鎌かける
「え~~、皆さん、本日は、お日柄もよろしゅう、本会場にお集まり頂き、
誠に嬉しく思います、私と致しましても、皆さんの元気そうな顔を、
こうやって拝見するのが、何よりもの、倖せでございまして、……… 」
イチロー
「鎌さん、前置きはいいから、早く本題に入ってくんな、 退屈しちゃうよ、」
鎌かける
「はい、イチローさん、あなたの言う事には、誰も逆らえませんね、すいません、
すぐ本題に入りますので、私を、星野仙一さんみたいにしないでください、
え~~、今日、4月10日は、本日、ご来場頂いている、フォークソングの大御所、
さだまさしさんの誕生日です、まずは、皆でお祝いしましょう、」
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、
さだまさし
「ただいま、ご紹介に預かりました、誰もが知ってる、さだまさしです、
皆さんの小気味よい手拍子で、僕の心にも明るい灯が差し込みました、
お礼に一曲歌わせて頂きます、 ♪「防人の詩」です、聴いてください、」
イチロー
「手拍子じゃなくて、拍手なんだけど、……… 」
さだまさし、「防人の詩」を熱唱する……… 一瞬、場に静寂が漂う、
さだまさし
「あれ? 皆さん、どうしたの? 急に静まり返っちゃって?
俺、なんか、悪い事したかな? 」
松坂慶子
「いえいえ、さだまさしさん、………深い意味を持った、人の魂を揺さぶる歌ですわ、
五木寛之先生の小説のように、……… 素晴らしいわ、
私のアソコも濡れる街角よ、」
大橋巨泉
「なんちゅうか、水中花、」
高内春彦
「でも、こういう場には、ちょっとそぐわない歌のような気もするな、
場所柄をわきまえて歌わないと、……… 」
タモリ
「海も、山も、死にゃぁしないと思うけど、……… 」
そこへまた、襖が開いて、AKB48の数十人の女の子たちが入ってくる
高橋みなみ
「きゃぁ~~っ、カツ丼小僧さん、お久しぶりでぇ~~す、
たかみな、カツ丼さんの隣に座りまぁ~~す♡、」
指原莉乃
「たかみなには、負けないわよ、私もカツ丼さんの隣に座ります♡、」
カツ丼小僧
「たかみな、お前には、統率力がある、
是非、将来は、赤シャツ隊の幹部となって、大日本カツ丼帝国を牽引してくれ、
それから、指原、お前には、文筆やら、トーク、放送作家としての才能がある、
大日本カツ丼帝国の、偉大なる広告塔として貢献してくれ、頼むぞ、」
大橋巨泉
「カツ丼小僧、大の大人が、自分の娘ぐらいの年齢の女に、うつつを抜かしていて、
いいのかよ、このままいったら、日本は破滅するぞ、
お前、俺の言った事、ちっとも聞いてないな、………
また一つ、ここで苦言を呈しておくが、……… 」
カツ丼小僧
「いや、巨泉さん、この娘たちはいいんですよ、僕と前世からの繋がりなんです、
何の問題もありません、
それに巨泉さんだって、前世から、この娘たちと繋がっているんですよ、」
大橋巨泉
「わはははは、ばかやろう、そんな事ある訳ないだろう、
俺は、こんな子供たちに何の興味もないぞ、」
カツ丼小僧
「いえ、興味があろうがなかろうが、好き嫌いは別として、繋がっているんです、
よく、買い物に行く、コンビニのお兄さんだって、たばこ屋のおばさんだって、
皆、前世からの繋がりです、 我々は、もう、舞台を変えながら、
無限回数、生まれ変わっているのです、そして、前世も来世も、また今回と、
ほぼ、似たような人生です、前世の記憶は、頭の中から、全て消されています、」
タモリ
「ねぇ~~、そんな暗い話、どうだっていいからさぁ~~、
もっと、エロい話、いっぱいしようよ~~、
吉永小百合ちゃんの、オマ○コの話とかさぁ~~~、」
さだまさし
「暗い話だって、時には必要です、……… 」