カツ丼小僧の言っている事は全て正しい。 20

今回は、昭和の末期、彗星の如く現れ、彗星の如く去っていった、

AV女優、かわいさとみちゃんについて、お話をお伺いしたいと思います。

よろしくお願いします。

 

いえいえ、こちらこそ、いつも僕の、昔の思い出話に付き合ってくださり、

本当に嬉しく思います。今度、タフマンでもおごりますよ。

 

かわいさとみちゃんは、当時、昭和61~62年頃でしょうか、

ヌードの書籍でデビューしましたが、その外観が、あまりに衝撃的で、

当時の世の男たちは、誰もが、こう思った筈です。

「え?こんな、可愛い子が脱ぐなんて?」

 

そうです、そうです、誰もが、そう思いました。

今、またネットで調べたんですがね、

昭和61年(1986年)に、まだ北原美枝という名前で、「花・図・鑑」(白夜書房)という

写真集を出していますが、この本は、僕も自宅のベッドの上で、寝転がって

よく見ていましたね、記憶があります。大学なんか、もう半ば中退という頃で、

僕も22歳の頃ですが、出版社に、ポツポツと原稿の持ち込みをしていた時です。

 

え~~と、カツ丼小僧さんは、2月の生まれということで、

つまりは、昭和57年に浪人時代を過ごし、大学に4年在籍して中退という事ですね。

 

ええ、でも、もう、実際は通っていたのは、2年間だけでして、

残りの2年間は、ただ籍だけ置いていた、というのが実情です。

親に学費だけ払わせておいてね。 まぁ、その話は別の機会に回します。

 

そして、昭和62年(1987年)には、今度は、「かわいさとみ」という芸名で、

「絵日記」(英知出版)という写真集を出しましたね、これで人気に火がついたんです。

でも、自分で、北原美枝と、かわいさとみが同一人物だと気付いたのは、

本当に、情けない話なんですが、もう少し後になってからの事なんです。

 

そうですか? 気づかなかったんですか?

 

ええ、そうですね、「かわいさとみ」になってからの方が、明るく、可愛らしく

見えましたね、………何か、人間そのものに、生命が吹きこまれたかのような、………

まぁ、僕は姓名判断に、たしなみがありますもんで、………

 

ミニコンサートにも、2回行って、実際に彼女と握手もしました、

ちょうど、平成元年(1989年)の時です。

1回目は、地元の横浜で、2回目は、はるばる埼玉の大宮まで行ったのを憶えています。

 

どうでしょう? 彼女、現在44歳ですが、もう一度、我々の前に姿を現して、

可愛い、元気な姿を見せてくれれば、いいんですけどね、………

 

ええ、それは我々に限らず、当時、「かわいさとみ」と時代を共にした男達の

誰もの共通の思いだとは思いますがね、

でも、そうは言っても、やはり、本人にその意思がないと、………

 

ネットや雑誌の、一部の情報では、今でも細々と活動を続けているとか

言われてますけども、それも何処まで本当なのかわかりませんしね、………

僕は、彼女はもう、とうの昔に、芸能界とはきっぱり縁を切っているような

気がするんですが、………

 

そうですね、あまり騒ぎ立てないで、

そっとしておいた方がいいのかもしれませんね。