ、
その様子を、ニヤニヤしながら、見ているだけだった、
カツ丼小僧
「いいかい、優子、ああいう風に、ノー天気な性格だと、そこに油断が生じて、
ああなってしまうんだ、お前だって気を付けないと、………
人間、常に、緊張感を持って生きて行かないと、いきなり、
とんでもない、予期せぬ不幸が襲い掛かって来たり、するもんだよ、」
今井優子
「カツ丼さん、一体、唯ちゃんのファンなんですか? そうじゃないんですか?
なにか、さっきっから、唯ちゃんの事を、子供っぽい、
何も考えていない女のようにばかり、語っていますけど、………
褒めているんだか、けなしているんだか、………
それに、本当のファンだって言うのなら、少しぐらいの欠点は、
包み込んで、許すぐらいの度量を持たないと、………
全てを信じ切って、愛し切って、………
それが、本当のファンって、ものじゃないかしら、………? 」
カツ丼小僧
「僕のノベルの登場人物と、この座談会に登場している、同一名の人は、
同じような運命を辿りやすいし、性格も似て来るんだ、
何故なら、姓名がまったく同じだからだよ、………
「浅香唯」って、名前の人は、恐らく、お人好しで、のんびりしていて、
油断しやすい性格なのかもしれない、それが、女の子で、しかも美人って
事になると、男からしてみると、堪らない魅力って事になるんだと思うよ、
スキのある、美人ほど、色っぽい要素を持ち合わせているんだよ、
もしかしたら、体ぐらい、簡単に触らせてくれるんじゃないかってね、………
男だったら、皆、そう思っちゃうんだ、
ガードの堅そうな女は、本当につまんない、
でも、中には、そういうプライドの高そうな女を、標的にして、
その女を、落としてモノにした時の征服感を至上の喜びとしている男もいます、
でも、そういう場合は、結婚、とかいう事ではなくて、落とすまでの
プロセスを楽しんでいるだけだから、セックスまで、辿り着いちまったら、
それでお終い、ハイ、さようならって、あっさり相手の女を捨てちまう事もあるね、」
今井優子
「いや~~ね、そう言うの、……… 」
カツ丼小僧
「魅力のある、スキのある女っていうのも、本人にしてみれば、一長一短だと思う、
もちろん俺は、優子には、どんな女であれ、などとは、強要はしない、
あるがままの、お前が好きだから、……… 」
今井優子
「カツ丼さん、ありがとう、……… 優子、嬉しいわ、……… 」