え~、前々回、前回と、2回に渡り、カツ丼小僧さんの座右の銘である、
「天は自ら助くる者を助く」と、「貧すれば鈍する」についてのお話を
お伺いしました。
それで、今回は、まだ、その他にも、カツ丼さんの好きな言葉、
信奉している言葉などがございましたら、幾らかでも、あげてください。
そうですね、………え~~と、今、思い浮かぶ所では、
「ピンチはチャンス !」、ですかね、………
この言葉は、「マニフェスト」という言葉の発案者でもあり、
現・早稲田大学教授の北川正恭さんという方が、しきりにテレビで言っておられたので、
よく耳に焼き付いているんですが、僕も、人生の中で、どうしようもなく、
辛い事に追い込まれて、自殺したい気分に襲われる時もあるんですが、
この「ピンチはチャンス !」という言葉をすぐに思い起こして、
何度も頭の中で反芻し、なんとか平静を取り戻すようにしているんです。
何かね、人間、人生の急激な変化が訪れようとする時は、まず最初に、
ちょっと、ショッキングなまずい立場に立たされたりするような事が
多いような気がするんです。
でも、後で振り返ってみれば、それが、自分の人生にとっての
飛躍の出来事だった、なんて事もあると思うんですよ。
斎藤一人さんも、本の中で、一年前の悩み事なんて、
今、憶えている人なんて絶対にいませんよ、って言ってたんですよ。
悩みなんて、確かにそんな物かもしれません、
でも、その時は、やっぱり切実ですよ、先の事はどうなるのか、まったく
予測できないじゃないですか、
突発的な事態に襲われると、不安で頭の中が狂いそうになるんですよ。
この言葉は僕にとって、特効薬のようなもんです。
あと、他に何か………?
あとは、………「損して得とれ」、ですかね、
目の前に現れた小さな幸運に、即座に飛びついてはなりません、
チョコチョコとした、小さな幸運に簡単に飛びつくような安易な精神というのは、
いけません、 楽して得しようと言う、未熟な考えが感じ取れ、
恐らく、そういう人間には神は味方しないんじゃないか、というのが僕の考えです。
小さな幸運というのは、放っておいた方がいいんです。
小さな幸運に、すぐに飛びついて、運をこまごまと、使い果たしてしまうよりは、
大きく、損を溜め込んで、後で、大きく貰った方がいいでしょう。
だから、人間、我慢や辛抱も大切なんです。 安直であってはなりません。
それを実践するのは、我々凡人には、中々難しい事と思われますが、
それが、カツ丼さん流の「勝利の方程式」という訳ですね。
そうです。