ヒッチコック様の、「サボタージュ」。

皆さん、こんにちは、こんばんは、
おはようございます。カツ丼小僧です。

今、ちょうど、明け方です。(笑)

 

今回のヒッチコックサスペンススリラーは、

「サボタージュ」(1936年)です。

 

サボタージュとは、このDVDパッケージに

書いてある事を、そのまま言えば、

「大衆や企業に、不安や警告を与えるため、

意志を持ち、建物や持ち物、機械を破壊する

行為」だそうです。

 

ただ、これは英語の場合で、

日本語の意味する、「怠業、さぼること」 

とは、随分と意味が異なりますね。

 

話の内容は、破壊工作活動(サボタージュ)

                        をする夫と、それを知らぬ妻。 

 

夫が、自分の都合で、妻の弟に時限爆弾を運ばせるが、(妻の弟は、包みの中身が

時限爆弾だとは知らない。)失敗して、弟は爆死する、妻は動揺、錯乱して、

今度は自らの手で夫を………。

 

という事ですが、同じヒッチコック作品の、「ダイヤルMを廻せ!」でもそうですが、

「完全犯罪」などという物は、そう簡単に成立する物ではありません。

実際、どんなに綿密に完璧に計画を立ててみた所で、いざ実行に移してみると、

なにか、予期せぬ、不都合、不可避な事が起きたりして、

頭の中で考えていた事と、まったく違う方向に事態が展開していく物です。

 

今回の話でも、妻の弟が、(時限爆弾の入った包みを運ぶ途中)、色々と、

寄り道さえしなければ、こんな事にはならなかったんですが、夫としては、

そういう事は、最初から頭に (計算に)入れていなかったのです。

 

僕にしても、前の日に、明日のスケジュールとか、やるべき事、やらねばならぬ事

等を考えますが、実際、明日になってみると、天候が荒れていたりだとか、

体調がそぐわなかったりだとか、来訪者が現れたりだとかで、いろいろ変わってきますよ。

 

でも、時限爆弾を抱えた子供 (妻の弟)が、寄り道して、中々目的地に

辿りつけない所なんか、本当にハラハラさせられますね。

さすが、サスペンスの巨匠です。(笑)