夢のBIG対談 ! ! 大橋巨泉 VS カツ丼小僧

両巨匠、今日はようこそ、お待ちしておりました、

さ、さ、どうぞ、こちらへ、

 

 インタビュアーの鎌かけるが、大橋巨泉とカツ丼小僧をスタジオに招き入れる、

 二人は、やや斜めに向かい合う形で椅子に腰かける、

 

今回は、春の特別新企画として、「夢のBIG対談 ! ! 大橋巨泉 VS カツ丼小僧 」

というコーナーを設けました、今後の日本、SM、テレビ、その他、

どんな内容でも構いませんから、御二方に、ざっくばらんに気軽に話し合って

頂けたらというコンセプトで、この企画を立ち上げてみました、

大橋巨泉さん、カツ丼小僧さん、今日は宜しくお願いします、

 

うわははは、あのさ、俺がビッグだっていうのはわかるけどさ、

カツ丼小僧、なんでお前がビッグなんだよ、お前、ただのエロ小僧だろう、

大方の読者さ、今、これを読んで、腹を抱えて笑っていると思うよ、

 

いや、すいません、巨泉さん、僕、何事も形から入っていくタイプなんですよ、

つまり、なったつもり、やったつもり、で、頭の中にイメージを造り上げ、

それが現実の物として具現化されて、現れてくるのを待つんです、

 

今回のビッグ対談も、全て僕の妄想の産物だと思っています、

そして、自分はビッグだ、ビッグだ、と、そう思い込んでいる内に、

実際にそちらの方に向かって妄想のベクトルが動き出し、

気づいてみたら、いつの間にか本当にそうなっていた、といった按配です、

 

ただ、妄想と言うのは、生半可な物ではダメです、

寝ても覚めても、毎日のように、本気で考えていなければなりません、

そうでなければ、現実としては、中々起こりえません、 

 

でも、お前、もう、50だろう、 俺なんかさ、別に、そんなに本気でなくとも、

若い内から、夢が叶いはじめて、もう、お前ぐらいの時には、芸能界を引退して、

優雅なセミリタイヤ生活を始めようと思っていたんだぜ、

 

たまたま、ビートたけしっていう、凄いお笑い芸人が出て来て、感動して、

いや、こんな面白い奴が出て来たんなら、後、もう5年やってみようかっていう

気になって、結局、実際にセミリタイアしたのは、56の時だったんだけどな、………

 

ええ、まぁ、大概の人は、普通にそういう人生という事になるんでしょうが、

僕の場合は、人生の後半に照準を定めているんです、

確かに、僕は若い内は、恐らく自分は、漫画家の手塚治虫さんや石ノ森章太郎さんの 

ように、60ぐらいで死ぬんだろうと思い込んでいたので、焦りに焦り狂って

生きていたと思うんですが、

 

もう10年以上前から、人間の寿命は、これから格段に伸びる、という情報が

頻繁に飛び交うようになってから、 ははあ、それなら、自分は相当長生きし、

もしかしたら、寿命が100歳を超えるんじゃないか、

とも思い始めるようになったんです、

 

そう考えると、今までの苦悩が、8割ぐらいは氷解し、なるほど、自分が、

今まで30年以上の間、辛く、不遇なうつ病状態に呻吟(しんぎん)していたのは、

自分の100年人生に対する、神の深い計算があっての事だったんだ、

と、考えるようになったんです、

 

人生を100年という長いスパンで見た場合、人間の壮年期、最盛時期というのは、

50~80ぐらいになると思いますので、実は、ちょうどいい具合に進行していたのです、

ただ僕自身は、そのような、神の深謀遠慮を知る由もないので、

若い内は、ただひたすら、慟哭、絶望を繰り返し、神を呪い続けていたのです、

 

ただ、その中でも、大きな想念の中に生きて、夢を見続けて来たので、

これから、つまり今年の50歳が、自分の想念が、現実の物として具現化する、

僕の本格スタートの歳となり、80ぐらいまで、ピークの状態が続くのです、

これで全て、バッチ、グーです、

 

まぁ、そんなに物事がうまく運ぶのかはわからないけど、

それじゃぁ、逆に俺はどうなるんだよ、俺だって、56でセミリタイアして、

これからもまだ、かなり生きるかもしれないんだぜ、

俺の人生は、晩年になればなる程、しぼんで来るっていうのかよ、

お前の言い方だと、そう聞こえるけど、………

 

いえいえ、それは違います、決してそうではありません、

一体、その人間が、何を目標とし、価値観の何に重点を置いているかによって、

物の見方を、180度変えてみなければならない事もあります、

 

巨泉さんの場合は、結構若い内から、バリバリと働き過ぎて、それに飽き飽きして、

お金も出来た所で、念願の「ゆったりとしたセミリタイア生活」という選択をした

訳ですから、もちろん、夢が叶っている今が最盛期、という訳です、

恐らく、巨泉さんは、かなり若い内から、今のような状態になる事を

頭の中で、思い描いていたのではないかと思います、 

 

申し訳ありませんが、そろそろ、時間です、 この続きは、また次回お願いします、