いや、今回は、インタビューの途中ではありますが、
カツ丼さんが執筆している小説、「カツ丼小僧氏の優雅な生活。」が、
記念すべき、第123回目を迎えられたという事で、急きょ、予定を変更し、
今回は、また、今後のカツ丼さんの抱負をお聞かせ願おうと、………
またですか? やはり、123回という事で、………
そうです、ホップ、ステップ、ジャンプ、という、縁起の良さそうな数ですから、
特別企画を頂きました。
123の次は、暫くありませんので、しっかりとお答えください。
今、「カツ丼小僧氏の優雅な生活。」、佳境を向えつつありますね、
これから、一体どうなっちゃうんでしょうね?
主人公のカツ丼小僧氏は、死んじゃうんでしょうか?
さぁ、どうでしょうか? そればかりは筆者である僕にも、よくわかりません。
とにかくね、自分の近未来と重ね合わせているもんですからね、
あまり、主人公のカツ丼小僧を、悪い方向に持って行く事も、出来ませんしね、
あまり、変な方向に持って行っちゃうと、自分自身の運命も、そうなってしまいそうで、
なんか、恐いんですよ。 といって、都合の良すぎる事ばかり書いていたんじゃ、
話にメリハリがなく、つまりませんしね、読者も退屈するでしょうし、………
タナカや、友梨、下っ端警察官、元責任者など、随分ユニークなキャラが
多数登場し、話を盛り上げていますが、どうなんですか?
これらのキャラに、誰か実在のモデルでもいるんですか?
いや、実在のモデルという物はありません、全て、僕の頭の中で考えた、
架空の人物です、しかし、そうはいっても、何もない所からは何も生まれませんで、
やはり、今まで、影響を受けた、漫画や映画、テレビドラマの登場人物、
その他が、頭の中で、一緒くたになって、混合され、複雑怪奇にミックスされて、
出来上がった物と言えるでしょう。
元ホテル責任者は………? 実在の人物ではありませんか?
いや、あれは、確かに、まあね、最初は、そのように書いていたつもりだったんですが、
段々と、勝手に自分の手を離れ、キャラが一人歩きしていったんです。
実在の人物とは、かなり変わって来ていますね、
チョビ髭も生やしていませんし、………
カツ丼さんは、ノベルを書いている時、どのような心境で書いておられるんでしょうか?
主人公や話に没頭し、のめり込んでしまうタイプですか?
それとも、かなり冷静で、客観的になって分析して書くタイプでしょうか?
恐らく、主人公に感情移入し、のめり込んで書いてしまうタイプなんでしょうねぇ、
心中、怒り狂いながら、泣き叫びながら書いていますよ、
もしかしたら、この小説を書くために、このような情緒的、情緒不安定的な
性格に生まれてきたんじゃないかって思う時もあるんですよ。
まぁ、日時や天候などには、気を遣って書いていますが、………
こればかりは、つじつまが合わないと、不自然ですからねぇ………。
年代が、前後逆だった、って言うんじゃねぇ………、おかしいでしょ、
それとか、大型台風の、2~3時間後に、何事もなかったような状況だとか、………
その程度の事は、気を付けて書いてください。
カツ丼小僧さんが、情緒不安定で、心が色々とぐらつきやすいというのは、
有名な話ですが、どうしても治らないものなのですか?
まあね、僕だって、いつも不安定という訳でもありません、
でも、なんか、どうしようもなく追い詰められるとダメなんです。
気が狂って、マンションの部屋から、飛び降りたくなるんですが、
あまりに臆病なため、自殺も出来ないんですよ、
一日の中で、何度も、悲観と楽観を交互に繰り返す時もよくあるんです。
少し前までは、死にたいくらい憂鬱な気分だったのに、
それから2~3時間ぐらいして、平穏な状況に戻っているとか、よくあるんです、
自分でも何がなんだか、よくわかりませんよ。
それでは、周りの者は、振り回されるでしょう?
ええ、もう、酷いもんです、都築さん、井上さん、編集者のTさん、
本当にすいません、 この場を借りて、お詫びします。