カツ丼小僧
「いや~~、昨日は、夫婦愛の話で、盛り上がりましたなぁ~~、
あっ、タモリさんも、奥さんの体調異変が心配で、
「笑っていいとも!」を降板したとか、……… 」
タモリ
「長年連れ添った女房ですからね~~、そりゃ、気がかりですよ、」
さだまさし
「俺は、女房には「関白宣言」してるから、
立場上、女房の事を気に掛けている素振りは取れないな、ははは、……… 」
そこへ、また襖を開けて、2人の新参者が入って来た
シンガーソングライターの今井優子と、その恩師でもあり、ミュージシャン、
音楽プロデューサーの、角松敏生だった
今井優子
「カツ丼小僧さん、先日は私のライヴに来て頂き、本当にありがとう、
1月の時同様、カツ丼さん、一番前の席に座っているんでビックリしちゃった、」
カツ丼小僧
「これも、きっと、神の御導きだと思います、優子ちゃん、
今後、僕と付き合って貰えませんか? お願いします、」
今井優子
「ダメですよ~~、 私は、角松敏生さんが永遠の恋人です、」
カツ丼小僧
「えっ? 角松敏生さん? この方ですか? 随分とイケメンですね、
人生の大成功者でもあるんでしょう?
角松さん、あなた他人にコンプレックスを与えて、何が楽しいんですか?
やめてください、」
角松敏生
「おいおい、俺が、イケメンの大成功者だって? そんな事は、………
いや、確かにそうだな、わはははは、……… 」
カツ丼小僧
「僕ね、鼻がやけに小さいもんでね、特に角松さんのような、肉付きが良くて、
ずっしりとした、高い鼻の持ち主に対して、異常なまでのコンプレックスが
あるんですよ、さぞや、あっちの方も、ビッグサイズ、……… 」
角松敏生
「おまえなぁ、……… 」
カツ丼小僧
「あっ、すいません、冗談です、冗談、………
でも、ここは、そう言う事を言ってもいい場でもありますので、
幾らかは、ご容赦ください、」
今井優子
「カツ丼小僧さんは、姓名判断をやっているそうなんで、
私の名前も、占って貰っちゃおうかなぁ~~、」
カツ丼小僧
「ええ、「YUUKO」という名前の音を持つ女の子は、非常に色っぽく、
美人が多いんですが、まぁ、中には、オリンピック柔道の今井優子さんのような、
ちょっと、ゴツイ顔立ちの方もいらっしゃいますが、
性格的には、案外、可愛らしく、チャーミングな所も、あるんではないかと、
思います、……… 」
今井優子
「ふ~~ん、…… で、私と角松さんの相性はどうなの? 」
カツ丼小僧
「僕ね、凄く喉が渇きやすくて、最低でも、15分おきぐらいには、
冷たい飲み物を飲んでいないと、気が済まない性分なんですよ、
ですからね、名前の方でも、とにかく、「水」に関係のある姓名を持った方と、
相性がいいみたいなんです、
優子ちゃんは、名字に、井戸の「井」の字がありますね、
井戸の中には、当然、「水」が入っていますのでね、
いつも、喉がカラカラな僕にとっては、本当に、ありがたい存在、
という事になりますね、………
それでね、「カツ丼小僧」、という僕のペンネームの中に、「丼」という
字がありますけど、この「丼」の中の、小さな点が、僕自身を表しているとすれば、
つまり、僕が、井戸の中に入っている、浸かっている、という事になるんですよ、
しかも、それが、名前のど真ん中、中心にあります、
まさしく、「名は体を表す」、という事になるんです、
でも、女優の井川遥さんなんて、水に関する「井」と「川」、2つも持って
いるんでね、今から、それとなく期待しているんです、ウッシッシッ、………
でも、遥か遠いの「遥」、なんて字が隣にあるから、ダメかも、………
優子ちゃんは、隣に「今」、や、優しい、の「優」、の文字があるから、
一層期待が持てます、」
大橋巨泉
「それじゃぁ、俺なんて、巨大な泉だから、お前にとって、
無尽蔵の救いの水の貯蔵庫って事になるんじゃないのかい? 」
カツ丼小僧
「ええ、巨泉さんは、僕にとっては、まさしく、巨大なオアシスです、
今後とも、ご贔屓の程、よろしくお願い申し上げ早漏、……… 」
今井優子
「あのう、私と角松さんとの相性は、……… 」