でも、カツ丼小僧さん、 カツ丼さんの占い自論に水を差すようで、悪いんですけど、
カツ丼さんは、人間の運命は、もう、がんじがらめに決まっていて、人間の手では、
変えられない、と言うのでしたら、占いなんか、やっていても、意味が無いように
思われるのですが、それについては、如何思われますか?
いえ、確かに、そうなんですけど、僕が、自分の半生、占いに熱中して生きる事も、
運命で決まっているのだから、しょうがない、………
まぁ、僕は、人間の運命や、意志、感情などが、神によって、操られている事を、
もう、20代前半で、ほぼ知ってしまった人間なのですが、
この世の真実は、筒井康隆さんの小説、有名な「七瀬三部作」の、三番目の著作、
「エディプスの恋人」の中に、わかりやすく描かれています、
「七瀬三部作」では、一番目の「家族八景」と、二番目の「七瀬ふたたび」が、
有名で、人気も高いのでしょうが、僕にとっては、
三番目の「エディプスの恋人」が、一番重要なのです、
「ミステリアス・ゾーン」のコーナーでも、再三再四書きましたが、
1ミリ、1秒の狂いでも、魔法使いの神にとっては、大きいものです、
あなたの顔のホクロや、シミ、シワの位置まで、そこにあるのが当たり前のもの
として、運命として、存在しているのですが、
もし、整形などして、大きく変化する場合も、内面の変化によって、
それにつられて外面も変わる、という事で、失敗もあれば、成功もあるわけです、
姓名判断で、名前が変わるのも同じで、先に、その人間の運命や性格が
大きく変わり、その後に、それにつられて、名前の方も、変わって行く、
と見るのが、自然です。
この世の物、全て、全能の神が造り上げ、動かしている、という訳ですか、………
それでは、今、ここでこうして、カツ丼小僧さんと、私が、インタビューの
やり取りをしている事も、もう、生まれる前から、決まっている、
という事なんでしょうか………?
そうです、しかも、この時間帯に、この場所で、です、
話す内容も、一言一句、キッチリ決まっています、
我々、人間ですから、間違えたり、つっかえたりしながら、喋っていますが、
それも、そのように決まっているのです、
咳込んだり、どもったり、鼻をすすったり、舌を舐めたり、顔を掻いたり、
全て、何から何まで、決まっている、という訳ですか?
そうです、
何故、神は、そんな事までするのでしょうか?
もちろん、大前提として、人間に喜びを与えたい、という事なんですが、
それには、現実感と言う物が必要です、
鼻をほじったり、頭を掻いたり、くしゃみをしたり、………
そう言った、一見、無駄な物が、現実感を増すのですが、
人間は、普段、そのような事を微塵も、考えてはいないのです、
いやいや、なんか、話を聞いていると、なんだか、段々恐ろしくなって来ました、
ちょっと、荒唐無稽すぎて、とても私にはついていけませんよ、………
広大無辺の「神」の話をしているのですから、肝を冷やして当然です、
ちょっと、「ミステリアス・ゾーン」みたいになって来ましたが、、
次回も、また、この話の続きをお願いします、