え~~、前回も含蓄のあるお話、誠にありがとうございました、
今回は、どんなお話を聞かせて頂けるんでしょうか?
本当に、楽しみです、 カツ丼小僧さん、宜しくお願いします、
ええ、今回のテーマは、「心の緊張感と飽和状態」という事で、話をしたいと思います、
いつも僕が言っている事なんですが、人間と言うのは、常に自分の欲望が満たされない、
「腹八分」ぐらいの心の状態を保っていなければ、すぐに「没落」してしまう
ように出来ているので、「満腹」の飽和状態に自分の身を置いていてはダメだ、
という事です。
つまり、常に、上にある何物かを追い求め続け、焦って生き続ける事が重要なのです、
いつも、全ての物に満たされ続けた飽和状態では、
当然の如く、そこに心の油断が生まれて、
いずれ、外部からの何者かの攻撃によって、木端微塵に打ち砕かれて、
大きな損傷を受け、自滅の道を辿る事になるのです、
外部からの攻撃、………と言いますと?
いやいや、これはもちろん、例えであって、特定の人間だとか、グループ、団体だとか、
そう言う事ではありません、 つまり、自分の人生を壊滅してしまうかのような打撃が
自分の身の周りに襲って来るという事ですが、ケース・バイ・ケース、という事で、
何が、一体、自分にとって、良い事なのか、悪い事なのか、判断のつかない所が、
ちょっと、難しい所なんですがね、………
非常に難しくなってくるんですが、あの時、災難だと感じて、人生に絶望を
感じていた事でも、後々になってみたら、ああ、あの時、災難だと思っていた事が、
結果的には、自分にとって、実は、非常に良い事だったんだ、
と思えるような事もあって、ちょっとやそっとの判断では難しいのです、
まぁ、ですから、どんなに緊張感を持って、生きていても、やはり、
不幸や災難は襲っては来るんでしょうが、
それが、長い目で見て結果的に、自分の人生にとって、いい方向に変わっていったのか、
それとも、その時の災難が元で、自分の人生を全て、ブチ壊しにしてしまったのか
どうか、という事です、これは、本当に大きな違いです、
自分の将来を真剣に見つめ続け、少しでも、いい方向に改善しようと、
本気になって、毎日のように、心の中で念じ続ける事、………
それが、緊張感です、 自分がどのような、いい状態にあっても、
決して油断して、心の緊張感を解いてはならないのです、
カツ丼小僧さんの、20代、30代の時のように、ですか、………?
いえいえ、僕の、20代、30代の時なんて、「腹八分」なんてもんじゃありませんよ、
「腹一分」とか、「腹二分」ぐらいです、
辛くって辛くって、半分、泣きべそ掻いたような顔して、隅の方に隠れていじけてました、
今でも、その後遺症で、半分ぐらい、顔が歪んでいるんですよ、
この悲愴な顔のおかげで、他人から、嫌がられる事も多いんです、
今、幾らかの夢は満たされて、心の平穏は、幾らか改善されましたが、
それでも、まだ「腹六分」ぐらいです、
まぁ、僕には、このくらいの状態が、一番、ちょうどいいんですがね、………
カツ丼小僧さんは、いつも、自分の性格を、「気が小さい」、だとか、「臆病」、
だとか、「線が細い」、などと、自分で自分を卑下していますが、………
ええ、そうなんですよ、 まぁ、このブログでも、自分を散々卑下してみたり、
逆に、急に、傲慢で居丈高になってみたり、僕の本心が、一体、どこにあるのか、
よく、わからない人も多いと思いますが、
実は、僕は、このような、気の小さな人間に生まれてきたのは、自分の意志であり、
神の恩恵、計らいだと思っているんです、
いつも、ビクビクしていて、気の小さな人間というのは、実は、裏を返せば、
「多大なる緊張感の所持者」という事でもあります、
ただねぇ、やっぱり、僕自身は、のんびり、おっとりした、大らかな人間、
というのには、憧れますよ、それも、自分が、こういう、せせこましい人間に
生まれて来たからなんでしょうがね、………
そういう人たちを見ていると、本当に心がゆったりしてきて、心が落ち着くんです、
いい気持ちになれます、………
それも、神の計らい、という奴なんでしょうか………?