カツ丼小僧のミステリアス・ゾーン 3

読者の皆さん、カツ丼小僧さん、こんにちは、暫くぶりです、

カツ丼小僧、専属インタビュアーの、鎌かけるです、

今日から、また、ミステリアス・ゾーンのコーナーが始まります、

第3弾、という事で、宜しくお願い致します、

 

鎌さん、僕もビックリしましたよ、それで、何ですか?

今回は、インタビュー形式だそうで、………

 

ええ、そうですね、いえね、カツ丼小僧さんも、

そのスタイルの方が、いささかでも、やりやすいんじゃないかと思いましてね、

僭越かもしれませんが、私の提案、発案でして、………

 

いえいえ、正に、その通りです、

僕も鎌さんに乗せられて喋っている方が、流暢に、気持ちよく、話が進行します、

ただねぇ、………

昨日まで、映画三昧の生活だったんですよ、果たして映画ボケが取れるかどうか、

まともに、正確に、喋れるかどうか、それが心配です、

 

ご自身のノベル、「カツ丼小僧氏の優雅な生活。」では、ついに、

以前、暴力団との癒着問題で芸能界を追放された、島田紳助さんまでが登場して来て、

今までのエロから離れて、少しばかりスリリングな展開となって来ています、

 

ちょっと道徳的、と言うか、恐らく、これからのノベルの中で、

カツ丼小僧さんが、いつも口にしている、「因果応報の原則」について

話が進行して行くのではないかと、なんとはなしに予測できるのですが、………

 

ええ、そうです、僕は因果応報大好き人間です、 もちろん、それしかありません、

ただ、僕の言っている因果応報としての言い分は、あまり教条的な物ではなく、

ただ、人間の人生のプラスマイナスの総量が、その一生を通じて、全て等しく、

冷徹に、ご破算ゼロで終わって行く、という事です、

 

言うなれば、物理学のエネルギー保存の法則のような物で、

別に、島田紳助さんの性格を非難する、などと言う物ではありません、

ただ、芸能人、著名人というのは、まぁ、比較的、誰でも知っているので、

その、わかりやすい点で、取り上げているに過ぎません、

 

だって、そうでしょう、人間には、どんなに偉い人だって、必ず、

不幸は、訪れるのです、人生の中で、不幸に陥らなかった人などいませんし、

人間万事塞翁が馬、というように、何が不幸で何が幸運かも、後々になってみなければ

分からない事も多々あります、

人の人生は、波のような曲線を描いていて、混沌としています、

まず、そこの所を、あらかじめ理解しておく事が必要です、単純であってはなりません、

 

カツ丼小僧さんは、死ぬ事は一向に構わない、悪い事ではない、

不幸な状態で、いつまでもダラダラと生き続ける事が恐ろしい事だ、

と、いつも言っていますね、………

 

そうなんですよ、鎌さん、 だって人間というのは、どんな人物だって、偉人だって、

絶対に死ぬんですよ、死なない人間なんていないんですから、

死ぬ事自体は、なんて事はありません、「今回の」人生が終わった、

という、ただ、それだけの事です、何の問題もありません、

 

そうですね、それを聞いて、私も、いささか、ホッとしました、

もちろん、この齢で、まだ死ぬ訳にもいきませんがね、

それでは、次回より、この続きをお願いします、