ジョン・フォード監督の西部劇、「アパッチ砦」。

皆さん、こんにちは、西部劇漫画の金字塔、

「荒野の少年イサム」が懐かしい、

カツ丼小僧です、(笑)

 

今回、紹介する映画は、

巨匠・ジョン・フォード監督の

騎兵隊シリーズ、第1作、

「アパッチ砦」(1948年)です、

 

主演・ヘンリー・フォンダ(当時42歳)

   ジョン・ウェイン (当時40歳)

女優・シャーリー・テンプル(当時20歳)

 

前回に続いて、またまた、

インディアン襲撃のお話です、

 

まぁ、その昔、アメリカでは、

「南北戦争」(1861~1865)なんてのも

ありまして、今回登場する、

 

サースディ中佐(ヘンリー・フォンダ)は、南北戦争の敗北の責任を取らされて、

左遷され、辺境の地、アリゾナのアパッチ砦に赴任する。

 

しかし、そこは、ヨーク大尉(ジョン・ウェイン)ら、古参兵が集う所で、

サースディがインディアン軽視の強硬派のため、彼らは事々に対立する。

 

この映画は、カスター将軍が功を焦り、第7騎兵隊を全滅させた実の事件を

元に作られた物で、西部劇ファン必見の傑作、とありますが、

ちょっと長くて、だれるので、退屈するかもしれません、(笑)

 

でも、当時20歳の新進女優だった、シャーリー・テンプルは、

前回紹介した、「黄色いリボン」のジョアン・ドルー同様、

清楚で、気高く、美しかった、

 

やはり、映画っていうのは、女優次第ですよ、色っぽい女優さんが

一人でも出ていりゃ、その映画は、グッと引き立ちますよ、

いや、もう、全然違ってきますよ、

松坂慶子さんでも、綾瀬はるかさんでもね、………(笑)

 

でも、この映画も、ダラダラ長く見せられる割合に、

ストーリーは、際立った展開や、意外性には欠けるような気がします、

 

まぁ、内容をけなす事は誰でも出来るので、あまり言いたくはありません、

漫画、「荒野の少年イサム」のような、面白くてスリリングな荒唐無稽さを

期待してもしょうがありません、あれは、あくまで、漫画というジャンルだからこそ、

構築できた世界で、生身の人間が演じる、映画という世界の中では、ちょっと無理です。

 

ジョン・フォードという監督は、あまり派手なパフォーマンスや、奇抜なハッタリ、

などをしない、地味で良心的な監督さんなので、どちらかといえば、

日常的な生活の中に垣間見える、人間の絆、友情、牧歌的な家庭の暖かさ、

などを、事件を通して描きたかったのだと思います、

 

では、次回もまた、西部劇映画の解説です、お楽しみに、(笑)