皆さん、こんにちは。
いつか素敵な美女と、グランド・ホテルで、
豪勢な生活がしてみたい、カツ丼小僧です。
今回、皆さんにご紹介したいリッチ映画は、
「グランド・ホテル」(1932年)です。
1932年とは、随分と古い映画ですね。
だからこそ、伝説の女優、グレタ・ガルボも
出演しているんですがね。(笑)
グレタ・ガルボ (写真中央)は、
1905年の生まれで、
日本で言えば、明治38年に当たります。
写真左上の女優さんも、有名な方だそうで、
名をジョーン・クロフォードと言って、
グレタ・ガルボと同じく、1905年の生まれ
なので、当時、2人とも27歳位の時です。
ホテルとは人生の縮図である。
グランド・ホテルを舞台に、境遇の異なる数名の客が織りなす人間模様。
……………だそうです。(笑)
これは、後々に「グランド・ホテル形式」と呼ばれる、
脚本政策の手法にもなったそうです。
何だか、石ノ森章太郎さんの「HOTEL」みたいですね。よく似ています。
先生も、この映画からヒントを得て描いたのでしょうか? (笑)
まぁ、ドラマは確かに生まれそうですが、一回きりの映画と違い、漫画の連載ともなると、
アイデアを毎回何度もひねり出すのは大変だったと思いますよ。
ホテルという、狭い空間の中でのドラマですからね。
ヘタをすると、マンネリになって、アイデアが枯渇し、そう長くは続きませんよ。(笑)
よく、あれだけ長い期間、連載を続けられたのか、本当に不思議です。
やはり、石ノ森章太郎先生は偉大な漫画家です。
(本人は、後年、自らを「漫画家」ではなく、「萬画家」と呼んでいましたが………。)
ところで、この映画の、人間模様を織りなす、悲喜こもごもの登場人物は、
自らの事業が危機に瀕し、他の会社との合併を企てる機業界の大立者、
昨日の人気も失せ、今にも自殺を決行せんばかりの落ちぶれた踊り子、(グレタ・ガルボ)
多大の借金を背負って、盗賊団に身を投じている男、
性的魅力のある、女速記者、(ジョーン・クロフォード)
健康を害して、自暴自棄になり、せめて、この世の名残に、
へそくり金で、この豪勢なホテルに投宿するお年寄り、
主に、この5人が、複雑に絡み合って、雰囲気のある人間ドラマを構成しています。
ちなみに、この映画は、1932年度のアカデミー賞で、作品賞を受賞しています。
では次回、もう一回、グレタ・ガルボの主演作品、行きます。(笑)