皆さん、こんにちは、
超特急列車に乗って、素敵な恋人と、
ゆっくり、バカンスを楽しみたい、
カツ丼小僧です。(笑)
今回のヒッチコック、サスペンス映画は、
「バルカン超特急」(1938年)です。
主演女優は、マーガレット・ロックウッド、
主演男優は、マイケル・レッドグレイヴ。
マーガレット・ロックウッド、22歳頃、
マイケル・レッドグレイヴ、30歳の時の
作品です。
この映画は、バルカンの避暑地、
バンドリカ(仮想国)から、ロンドンへ
帰る列車の中でのミステリーです。
列車の中で、アイリス(マーガレット・ロックウッド)は、老婦人フロイと
同席するが、一眠りしたアイリスが起きると、ミス・フロイは忽然と姿を消していた。
アイリスは、その事を周りに問い質しますが、同じ車両に乗っていた乗客も給仕も、
誰も、そんな人は知らないと言う。 彼女は、ミス・フロイ消失の謎を追求し始めるが、
周りから数々の妨害を受ける。
ミス・フロイの消失には、実は当時の緊迫するヨーロッパ情勢を背景にした、
政治的な陰謀や意図が絡んでいたんですが、
(原作は、女流作家 エセル・リナ・ホワイトの小説、「車輪はまわる」)
まぁ、今回の場合、そういう事は、あまり深く考える事がなくて済む映画なのですが、
ミステリーは、あまり政治だとか戦争などが絡まない、何の変哲もない
日常の中にある物の方が僕は好きなんですけども、まぁ、ヒッチコックの場合は、
警察ぐらいは関わって来る方が、大掛かりで面白いでしょうね。(笑)
ただ、面白いのは、実は、ヒッチコックは、大の警察嫌いで有名でして、
嫌いな物は、「目玉焼きと警察官」と、いつも言っていたそうです。
(僕のプロフィールに書いてある、嫌いな物、「フナムシと警察官」に、
よく似ていますね。)(笑)
何故、嫌っていたのか、その理由は本によってマチマチなんですが、
一説によれば、彼が子供の頃、父親が取るに足らない、どうでもいいような理由で、
長い間、留置場にブチ込まれていたからだそうです。
まぁ、彼の映画には、殆どの作品で警察が絡んできますがね。(笑)
今回の映画、「バルカン超特急」には、警察は登場しませんけれども………。
僕のノベル、「カツ丼小僧氏の優雅な生活。」でも、
警察官は、かなりの回数登場し、読者の皆様にも、大変ご好評を頂いております。(笑)
ただ、僕が、これだけ自分の小説の中に、警察官を登場させているからといって、
読者の皆さんは、僕と警察の間柄が、実は、本当はよろしい仲なんじゃないかなどとは、
ゆめゆめ、思ってはなりませんよ。
それどころか、警察官、全員、釜茹でにした後、
串刺しにして、食っちまいたいくらいですよ。(笑) それくらいの憎しみです。(笑)