皆さん、こんにちは、前回の続きです、
あ、右隣の写真は、実物のヘンリー八世
では、ありませんよ、
俳優のチャールズ・ロートンです、(笑)
モノクロで、ぼやけているので、
なんとなく、それらしく見えますが、
ヘンリー八世は、16世紀の人物です、
まだ、写真機は発明されていません。(笑)
でも、現存している、肖像画の
ヘンリー八世に本当によく似ていて、
チャールズ・ロートンは、
非常にうまく演じていますね、
英国国王ヘンリー八世は、好色で、
結局、生涯、6人の妻を娶りましたが、
内、2番目の妻、アン・ブーリンと、
5番目の妻、キャサリン・ハワードは、
斬首刑にされています、
理由は、この映画では、姦通罪だとか、不義密通とされていますが、
本当の所は、もちろんわかりません、
面白いのは、この映画では、ちょっと、わかりにくく描かれていますが、
4番目の妻、アン・オブ・クレーヴズとの結婚の時に、
ヘンリー八世は、彼女を一目見るなり、彼女の顔が、描かれていた肖像画とは、
まったく違っていたのに激怒して、(つまり、実際はブスだった、)(笑)
家臣のトマス・クロムウェルを、その責任を取らせて、ロンドン塔で斬首刑に、
宮廷画家のハンフ・ホルバインを、宮廷追放としたそうです、
まぁ、この時代は、日本でもそうですが、そんな事は当たり前だったんでしょうが、
こんな事で、本当の首を斬られるなんて、恐ろしいやら、気色悪いやら、
なんとも無念でしょうなぁ、稀代のサディスト、カツ丼小僧もビックリです、(笑)
ただ、本当に、アン・オブ・クレーブズの器量が、良くなかったのかと言うと、
諸説ありまして、定かではありません、(詳しくはウィキペディアを見てください)
結局、彼女は、ヘンリー八世から、「王の妹」という称号、
それに、多くの所領と年金を与えられて、国王とは、半年で離婚となったそうです、
また、5番目の妻、キャサリン・ハワードの処刑後も、
自分が王妃に返り咲く事を願っていたとも言われています、
アン・オブ・クレーブスは、6人の妻の内、最も長生きして、幸福な人生を送った、
と言われていますが、それでも、享年42、という事で、現代でしたら、短命ですね、
ちなみに、ヘンリー八世は、1547年1月没で、享年55です、
ヘンリー八世は、文武両道で、英国王室史上最大のインテリでもあったそうです、
舞踏や馬上槍試合に優れ、スペイン語、フランス語、ラテン語を理解したそうです、
そう言えば、ムッソリーニも、ドイツ語に堪能で、ナチス党大会において、
ドイツ語で、演説した事もあるのです、
よく似た二人です、(笑)