カツ丼小僧と有名人のドスケベ座談会 14

浅香唯

「カツ丼小僧さん、ノベル「224」、読みましたよ、

 いくらなんでも、ちょっと酷過ぎやしませんか?

 折角、これから、いいお友達になろうと思っていたのに、……… 

 ヨーヨーで、顔面崩壊だなんて、あんまりだわ、……… 」

 

カツ丼小僧

「うん、唯ちゃんには、申し訳ないんだけど、ああいう書き方をしないと、

 中々読者は、興奮してくれないんだ、……いや、言い訳はしないよ、

 僕も好きで書いている事には間違いないんだから、……… 」

 

高橋みなみ

「私は、いつだって、カツ丼さんの味方です、応援してます、」

 

刀根麻理子

「カツ丼さん、まさか、今後のノベルの中で、唯ちゃん同様、

 私まで、ズタズタにするつもりなんじゃないでしょうね、」

 

カツ丼小僧

「いや、刀根さん、あなたが色っぽ過ぎるからいけないんですよ、

 男ってのは皆そうです、空想世界の中で、自分の好きな女を、

 不幸のどん底に突き落として、優越感に浸りながら、

 自分の男としての征服欲、自尊心を満たしているんです、

 

 せめて、空想の世界ぐらい自由の翼を広げていかないと、

 こんな辛い人生、やっていけませんよ、

 刀根さんは、思慮分別のある、寛容な大人の女ですから、

 そこの所は、十分理解してくれていると思うんですが、……… 」

 

刀根麻理子

「ええ~~っ、? それは、カツ丼さんの買い被りってもんですよ、」

 

廣瀬浩志

「あのさ、今後のノベルの展開として、

 俺が麻理子を、「クレージー☆ZANKOKU 」の魔の手から、

 救い出すっていうのは、どうだろう、……… 面白いと思うけど、……… 」

 

カツ丼小僧

「いや、浩志さん、それはダメです、だって、もうすでに、ノベルの中では、

 2人は離婚の事で、慰謝料の話し合いにまで、事態が進んでいるんですよ、

 それは、ちょっと、無理がありますよ、」

 

西城秀樹

「じゃあ、俺が、刀根麻理子を助けに行って、救出に成功した後、

 「ヒデキ! カァ~~ンゲキィ~~~ッ、」って、

 皆の前で、雄たけびを挙げるってオチはどうかな? 」

 

カツ丼小僧

「秀樹さん、あなた、それしか言う事がないんですか?

 それに、ノベルの中では、もう、刀根さんの心は、秀樹さんや浩志さんよりも、

 僕の方に移っちゃってるんですよ、

 ですから、その案もダメです、 ウッシッシッ、……… 」

 

廣瀬浩志西城秀樹

「じゃぁ、これからのノベルの展開は、………? 」

 

カツ丼小僧

「それは、読んでのお楽しみと言う事で、……… へへへ、……… 」

 

浅香唯

「カツ丼さん、唯、今の話を聞いていて、

 段々、カツ丼さんの意図が見えるようになって来たわ、

 我儘言って、ごめんなさい、………

 

 そうね、確かに、現実と空想とは、まったく違う、別の物ですもんね、

 現実の私は、この通り、元気にピンピンしてるし、………

 

 お詫びの印に、ここで、一曲、皆さんの前で、歌わせて頂きます、

 皆さん、聴いてください、……… 曲は、「セシル」です、……… 」

 

 

  そこで、浅香唯は、服を脱ぎ捨て、ブラジャーとパンティーだけになって、

  係りの者から、マイクを渡してもらい、皆の前で、振り付けを交えながら、

  名曲「セシル」を歌った、 

  招待客の誰もが、皆、一様に、恍惚の表情で聴き入っていた、

  否、正確には、見入っていた、と言うべきだろう、………

 

 

  ♪人は大人になるたび 弱くなる~~よね~~~

   ふっと自信を失くして 迷ってし~~まう~~

 

  ♪だから友達以上の愛を捜すの~~~

   今夜 私がそれになれればいいのに~~~

 

  

  浅香唯が、やっと一曲歌い終えた時、拍手は、まばらだった

  拍手を送ったのは女性だけで、男の側からの拍手は無かった

 

  男達は、皆、アソコを膨らませ、目を血走らせたような、異様な目付きでいた

  そして、傍に置いてあった、ビール瓶、ジョッキ、徳利、等を掴んで

  一斉に、浅香唯の顔を目掛けて、投げつけた