皆さん、こんにちは、
毎度、毎度のカツ丼小僧でございます。
今日も毎度の、大昔の映画解説です。(笑)
今回、ご紹介する映画は、
前回に引き続き、グレタ・ガルボ主演の
「ニノチカ」(1939年)です。
監督は、エルストン・ビッチ。
1939年製作ですから、
前回紹介した「グランド・ホテル」から、
7年後の作品という事になります。
グレタ・ガルボ、34歳頃の映像ですね。
彼女は、スウェーデンの、ストックホルム
出身で、初期ハリウッドのスターです。
当時、彼女は世間から、
「神聖ガルボ帝国」、「永遠の夢の王女」、
「スウェーデンの美のスフィンクス」、
等と呼ばれ、絶大な人気を誇っていたそうです。
寒い地方のスウェーデン出身のせいでしょうか?、
なんとはなしに彼女は、ちょっとクールで、冷たそうな雰囲気を持っていて、
事実、グレタ・ガルボは、笑顔を見せた事のない女優として有名だったそうです。
このロマンス・コメディー映画、「ニノチカ」は、唯一、彼女が笑顔を見せた
作品として有名で、当時、「笑ったグレタ・ガルボ」というキャッチ・コピーが
あったそうです。 まぁ、当然コメディーですからね、笑わなきゃ。(笑)
結局彼女は、生涯、全24作品に出演し、36歳で女優業を引退し、
残りの人生は、マスコミを頑なに避けて、ハリウッドの自宅で暮らし、
1951年には、アメリカの市民権を受け、1953年からはニューヨーク市に住んで、
一切、公の場には、姿を現さなかったそうです。(1990年没、享年84歳)
映画の話をしますと、この「ニノチカ」というのは、ソ連本国からフランスのパリに
送り込まれた、共産党員の女スパイ(グレタ・ガルボ)の名前です。
腐敗した西洋の思想に戦いを挑む、冷徹無比、一切笑う事もしない、
共産主義者、ニノチカ。 でも、レオンの一途な愛に、彼女は………。
いえ、コメディーと言われても、政治などが絡んでくる、ちょっと難しい話です。
興味のある方はどうぞ………。
次回は、もう一人の女優、伝説的スター、マレーネ・ディートリッヒです。
乞うご期待、(笑)