フランク・キャプラ監督の「素晴らしき哉、人生!」。

皆さん、お元気ですか?
自身の素晴らしき人生を謳歌していますか?

ああ、そうですか、何よりです。

警察監視人生の、カツ丼小僧です。(笑)

 

今回の、とっても羨ましい人生映画は、

「素晴らしき哉、人生!」

(1946年)です。

 

監督は前に紹介した、「毒薬と老嬢」の、

フランク・キャプラ。

 

主演男優は、

ヒッチコック映画でもお馴染みの、

ジェームズ・スチュアート。(当時37歳)

あと、彼の奥さん役、(結婚相手)

ドナ・リード。(当時24歳)です。

 

                      困った人を見ると、助けてあげずにはいら

                      れない、住宅金融会社を経営する、

                      人情家のジョージ・ベリー。

 

ジョージは、幼馴染のメリーと結婚し、幸福な生活に入り、4人の子供にも恵まれた。

いつも、ツキに見放されていた感のある、ジョージだったが、

住宅会社の業績も着々と上がっていった矢先、自分のミスではなくして、大金を失う。

全てに絶望して、生きる気力を失くした彼は、河に飛び込んで自殺を図ろうとするが、

そこへ、二級天使が現れて、………

 

まぁ、ここから先は言いません。殆どオチになってしまいますから………。(笑)

 

 

でもねぇ、皆さん、どうですか?

僕、本当に思うんですよ、 よく、映画の中でも、

最後は、若い者同士が結婚とかして、ハッピー・エンド、めでたし、めでたし、

で終わるじゃないですか。

 

映画なら、それで終わりでもいいんでしょうけど、

でも、実際の人生というのは、そんなに甘い物じゃないですよ。

20代前半で結婚などして、実際の人生というのは、そこから始まる訳じゃないですか。

映画の中では、「結婚」という、華やかで嬉し楽しい、いい場面で終わっても、

実際には、その1年後に離婚だとかね……。(笑) 

 

人生、やっぱり、死ぬまでイバラですよ。(笑)

なんかね、映画なんかでもね、あんまり都合よく、大団円、めでたし、めでたし、

心温まる、愛のストーリー、なんていうのも、僕のようなヒネた人間では、

懐疑的で、とても、虚心坦懐に素直には観れないですよ。

 

人生、苦しい事ばかりで、その中に時折見える、

少しの安らぎのオアシスのような物が、幸福だ、と誰だか言っていましたが、

正に、その通りじゃないでしょうか?

 

それに、僕、最近、年のせいか、あちこち、色々、体中、痛みなども走り、

やや、不自由な所も、出てきていますんで、

ちょっと、年老いたらどうなるか、不安なんです。

 

人生、山あり、谷あり、ビクビクもんのボクチンです。

 

誰か、年老いた、僕の下の世話をしてくれる人、いませんか? (笑)