いやいや、こんにちは、カツ丼小僧さん、今回も宜しくお願いします。
いえいえ、こちらこそ、………
鎌(かま)さんと話している、この時間だけが、僕の唯一の憩いの時間です。
今後とも、宜しくお願い致します。
カツ丼小僧さんの中で、「刑事コロンボ」の作品の中から、
好きな物を、何作品か挙げてください。
ええ、まぁ、僕の場合は、世代的に、旧シリーズのみで、
新シリーズは、あまり観ていません。
旧シリーズの中で、挙げるとすれば、
「構想の死角」、「ホリスター将軍のコレクション」、「二枚のドガの絵」、
「祝砲の挽歌」、という事になりますが、本当はどれも、皆好きで、
中々、どれが良いとか、言えないんですよ。
まぁ、30代に入って、旧シリーズは、ビデオで何度も観返しましたが、
血沸き、肉躍る程の興奮を得ました。あれ程のカリスマはありませんよ、
でも、最近では、自身のブログの中で、コロンボを批判している発言が目立ちます。
そこの所を、少し、お聞かせ願えたいのですが、………
ええ、そうですね、話が脇道に反れる事を承知で話をしますが、
まぁ、子供の頃はね、コロンボのね、ああいった、ネチネチと、殺人犯を
責め立てる所が好きで、まぁ、一種のサディストの心境なんでしょうが、
歳を取ってね、僕も警察に目を付けられるようになってから、
色々と考えるようになりましてね、………ああやって、人を追い詰めたり、
責めたりするような事は、やめた方がいいんじゃないかと思うようになった訳です。
ただね、あれはあくまでドラマですから、もちろん、俳優のピーター・フォークさんや、
架空の人物である、刑事コロンボには、何の責任も罪もありません。
ただ、実在の人間である、我々が、ああいう事をやってはいけませんよ、
という事です。
因果応報、………ですか?
そうです、自分が、人を苦しめたら、自分も、同じ総量だけ、他人に苦しめられるのです。
そして恐いのは、これこれ、こういう職業だから、……だから、しょうがないんだ、
という理屈は、因果応報の原則の前には、絶対に通じないんだ、という事です。
だったら、最初から、そんな職業にはつくな、という事です。
でも、カツ丼小僧さんだって、SMとかで、女の子を苛めているじゃないですか?
ちょっと、矛盾しているようにも思えるんですが、………
いや、まぁ、確かに、おっしゃる通りかもしれませんが、
確実に違う所があるんです。
それは………?
一つは、僕の主張するSMというのは、SとMは、お互いに、キチンと
自主性を持っていなければならない、という事です、
嫌がっている相手を無理矢理苛める、というのは絶対にダメです、
つまり、相手は、苛められる事が好きで、マゾ中毒の女でしかあり得ません、
ですから、苛めている、というのは、一種、言葉の綾で、
本当は、快感を与え、喜ばせているのです。
それから、どうしても、残虐なSMをしたくなったりした時には、
もう、空想の中に自分の身を置くしかありません、
空想世界の中だったら、何をしても、一向に構いません、
絶対に、空想と現実を、ゴチャマゼにしては、なりません、
そこの所にさえ注意すれば、SMとは、実に健全で楽しい遊びだと思うのですがね、………
そうですか、わかりました、 では、ちょっと長くなりましたので、
この続きは、……… つまり、純粋にドラマの「刑事コロンボ」の話は、
また、次回繰り越しという事で、お願いします。