ヒッチコック様の、「暗殺者の家」。

皆さん、こんにちは、カツ丼小僧です。

アニメの宮崎駿さん、引退って本当ですか?

随分ともったいないような気もしますが、

 

72歳ですか、………

普通の職業でしたら、とっくに定年ですが、

そこの所はなんとも、………(笑)

 

今回のヒッチコックサスペンスは、

「暗殺者の家」(1934年)です。

 

1934年ですか、………

日本で言うと、昭和9年です。

随分と古い映画ですね。(笑)

 

以前、「三十九夜」(1935年)という、

ヒッチコック作品を紹介しましたが、

それより更に、一年昔の映画です。

 

この映画は、ヒッチコック監督、35歳の時の映画で、同じモノクロでも、

1930年代のフィルムは、1940年代のフィルムより、もっともっとあやふやで、

幻想的です。(いや、外国の映画の場合ですよ、 日本のは知りません。)

 

1940年代に入りますと、幾らか映像が鮮明になって来ます。

何か、今まで、舞台構図のお芝居でも観ていたような物に、生命が吹きこまれて、

役者の表情や動きにまで、活気が漲ってきたかのようです。

 

今回の映画、「暗殺者の家」のように、1930年代の物ですと、まだ何か、

平面的で、人形劇や紙芝居を観ているかのようでもあるんですが、

マニアの僕にとっては、そこがまた、たまらない魅力でもあるんですよ。(笑)

 

まぁ、現代の若者が、このような昔の映画を観ても、少しばかり退屈するかも

しれませんが、この時代の映画は、こんな風な物だったんだ、と、

勉強と思って観ておくのもいいんじゃないでしょうかね。

時間も75分と、そう長くはありませんしね。(笑)

 

※ちなみに、この「暗殺者の家」は、後々1956年のヒッチコック映画、

 「知りすぎていた男」の原形となる映画です。